ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

太平洋クラブ倒産事件 47 民事再生法と会社更生法

2012-10-03 | 危うい日本のゴルフの世界

10月3日、民事20部 議決権賛否の発表

債権者集会室に、100人に至る債権者が集結、会社側、片山英二弁護士チームが、もう一度、議決権行使の延長を、是正案を提示、願い出るも、すでに、10500人中、反対6856票
賛成、3644票、圧倒的否決で、裁判長は、厳しく叱咤し、この民事再生計画案の申請を却下した。

感動の拍手は、場内を揺り動かすほど、鳴りやまなかった。会員勝利の瞬間だ。

歴史的に経営者側の虚偽と欺瞞の原案は、吹っ飛んだ瞬間だ。

この日に、民事8部から管財人が、会社更生法適応申請で、太平洋倶楽部本社に飛び込んだ。保全命令である。10月3日、まさに社会の眼が、この事件に吸い寄せられた瞬間でもある。

これによって事実上、現会社の机は廃棄され、役員は、会社に居座る不都合は許されない。

画期的な革命の嵐は、そう簡単には、治まらない。会員主義に底辺を置く新経営集団ができる好機を、会員は手にしたことになる。

原案否定によって、スポンサーのアコーデイアは、契約を解除、太平洋事件から、手を引いたことになる。

これからのニュースを、会員は解読して、団結の絆を強くして行く意思が求められる。

要注意である。

被害者の会、6800人に真摯に報告して、団結の基礎を構築しなければならない。

旧会社原案に、肩入れしてきた会員も、遅くならないうちに、会員組織に属して、クラブの発展に寄与してもらいたい。批評批判を重複させても、答はでない。もう、遅いのである。

まずは、従業員スタッフが安堵するような仕組みを管財人とともに、研鑚していく。管財人でも、資質に問題がある場合いは、民事8部に管財人更迭の上申できるのも、常識の範疇に入れてほしい。正義正論を公平に、平等に、理解出来る会員のための、管財人であることを祈るばかりである。

 

 

2012 年10 月3 日
各 位
会社名 株式会社アコーディア・ゴルフ
代表者名 代表取締役社長 鎌 田  介
(コード番号:2131 東証1 部)
問合せ先 常務執行役員 道 田 基 生
電話 (03) 6688-1500 (代表)


株式会社太平洋クラブとのスポンサー契約の終了に関するお知らせ


当社は、株式会社太平洋クラブ(以下、「太平洋クラブ」といいます。)およびその子会社7 社との
間で、同社およびその子会社7 社が営むゴルフ場事業および関連事業の再生を支援するスポンサー契
約を締結しておりましたが、終了いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.契約終了の理由
2012 年1 月23 日に開示いたしました、「株式会社太平洋クラブとのスポンサー契約の締結に関する
お知らせ」に関して、2012 年10 月3 日付にて株式会社太平洋クラブおよびその子会社5 社の再生手続
廃止の決定が東京地方裁判所より発令されたことにより、終了したものです。
2.その他
本日現在、当社のゴルフ場の運営コース数は、保有132 コース、契約4 コース、計136 コースであ
り、上記契約の終了に伴いスポンサー契約17 コースが減少いたしました。
なお、今期業績に与える影響は軽微なものと見込んでおります。
以 上
【本件に関するお問合せ先】(平日9:00~17:00)
株式会社アコーディア・ゴルフ IR 部 野瀬
電話 :03-6688-1500(音声ダイヤル)
E-mail:ir@accordiagolf.com

www.thegolftimes.jp

 

全国消費者国民運動連絡協議会

全国オンブズマン連絡会議

国際ゴルフ記者クラブ協会

全国ゴルフ会員の権利を守る弁護士団シンポジューム

太平洋クラブ被害者の会

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太平洋クラブ倒産事件 46 理想と現実

2012-10-01 | 危うい日本のゴルフの世界

 

太平洋クラブ倒産事件 46 理想と現実

歴史的勝利を忘れないでください!!!

