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放射能に汚染された福島産牛肉が出荷された問題は
「やっちまった！」どころの騒ぎじゃなくなってるね。
北海道の焼き肉店も仕入れたようで
「店が潰れてしまうかも・・・」なんて悲痛な思いを語っていた。
生肉で死亡者が出て以来、焼き肉業界は世間から警戒されてるからね。
何かあればとたんに客が離れていくのは、仕方がない。
焼肉店側の責任じゃないだけに、可哀想だよね。
仕入れた責任はあるにしても、被災地を応援したかったのかも知れないし。
もちろん福島・栃木辺りの牛は、取引額が激安になってるらしいから
案外コストのことを考えたのかも知れないけどね。
そうだとすればかなり高いものについてしまった事になる。
泣きたい気持ちも良く分かる。
それより大変なのは福島の食品生産者。
農家も畜産業も、もしかすると加工食品でさえ
生産地が福島ってのが分かれば敬遠されてしまうかも？
今回の牛肉問題は、それだけの爆弾を抱えてるってことだな。
しかもいつ収束するのか、見通しが立たない。
何故なら原発問題が全く解決してないから。
福島第一原発が安全宣言を出されない限り、不安感は払拭されない。
それに何年かかるのか、今のところ誰も解ってない。
そもそも放射能の人体への影響って、正確には分かってないらしい。
ガンになる確率が増えるとか、内臓疾患になりやすいとか
血液に影響が出るらしいとかってのは分かってても
それがどれくらい被爆すれば起こるのかは、誰も断言できないんだってさ。
だから政府の被爆基準値も右往左往してるわけね。
今回も「被爆した牛肉を食べても、健康被害は無いと"思われます"」
みたいな言い方をしてるでしょ？
あれはああ言うしか仕方がないんだろうな。
多分大丈夫なんだけど、断言は出来ませんみたいなことだね。
曖昧に言っておけば逃げ道はあるってところかな。
しょうがないよね、基準を示せる人が誰もいないんだから。
これは日本だけじゃなくて、世界的にそうなのよ。
そうなると一番良いのは全く被爆しない(自然被爆は避けられません)ことだし
安全なのは被爆地のものを食べないことだし、被爆地に行かないことになる。
『君子危うきに近寄らず』ってことだな。
これは福島及び隣接県にとっては、本当に死活問題になる。
既に悲観した酪農家なんかが自殺したりもしてるけど
今後も出る可能性は低くない。
潜在的予備軍はかなりいると考えた方が良いね。
全くリーダーシップのない首相を抱えた政府は、どうするつもりなのか・・・。
まあ原発がどうにかならなきゃ、どうしようもないんだろうけど。
でもそれじゃ国民は納得しないし、政府の意味がない。
困ったもんだね。
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