ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

2016 日本女子オープン選手権 畑岡奈紗 17歳 (アマ高校生3) 優勝 烏山城C.Cを制す

2016-10-10 | 危うい日本のゴルフの世界

烏山城の18番は、クリークをのぞく、むつかしいのぼりのホールだ。

145残した2打目は、バーデイを必要とした。勝つためには、トップを走っていた堀琴音に追いつくには、バーデイしかないと精神を集中させ、ピンの上4メートにつけた。早い下りを読み切り、バーデイ、スター誕生のワンスとロークである。

アマは、失うものはない、と言われるが、アメリカツアーを視野に入れたゴルフは、貪欲出なければ、先は見えない。女子の世界も、海外の選手がトップを譲らない中、女子ゴルフ界にも、かげりが」見え始めた矢先のビッグニュースだ。マスコミが、欲っしていた目新しいプレヤーが突然、出現したので、それ!ばかりに、表紙や新聞一面、NHKまで筆頭にビッグニュースとして取りあげた。あさましい限りだ。しかし、LPGAは、飛びあがって、喜んだか、どうか、わからないが、ニュースターを探し求めた。なぜならば、世界に伍する選手が、いない空虚感を感じ取っていたからだ。宮里藍や美香やさくらまで、海外に出て、LPGAの人気は、総勢の力でさせるしか方法がなかったからだ。会長の小林浩美は、粉骨砕身、声を上げて、LPGAを喧伝したのは、未来を見据えたポスチャーであった。もちろん、樋口久子の指導が深いから、ここまで、持ちこたえたといってもいい。海外においても、さくら,藍、美香などの振るわない成績、野村だけが、何とかスターダムにしがみついている格好だ。すでに、リデイアコやアリヤジュタンガルなどと互角に戦えるとは、思えないからだ。

この畑岡が、日本女子オープンを制したビッグニュースは、15歳でチャンプに飛びあがった石川遼のデビューと重なる。当時,JGTO日本プロも、衰退の道が見えるだけで、前途危うしの声が日本に充満しつつあるときだった。その厄介な時節に、突然、スター誕生が起きたのだから、ゴルフ界は沸いた。人気が復活し始めた。マスコミ、スポンサーこぞって、遼を歓迎し、すべて、遼がいないとイベントにならないほど、騒ぎ天地をひっくり返したのは、諸氏も記憶にあろう。

その人気を盾にして、遼のことも熟慮せずに、人気を回復の原動力として利用してきた。もちろん、遼の側も引っ張りだこで、お金もふんだんに集まり、潤沢になっていったことは、言をまつまい。記者は、この5年の歳月が、遼には、もったいない時期として記憶しておくべきだ。15歳で勝ち、その3年でアメリカに渡っていたら、と考えると残念な日々である。ゴルフ界のひな壇に押し上げられた少年はいつしか、青年になり、基本的体の鍛造を正確なデータ不足で、一年以上を棒に振ったのは,事実だ。でも、まだ、好青年の遼には、原点に戻るだけの時間を持っているのが、未来の扉を開くエネルギーになる。

さて、畑岡の戻る。女子の場合は、時間が限定されるだけに、30歳までに、トップレベルのゴルフをこなし、メジャーまで獲得しなければならない。

畑尾がトップになるためには、リデイアコやアリヤなどのゴルフを勉強し、引き出しを多くする必要にかられる。もちろん、ヘンダーソンやインビー朴などの

ゴルフも会得する必要もある。チュンインジーに負けない体感のあるゴルフに徹するのが、当然の目標になる。

記者は、久々に出た卓越した女子ゴルファーとは、言わない。生ぬるい隙間から湧き出した蒸気だと思っているからだ。勝敗で、うれしい、悔しいだけでは

永い帳場は乗り切れない。17歳だ。最低、10年は、戦える。ゴルフを始めて年、頂点を仰いで、プロ宣言だ。LPGAは、少しでも、和製スラッガーのプレーを見るために集うギャラリーが目算としてはあるだろう。しかし、オリンピックを2020年、を控える。大きな解釈で、鎖につなげず、送り出してはどうか。