さあー、次のステップへ。さらなる団結を!!!

これは、革命である。日本社会への警鐘である。

太平洋クラブ会員の皆様

決定的勝利をお祝い申しあげます。長い過去のゴルフ場破綻事件において、これほど、会員が団結をして、傀儡経営会社に抵抗して現民事再生計画案を否決打破して、大手のゴルフ場経営を粉砕した例はありません。自分たちを誇りにしてください。自分を褒めてあげてください。

過去において、日東興業、ゴルフ振興、日本ゴルフ振興、大洋緑化、東京湾観光、緑営開発、STT開発、宮崎シーガイア、フェニックス観光、などなど、グループ企業で、会員団結で、会員による法的処理申請が、勝利した経験がない。ゴルフ場20コースに至る歴史的クラブ、太平洋クラブは、なぜ、敗北したか、すでに倒産事件報で知ることができる。

民亊再生というのは、再生型倒産であり、倒産には変わりないのである。太平洋の場合の決定的要因は、親会社が健在で、その責務を果たさず、子会社だけを倒産させる反国家的仕法に起因しているのである。もう一つは、会員を軽んじて、スポンサーに、パブリック化経営を推進してきたゴールドマンサックス系、アコーデイアをスポンサーに選んだことによる弊害である。この2点は,何を意味するか。太平洋クラブ会員の自由と会員権の市場価値の喪失であり、太平洋クラブを愛してきた会員のメリットが失われるのは必定である。太平洋クラブは、歪曲して会員を不信と疑義のブラックホールに陥れたために、目標が自然消滅したのだ。世の中を甘く見過ぎた、旧経営者たちは、完全に狂っていたのだ。ゴルフプレーさえ、出来れば、文句はあるまいと、片隅で考えていたから、時代の変化をよめず、片山英二弁護士グループに頼る法的処理となってしまったのである。先が、読めなかった片山一派は、この事件の後遺症がいかに、これから、彼らの弁護士としての資質と活動に、制裁を受けるか計り知れない重荷となるだろう。法的処理は、スポーツではない。

勝者と敗者が、握手をして、健闘を称えあうのではない。強力で陰湿な怨念が残る恐ろしい結果なのだ。

さあー。勝利者は、2万の会員だ。会社更生法は、完全に現経営会社の机を放りだす。新太平洋クラブの誕生の雄叫びを上げるのだ。理想は、会員主義の経営である。会社更生には、更生原資が第一の関門である。その更生原資をどこに求めるか、これは、現実である。

会員から、数百億円の寄付や徴収は、現在の経済的環境から無理と判断せざるを得ない。あと、残るは、スポンサーによる再生原資の調達である。スポンサーとて、慈善事業を好き好んで、名乗りを上げるところは、あるまい。これは、現実である。

つまり、理想は、会員経営委員会の創立で、会員の内情を理解し、損失を出さないために、財務委員会を設置し、協力と調和のあるクラブ創りである。自分は、記者であり、原始会員として、株主会員にして、全員が責任を負えるようなクラブにしたい。自分は、英国とスコットランドのゴルフ場の会員であるが、年度決算で、赤字の場合は、会員全体で不足分を割って、補填する。倒産は、ないわけだ。ただし、会員の経営に対する注文は、経営委員会に報告され、徹底的に正当化されていく。真実の会員のクラブ組織だ。

現実は、年会費を求める可能性も否定できない。しかし、理想は、年会費がないのが、クラブの特徴であるから、ない方が良い。

理想と現実の狭間の息吹が、これから、会員の自由と権利を守る自分たちのクラブ誕生に影響してくる重大な時を迎えたと言える。

勝利宣言とともに、2万人の会員に呼びかける。

団結を、なお一層、強力にして、少しの犠牲を払ってでも、大願成就、世界最高の名誉と威厳のある倶楽部創りをしようではないか。

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太平洋クラブ被害者の会

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