トーマス、優勝
ジャスチントーマスが、とうとうやってくれたツアー史上、253ストローク、27アンダー、トミーアーマー三世が記録した254スとロークを一打更新したのだ。初日、59というビッグスコアを出して、カパルアに続き驚くべきプレーを見せつけた。しかし、ビッグスコアが出ると、往々にして、崩れるのが普通だが、トーマスは違った、そのまま、突き進んだ。今まで、スピースより、力があり、上だと評されても、大活躍はできなかった。でも、な荷が、きっかけになったのだろう。ジョーダンができるなら、俺にもできると、思考が変わったのかもしれない。記者は思う。これで、英樹、トーマス、マクロイ、スピース、同年齢がマスターズのジャケットを狙って、一線だということ。飛んで曲がらない、トーマスが一歩、先に出たか。でも、英樹には、ローアマのタイトルは伊達ではない。オーガスタは、英樹に向いているコースと考えるからだ。英樹のチャンスは、アメリカの記者連も認めている。トーマスの二連続優勝の今年は、アメリカに大スター誕生の息吹さえ感じさせる出来事である。強い時代のタイガーに迫れるかどうか、これからの彼のゴルフがいやがうえにも、世界から注目されるだろう。ゆえに、英樹には、想像以上の勝利のチャンスがある。記者は、英樹に、掛け目なく、50%の比重をのせる。2017年は、足踏みしてはならないのだ。
この屈託のない青年の闘志は、どこから湧き出るのだろう。トマースのドライブの強さは、まず、曲がらないストレートヒッターである。この点では、マクロイとごかくだろう。アイアンの性能も、ソニーでは、かなり正確に運んだ。英樹に劣るとも思えない。しかし、連続勝利したから、次もいいとは、限らない。ゴルフは、波をどう乗り越えるか、の勝負になる。かパルアも、初日、英樹が17番でダブルをたたかなければ、英樹が優勝していたと思う。一線に並ぶ選手は、一打のミスが、ゴルフを狂わせる。そこが、ゴルフのむつかしさでありだいご味なのだ。すごい自信をつけたトーマス、行く手を遮るものは、ないもない。英樹には、強烈なライバルが現れた。