ゴルフタイムスの世界   Eagle Eye

ゴルフタイムス編集の古賀のイーグルアイは、焦点を外さないのが自慢です。面白くて、実践的で参考になる記事を提供したい。

國際事情と日本国家の在り方、  もっと深く中国を研究せよ!!

2017-08-24 | 日本の未来

「中国ガン・台湾人医師の処方箋」(林 建良著)

古賀 剛大 様

 

中国の本質を知る最高の解剖学とその処方箋が本書に掲載されています。

皆様にその全貌をこれからご紹介していきます。(茂木)

 

その6

 

【中国ガン】中国を分裂させ無害化するため五つの処方箋

 

中国ではもちろん「分割論」はタブーになっている。そのため、中国人からの反応はうかがえない。表面だけみれば、大一統思想が根強く支持されている。しかし、中華連邦論なら昔からある。それも一種の分割論と考えればよいのかもしれない。その素地があるのだから、火をつければ一気に燃え広がる可能性はある。

中国の分割は、中国ガンを無害化する唯一の方法だ。そこで中国を分割させるためには、まず国際社会からの民主化や自由化の圧力が必要になる。中国に圧力をかければ逆効果になるという主張をよく耳にするが、これは外務官僚の事なかれ主義の口実に過ぎない。中国への圧力は効果があるからこそ、中国が強く反発するのだ。

今の中国では、さすがに天安門事件当時のような経済制裁は実施できないが、人権に絞るのであれば、やり方はいくらでもある。
 
中国を分裂させ、無害化するため五つの処方箋とは以下の通りである
 
(1)中国の民主化を求める。
(2)中国の言論自由化を求める。
(3)「中国人権法」を制定する
(4)中国の環境問題の解決を求める。
(5)「日本版台湾関係法」を制定する
 
(1)~(4)はすべて民主、自由、人権、環境に関わる問題であり、日本人は左派・右派を問わず、基本的には誰も反対はできないだろう。中国に民主化を求めるということは、中国の現体制の崩壊を求めるということなのだ。
 
(1) まず日本は中国の民主化状況を監視しなければならない。アメリカなみに中国民主化の監視機構・促進機構を国が設置し、あるいは白書を定期的に発行するなど、国内外に中国の民主化の度合いに関する報告を発表するのだ。このようなモラル面での政策は、日本の国際的な地位を高めるだけでなく、中国の民主運動にも非常に大きな激励を与えるものとなる。

米国の議会は何回にもわたって中国の民主化のための法案を通過させている
日本の国会も中国の民主化運動家を擁護するための法律を作るべきだ。
それから日本版のVOA(アメリカの声)、つまりVOJ(日本の声)を作らなくてはならない。VOAは、今やラジオ放送だけでなくインターネットを通じても報道を行なっている。だから同様にVOJも中国語を使用して民主化を促していけばいい。
このようにして中国のNKリンパ球を元気づけることが重要だ。
 

(2)中国に言論の自由を求めるため、日本は相互主義に基づき、中国政府に取材の自由、報道の自由を保証するよう強く求めることが重要だ。
そして日本国内でも法令を作り、日本で中国政府の言論統制を受けた不正な報道を行なう中国人記者を追放するのだ。

さらに日本のマスコミの中国報道が事実・真実に基づくものであるかをチェックする「オンブズマン機構」を作る。そして中国で言論の自由が尊重されているかどうかも監視する。
 
(3)中国に人権の尊重を強く求めるための一番簡単な方法は「中国人権法」を制定することだ。

これには他国への内政干渉ではないかとの声も出そうだが、すでに日本はアメリカのマネをして、二〇〇六年六月に「北朝鮮人権法」を作っているのだ。
それは以下の目的で制定された。

「・・・・拉致問題の解決をはじめとする北朝鮮当局による人権侵害問題への対処が国際社会を挙げて取り組むべき課題であることにかんがみ、北朝鮮当局による人権侵害問題に関する国民の認識を深めるとともに、国際社会と連携しつつ北朝鮮当局による人権侵害問題の実態を解明し、及びその抑止を図ること」

日本はアメリカが作れば安心してあとにつづくのだが、いつまでもそのようなことをやっていたら、日本の明日はない。ここはブラックジャック的手法で、世界に先んじて「中国人権法」を制定すべきだ。

それは簡単な話で、北朝鮮人権法と同じようなものを制定するだけのことだ。たとえば中国で民主への迫害があれば、アメリカのように年間二千万ドルの予算をつけ、中国国内の人権団体を応援するなど、罰則を設ければいいのだ。これだけでも人権運動に対しては相当の励ましになるだろう。

 北朝鮮は小国だから、あるいはアメリカもそうしているから人権法を作って対抗できるが、中国の場合は別だというなら、日本の武士道はどこへ行ってしまったのかということになるだろう。
 
(4)環境問題で中国を攻めるには、環境税法を作り、中国の環境を守るとの精神で、日本企業の中国での工場などによる汚染の度合いなど調査し、課税をする。
そして中国企業に対しても、もし日本に輸出する製品の製造過程で汚染をもたらしているなら、そこからも環境税を徴収する。それは中国人の環境保護運動の支援になり、中国人のためにもなる。
 