上記の選手たちと、競う日が近いことを期待せずには、この原稿はすすまない。

 

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アジア太平洋アマチュア選手権  カーテイスラック、優勝  ジャックニクラス G.C、Inchon,Korea

2016-10-10 | 危うい日本のゴルフの世界

アジア太平洋アマチュア選手権  世界への登竜門  160ケ国で放送される。

                                                    

オーストラリアのカーテイスラックが逆転優勝、すでに今年の全米アマを獲得しているので、マスターズ、全英オープンなどの招待を受持している。日本勢は、遠く及ばず、松山を継承する選手の登場は、難問題である。

 

オーストラリアのゴルフアーのレベルがアメリカ以上に熱を帯びて世界に名乗りを上げている。それには、グレッグノーマン以来、アダムスコット、ジェイソンデイなどのメジャーの獲得者の影響が大きい。日本が、本来の目覚ましいゴルファーを育成するとすれば、英樹や遼が、メジャーに勝利しなければ、目的の好機は訪れないだろう。底辺のゴルフを総合的に理解すると、松山英樹がアジアアマを制した時に、日本の間髪を入れず、次の選手を産出する決定的準備を怠るべきでなかったのである。英樹がUSツアーで2勝したものの、納得がいかないゴルフに本人が吐露している。メジャーに近いといっても、まだ、引き出しの中身が不足している現状である。ジェイソンデイが活躍する傍らで、それに続く選手が、水面下では、激しく競いあっていたからこそ、このたびの全米アマやアジア太平洋アマを制し、大ジャンプできる機会を逃さなかったルークカーテイスのような選手を表面に湧現させ得たのであろう。日本は、非常に、教育に遅れているといわれて久しい。大学のゴルフが、インバウンドでは、光っていても、日本社会が問題視していない。大学ゴルファーで、名前を挙げてみろ、と言われても、記者ですら、女子中や高校生の名前は、畑岡などいえるように、マスコミも全然、報道する対象物を編み出せない。南極の寒さより、大学生などのアマゴルファーは、寒いのである。では、どうすれば、根本的に、JGAが行っているトップアマのナショナルチーム自体が、どこまで教育して、誰が教えているのか、誰が英語など教養を教えているのか、誰が、食卓のマナーや相手との会話、もしくは、優勝した時の挨拶の言葉、などなど、基礎的要因の大切さを無駄にしていないか、人間性の包容力や考え方など大切な道徳の教育なくしては、頂上は、望めない。英樹でも、批判するわけではないが、英語のインタビューを通訳なしで、少しで理解できれば、メジャーにますます、近くなるだろう。韓国の選手は、ほとんどが、英語でインタビューをこなす。変な慈善ぶっている通訳より、片言の英語のほうが、外国記者連も歓迎するのは、間違いない。つまり、学生時代から、英語で理解しあう、機会を多く持って、」積極的にその村に溶けこむ同化力を備えてもらいたいのだ。日本食でないと、力が出ない、などと言っているようじゃ、同化しているとは、言えない。

では、今の学生ゴルファーは、ダメなのか、というのは、早計である。まだまだ、大いに、世界的飛躍のチャンスはある。しかし、25歳から30歳までに、世界的レベルに達しないと、実現がきびしい。ゴルフが、ますます、若くなっているのである。世界的レベルの中心が、ライダーカップ見ても、わかるように20歳から25歳を核に動いている。すさまじい年齢の下がり方だ。タイガーを見て育った若者が、今中心になりつつある。タイガーが引退をほのめかしても、おかしくない。マクロイなどは、体をアスリートにして、350ヤードは、いつでも出せる肺活量を手に入れた。メデイアの批判も、あっさり、フェデクスカップ優勝で,一蹴した。まさにオリンピック重量挙げの選手のような鋼の筋肉を作って見せた。

