流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

櫛形ホームは永遠に。

2013-03-24 13:19:09 | Weblog

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渋谷駅の東横線ホームが地下へ潜って数日経った。

利用者はまだ混乱しているらしいが

横浜に住んでいる時代に散々利用した身としては

あのホームが無くなったのは、何とも寂しい。


よく乗っていた9000系の電車も姿を消した。

もちろん思い出がいつまでもそのまま残っているわけはないが

また一つ思い出の中のものが、無くなってしまったと

『タモリ倶楽部』を観ながら、しんみりしてしまった。


あの渋谷駅は何が良かったって、始発で終点なのが良かった。

横浜から渋谷に出るときは、終点なので安心して寝られたし

渋谷から帰る時は、絶対に座ることが出来た。

特急も発車時刻間際で混んでいれば、一つ遅らせれば良かった。


時には寝たいがために、わざと時間の掛かる各駅に乗ったりもした。

そんなことも、思い出される。

渋谷駅自体にも思い出は多く、初めて降りたときは迷ったし

地下鉄なのに地上3階にある銀座線の罠にも嵌った。


そして何より、僕は渋谷駅にあるそば屋が好きだった。

東横線の駅を降りて、左手の階段を上り

JRの改札前を素通りして再び階段を下りると左手にある。

いつ行っても混んでたあのそば屋だ。


立ち食いなんだけど、テーブル席もあるという粋な計らい。

注文からほんの30秒も掛からず出てくる素早さ。

もりそば大盛りを頼むと、僕には胃袋キャパぴったりの量で

いつも満足を与えてくれた。


まあ今となっては、その胃袋も1/3になってしまったが・・・

それはともかく、東横線の改札を出て真っ直ぐ行くと現れる

宝塚歌劇団ばりの大階段は、どうなってしまうのだろう?

ミニスカートの女性には、油断ならなかったあの大階段だ。


そういえば渋谷駅には、100円で雑誌を売るおっちゃんもいた。

もちろん最新の漫画雑誌や週刊誌が、当たり前に売られていた。

当時はよく問題にならないなと思っていたが

さすがにもういないだろう。


僕の思い出の中には必ずかなりの存在感で登場する東横線。

その重要な部分に間違いなく東横線の渋谷駅があった。

あの櫛形ホームが観られなくなるかと思うと

やはり寂しさはあるね。


楽しい思いを抱えて乗ったこともあり

嫌な思いを抱えて乗ったこともあったけど

好きだったな、東横線。

なんて東横線が無くなった訳じゃないけど。


あの東横線渋谷駅に特別な想いを持ってる人は多い。

僕もその一人だね。

今は有り難うと言いたい。


















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