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石川遼とUSツアー 76  進撃 12 修羅場と高揚 19

2014-02-24 | 日記

皇帝の余韻

スポーツの尊厳

WGC-Accenture Match Play   ジェイソンデイ  初王者となるか!

皇帝をもう一度、観たいと願っていた。ロマノフ朝の最後の舞踏会にも似た皇帝の舞いだ。それは、2006年に燦然と輝いたフィギャ―でどこまでも攻めていく男のロマンを遺憾なく氷上に刻むプロシエンコの姿である。

残念ながら、ひとり舞台では、かなわなかったが、団体でロシアに勝ちをもたらした英雄である。それは、男性的力強さと決してくじけない魂の発露が、わずかの時空の中で、観衆を虜にしてしまう魔法だ。記者は、ゴルフ専門で、フィギャ―のことは、素人で論評は、控えたいが、ゴルフのタイガーを10年間追って、どうしても、見なければと執心を起こさせる魔法にそっくりである。金メダルの羽生が、あこがれていた第一者である。

そのプロシエンコが、Twitterで、いみじくも、こういった。{ 真央、君は、最高のファイターである。自分は、君を尊敬している}と。そのTwitterを知ったときに、真央のパーフォーマンスに瞼の裏が,焼けつくほど、涙した自分が、皇帝の言葉に、いやされ、ソチのオリンピックに最敬礼をした。改めて、皇帝に、感謝の気持ちを伝えたい。

スポーツの真髄は、背中に背負う国旗や国の威厳などを超越する。国は、メダルで一喜一憂しているにしても、そのメダルに向かって、人間の尊厳を賭けての闘いが存在することによって、人間の歴史を証明しようとしているのである。したがって、スポーツは、不滅なのだ。

記者は、華やか桜より、凍てつく寒さを乗り越え、霜枯れた木々に、夢を開く梅の花が好きだ。冬、来たりなば、春、遠からじ、冬が、秋に還ることはない、のご金言、まさに、スポーツの真髄を自分の領域にいれるには、傍から、観ていては、想像もつかに死ぬほどの試練であろう。オリンピックは、人間と自然の賛歌である。だから、慎重に,丁寧に事を進めなければならない。まずは、日本人が行うべきは、東日本大震災の復興への意欲と決心を忘れないとだ。その自信が、そう遠くない東京オリンピックを成功さえる原動力となるのは、間違いない。

今、WGC-Accenture Match Play 選手権、たけなわである。誰が、誰が優勝しても初の制覇となる。逆転、逆転で、飛ばし屋、ウッドランドを4ダウンから、英樹を17番で追いつき、18番でうっちゃり、優勝候補のメイハンさえ、逆転した全米オープンの覇者、G-Machは、こともあろうに、フランスの新鋭、 Bubbaをあっさり、片づけた、未知数の
ヴィクトールデビュソンに18番で破れた。リッキーファーラーは、巧者、ジムフューリックの勝ち、若獅子、スピースに、エルスは、隙を与えず、前進、ジェイソンデイは、ルイスウーストフイゼンを難なく撃破した。それにしても、フランスに頼もしい、全天候型、ステデイなゴルファー、V.デビュソンが彗星のごとく、フィールドに現れた。結果は、きょうにも、決勝へ臨む選手が、残る。メジャーに一番近い男、ジェイソンデイの進撃は、優勝へ走るか。

英樹と遼は、ホンダクラッシクに参戦、パームビ―チで、眼の色を変えて戦う。遼には、試練が待ち受けて厳しいが、マスターズへ最後のチャンスと心得、慎重にしかも、果敢に攻めて、実力を発揮してもらいたい。

さあー、仕事をしよう。

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