学生ゴルファーは、努力研鑽しなくてはならない。体をまず、鍛えることだ。勉強も、もちろん、英語も堪能にこなして、人間性も豊潤にすべきだ。お金がかかるのが、問題? ゴルフ場で、手助けをして、午後から、練習できるチャンスを選べ、土、日ならできるのでは、週日は、大学にも顔をだせ。勉強もおおいに頑張り、ターゲットを目標にまい進せよ。中学生、高校生は、勉強と体力づくりを念頭に、ゴルフを学ぶべし。親は、甘やかすことなく、中島常幸プロの尊父、巌さんのように、厳格であってもらいたい。常幸プロのスクールリングで学び育った畑岡が、日本女子オープンを勝利したのは、かるような気がする。

   

背丈は、160と大きくはないが、女子だから、USツアーでも、結構いけると記者は、希望的観測を述べておく。チョンインジーが立て続けに、メジャーを獲得した裏には、170をかるく超える身長には、肺活量のスケールがかなりおおきいから余裕があったのだと思う。人間的にも、情緒豊かで抱擁力抜群で、

エビアン選手権の優勝した時、アメリカツアーの選手たちが、祝福に飛んできたことでも想像がつく。だから、畑岡がアメリカに入るときは、同化する勝負強さを身に着けて、国際派の選手に育ってもらいたい。2020年は、畑岡は21歳である。代表として目的を遂げてはどうか。USツアーの宮里 藍、さくら、の時代は、残念ながら、終焉。野村敏京の時代に入った。女子の変遷は、早い。スターの入れ替わりが、早い。オチョアは、その点を早く理解した。今は、ヤニーツエンからインビー朴。インビーからリデイアコの時代へ、そこにアリヤジュタルガルン、チョンインジーあたりがのぞく展開、明日を予想するのは、むつかしい女子の世界だ。日本女子プロのフィールドも、プロ時代からアマチュア時代へ、代わり始めた。アマチュアが、プロになると同時に、トップの座を臨むのである。韓国から、新人が来れば、すぐに、トップに出るのは、珍しくない。その予備軍が、驚くほど、おおい。

                                                 

R&A,USGA,Mastersが、団結をして、世界にトップアマの奨励を刻み、舞台に招待している。つまり、入山の門を大きく開いたのだ。英樹もその一人、遼は、実力で門をたたいた一人である。日本で、遼の活躍を期待しないものは、いない。遼は、28歳までに、跳躍すると、記者は断言した。その間違いは、絶対にないと、再び、断言する。遼は、強靭な肉体を作り始めた。マッスルは、マクロイに劣るとは思えない。300ヤードを、楽に超えるようなショットを身につけないと、今後のゴルフは、遠い。残念ながら、日本の環境は、ゴルフはマイナ-である。JGTOもJPGAも会長が選手をやっている組織で、何を評論していいのか、記者は分別がつかない。選手会長、マネージングプレヤーなら、わかりやすいのだが。俺が出なければ、スポンサーがいい顔しないと思っているのであれば、大変な思い違いをしている。逆にスポンサー離れが、始まったことを知るべきだ。スポンサーは、組織を担いでいるであり、個人を応援しているわけじゃない。海外にそのような例があるのか。それを知りたい。

    

INCHEON, South Korea (AP) Curtis Luck overcame a seven-stroke deficit to win the Asia-Pacific Amateur on Sunday and earn a Masters invitation that the Australian didn't need.

Already in the Masters with his U.S. Amateur victory, Luck made a 15-foot birdie putt on the par-5 18th for a 5-under 67 and a one-stroke victory over countryman Brett Coletta.

Luck finished at 12-under 276 at Jack Nicklaus Golf Club. He also earned a spot in the British Amateur and he and Coletta got positions in the British Open qualifying series.

Coletta, the third-round leader, had a chance to force a playoff on 18, but missed a 14-foot birdie try. He had two double bogeys in a 75.

New Zealand's Luke Toomey was third at 9 under after a 66.

Australia's Cameron Davis, a stroke ahead of Luck and Coletta with four holes to play, closed bogey-bogey-birdie-triple bogey for a 77 that left him fourth at 7 under.(FR.GOLF Fox)

       

                  

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