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渋谷駅の東横線ホームが地下へ潜って数日経った。
利用者はまだ混乱しているらしいが
横浜に住んでいる時代に散々利用した身としては
あのホームが無くなったのは、何とも寂しい。
よく乗っていた9000系の電車も姿を消した。
もちろん思い出がいつまでもそのまま残っているわけはないが
また一つ思い出の中のものが、無くなってしまったと
『タモリ倶楽部』を観ながら、しんみりしてしまった。
あの渋谷駅は何が良かったって、始発で終点なのが良かった。
横浜から渋谷に出るときは、終点なので安心して寝られたし
渋谷から帰る時は、絶対に座ることが出来た。
特急も発車時刻間際で混んでいれば、一つ遅らせれば良かった。
時には寝たいがために、わざと時間の掛かる各駅に乗ったりもした。
そんなことも、思い出される。
渋谷駅自体にも思い出は多く、初めて降りたときは迷ったし
地下鉄なのに地上3階にある銀座線の罠にも嵌った。
そして何より、僕は渋谷駅にあるそば屋が好きだった。
東横線の駅を降りて、左手の階段を上り
JRの改札前を素通りして再び階段を下りると左手にある。
いつ行っても混んでたあのそば屋だ。
立ち食いなんだけど、テーブル席もあるという粋な計らい。
注文からほんの30秒も掛からず出てくる素早さ。
もりそば大盛りを頼むと、僕には胃袋キャパぴったりの量で
いつも満足を与えてくれた。
まあ今となっては、その胃袋も1/3になってしまったが・・・
それはともかく、東横線の改札を出て真っ直ぐ行くと現れる
宝塚歌劇団ばりの大階段は、どうなってしまうのだろう?
ミニスカートの女性には、油断ならなかったあの大階段だ。
そういえば渋谷駅には、100円で雑誌を売るおっちゃんもいた。
もちろん最新の漫画雑誌や週刊誌が、当たり前に売られていた。
当時はよく問題にならないなと思っていたが
さすがにもういないだろう。
僕の思い出の中には必ずかなりの存在感で登場する東横線。
その重要な部分に間違いなく東横線の渋谷駅があった。
あの櫛形ホームが観られなくなるかと思うと
やはり寂しさはあるね。
楽しい思いを抱えて乗ったこともあり
嫌な思いを抱えて乗ったこともあったけど
好きだったな、東横線。
なんて東横線が無くなった訳じゃないけど。
あの東横線渋谷駅に特別な想いを持ってる人は多い。
僕もその一人だね。
今は有り難うと言いたい。
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