現地速報/gtw/tjk/21/07
16;45 体感温度。10度
ローヤルバークデールは、ほんの少し上空に風が舞い、しかも、小雨がからむと急激にむつかしくなる。
2日目のゴルフが、運命を決める?英樹出陣!!!
photo;George Muranishi/WGPCA/thegolftimes/world
順調に行っていた筈のボールマネジメントも一瞬で壊れてしまうのだから、恐ろしい。谷原や宮里はそのるつぼにはまって、身動きが窮屈になったようだ。自分の思惑とは別に、12オーバーは、カットラインの4オーバーにはるかに届かない。フィールドは、まったく国内とは違う。池田もそうだ。真面目に、真剣にやっていても、ご褒美は、もらえない。まるで、ゴルフを初心者によくある気負いとテンションが、いつまで、たっても英国では、取り外せないほど、余裕がないなのだ。挑戦すること数度の経験も十分に溶解されないまま、ホール数がうそのようにすすでいく。数度の経験では、不足だよとフィールドは自由にさせてくれない。自然と神様にもて遊ばされる自分に嫌気がさすほど、ゴルフの腕の未熟を知らされる。
そういう中で、英樹は、2日目、3時すぎにテイ―オフをする。記者が、前章のオープンでも、ローヤルバークデールは、松山以外に予選突破はむつかしのでは、と嘯いたが、真実となった今、全英がいかに、慣れと技術と忍耐が求めれるか、いたいほど、身に染みるのである。
日本では、朝日が、青木、戸張、丸山など、放送と解説に挑んでいるが、残念に思うには、60万の読者の中から、厳しい声が届いて、胸がいたむ。日本人選手だけを放映して、トップを走っている選手たちのニュースが足りないというのだ。青木が丸山をかわいがるのは、喜ばしいことだが、厳粛なスポーツ放送を、マルちゃん、どう? 丸も調子専門だから、よいしょ!して、テレビを団らん、私物化してるという批判だ。もうすこし、レベルの高いトーンは、流れないのか❓と怒りの声が聞こえるのは、記者の論評をまつ暇はあるまい。report;tj.koga/correspondent/overseas
1998 年、このローヤルバークデールの決勝は、マークオメーラと和製 ブライアンワッツとのプレーオフであった。惜しくも、和製ワッツが、敗れたが、日本のレベルの高さを示した大会でもある。そのマークが、涙ながら、最後の全英を去る。記者とは、優勝の18年前、セントジョージズでオメーラと;ペインシュツアートとビリヤードをした仲でもある。いい思い出だ。
雨の中、最後の舞台に去りゆくチャンピオンである。ギャラリーの声は、18番を震わせる。
さようなら、マーク。よく頑張ったじゃないか!!!