流れのままに。

いろんなことを好きに語っております。

あれから3年。

2014-03-11 15:44:58 | Weblog


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ぽちっとしてね!


今日は東日本大震災から3年目。

早いと言えば早いし、まだ3年という気もする。

原発問題は相変わらずだし、復興は遅々として進んでいない。

それにまだ行方不明のまま、帰らぬ人も・・・。


東北はまだまだ風評被害に晒されてるしね。

同じ食品が別の産地から手に入れられるなら

無理に被災地の物、特に福島の物は買おうと思わないでしょ?

日本人は殊の外、食の安全に対して意識が高いからね。


支援しようという思いは持っていても

安全が疑われる食品は好んで口にしようとしない。

それが良い悪いじゃなくて、現実はそういうことだよね。

賞味期限を一日過ぎただけで捨ててしまう人も少なくないのが日本人。


それを非難する気は無いよ。

生きる上で重要な食品について、安全確保は当然だから。

むしろ臆病なくらいで良い部分もあるのは事実。

まあ神経質すぎると思う部分も、僕は感じてるけど。


それはともかく、放射能に関するネガティブな意識は、なかなか消せないな。

見分けの付く色や臭いがあるならともかく、全くの無色無臭。

それでいて人体に及ぼす影響は甚大なんだから、タチが悪い。

一度体内に入ってしまうと、取り除く事も出来ない。


つまり放射能に対して、恐怖心を取り除く手立てがないよね。

「もしかしたら・・・」と一度思ってしまうと

その思いはずーっと心に住み続けてしまう。

じゃあ買わなきゃ良いし、行かなきゃ良いって思考になる。


自己防衛としては至極正しい。

でもそれが福島のみならず、被災地の復興を疎外してるのも事実。

誰が悪いわけでもないから、この問題は根が深い。

国や行政のカメみたいな対応の遅さとは、性質が違う。


国や行政のレスポンスが鈍いのは、日本の伝統芸だからね。

何だかんだ理由を付けては、対応を先送りしていく。

そういう能力に於いては呆れるほど長けてる。

被災者の都合なんて、さほど考えてないもの。


何より優先するのは自分たちの都合とメンツ。

被災者がいくら要請しようと、進まないものは進まない。

まず予算を付けるまでに何年も掛かる。

抗議すると「国民の税金ですから」という大義名分を振りかざしてくる。


税金を有意義に遣うには時間も掛かると言いたいらしい。

そんなことより、とりあえず動けと言いたくなるけどね。

商店や事業を再開しようにも、行政からの金銭的支援には

山のような書類と、理不尽とも言える難癖が降りかかってくる。


金利は高くても、民間で資金調達した方が、ずっと早い。

肝心なのは一日も早い立て直しだからね。

そんな現実の中で、一生懸命復興を果たそうと頑張ってる。

それが被災地の現実だな。


一方で防潮堤建設計画は早々に決まったりもしている。

これは被災者でもない僕が言うべき事じゃないだろうけど

本当に今必要なのは、防潮堤なのか?

そんな疑問がどうしても浮かんでしまう。


何兆円もの予算を遣うなら、もっと街造りに廻せばいいのにと思う。

とりあえず雇用の生まれる事業再開に、無条件で援助してやれよと。

なんか無人島にも防潮堤を作るなんて言ってるらしいけど

それを本気で言ってることに、怖ささえ感じてしまう。


何より多分防潮堤は景観を損ない、人々に恐怖心を与える。

グロテスクだろう事は、容易に想像できる。

住民が望んでいるなら、僕が文句を言う筋合いでもないんだけど

反対意見も少なくないらしい。


住民投票するべきだと思うんだけど、それで住民が対立しても困るし

何より行政側には、公共工事で得られる利益が大きいだけに

万が一反対票が上回ってしまうと、困ることになる。

多分何だかんだ理由を付けて、住民投票は回避しようとするだろうね。


被災地がいろんな利権を生んでるのも事実だしな。

きれい事じゃない部分も多いだろうね。

まだまだ完全復興には時間が掛かるね。

その中で際立ってるのは被災者の逞しさ。


人間は案外強いね。

大きな災害が起る度に思うことだけど。

それが救いだな。

亡くなられた方のご冥福を祈りつつ、復興を願いましょう。


















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