(5)台湾は日本の生命線である。しかし、現状では、日本は台湾との政府間の連携はできない。それは日本の安全保障上、大きなマイナスである。台湾と政府関係と持たなくても、アメリカのように「台湾関係法」を制定できるなら、かなりの前進となるだろう。

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Billy Payne ( 11 years sevice ) to Fred Ridely(successor, new Chairman

2017-08-24 | 危うい日本のゴルフの世界

マスターズを第2黄金時代を築いた立役者、ビリーペインが継承者、競技関係貢献度が高い、フレッドライドリーを後継者とした。ビリーは、Media の人たちは、よくご存じで,フーテイジョンソン前会長の時は、Media を総括し、確固たる地位を築いた優れた人物である。マスターズが、メジャーでも特別招待者だけの大会で、お客もパトロンと呼ばれ、雰囲気も最高の舞台を作りあげてきた。ビリーは、先のアトランタオリンピックを成功させた超辣腕の統括力と決断が速い、大統領ににでもなれるほどの器量を持っている。女性解放や人種問わず、会員の招聘した事実は、英国のミュアフィールドをはじめ、特異のクラブに多大な影響を与えた。後継者のフレッドは、競技責任者として、下積みの難しい仕事をこなし、能力を買われた好人物である。

惜しいいかな、ビリーの健在の引退、11年のサービスは、長いようで、短い。今のプレスセンターの開発、プラクテススペースの大改革など、実行し、競技では、アジアンパシフィックアマチュア選手権、南米アマチュア選手権を擁立し、勝者をマスターズに招待するなど、また、子供の将来を見据えたDriver,Chip and Putter 30州からの代表の80名による子供のマスターズを展開した眼力は、ゴルフ界の発展に大いに燦然と輝く。ビリーは、後継者に最大の援助をすると約束しての引退である。記者は、7代の会長の5代に寄り添うわけだが、ビリーへの思い入れは、また、格別である。

マスターズ、永遠なれ!!!

                               マスターズ 36年間 取材記者 古賀剛大

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中国の本質を知る最高の解剖学 中国を知らずして、中国を語るな!!

2017-08-23 | 日本時事新聞社

「中国ガン・台湾人医師の処方箋」(林 建良著)

古賀 剛大 様

 

中国の本質を知る最高の解剖学とその処方箋が本書に掲載されています。

皆様にその全貌をこれからご紹介していきます。(茂木)

 

その5

 

【中国ガン】中華帝国の分割は中国人のため

 

中華帝国の分割は世界にとってはもちろんよいことだが、中国人にとってもよいことだろう。帝国を維持することは、莫大なコストがかかるだけでなく、軍事拡充の誘惑に駆られてしまう。当然それによって警戒され、敵も多くなる。だから、さらに軍事拡大路線に走らなければならない。

独裁国家であれば、危険要素がさらに多くなる。独裁体制なら行政も不透明だから、汚職の余地が生まれる。中国ほど大きい国であれば、中央から地方までの行政は何重にもなり、行政の効率が悪いだけでなく、腐敗の温床にもなっている。だから、適正な規模の国になれば、行政が行き届きやすくなるし、腐敗の要素も減るのだ。

一つの中国から複数の国々になれば、互いに牽制し合うため、帝国の要素が消えてしまい、危険性もかなり低減する。それだけでなく、複数の国として競い合うことになれば、自国民へのサービス向上につながる。これこそ胡錦濤が唱えた「和諧社会」(調和のとれた社会)になれるのだ。

面積以外に、中国とヨーロッパのもう一つの類似点は「陸続き」ということである。つまり、基本的に、いま住んでいるところが好ましくないと思えば、他の地域に移ることができる。これが良い意味での競争を生むのである。

中国の歴史を見ると、統一の時代よりも分裂の時代の方が長く、人民にとっては統一時代よりも分裂時代の方が幸福だという側面がある。国の力が弱い方が、富は国ではなく民に集中するからだ。これだけでも、分裂こそが中国を無害化する有効にして現実的な方法であることがわかるだろう。

もちろん、汚職の受益者である中国の統治者は分割どころか、民主化さえも頑なに抵抗している。しかし、民主化への抵抗は分割への抵抗でもある。民主化の行き着くところは中国の分裂であることは彼ら自身がよくわかっている。だから、あらゆる手段を使って、民主化運動を抑え込むのだ。

しかし、一握りの人間の利益のために多数の国民に犠牲を強いる今の中国の統治手法はどう見ても長続きしない。

烏坎村事件勝利の三つの要素

実は、そんな不合理な統治に穴を開けた例がある。広東省の烏坎(うかん)村である。
そのきっかけとなったのは、二〇一一年九月に起きた村の幹部による土地の不正転売に対する抗議事件だった。抗議の発起人である薛錦波氏が当局に逮捕され、すさまじい拷問の末、「心臓病発作」とされて死亡した。

薛錦波氏の死が村民をいっそう激怒させ、抗議活動を拡大させただけでなく、インターネットを通じて外国のマスコミにも支援を要請した。それが功を奏し、欧米のメディアが次々と現地に潜入して実情を詳しく報道した。この闘争は、結果として村民側の勝利に終わった。汚職幹部たちが更迭され、村民よる初の幹部選挙も二〇一二年の二月一日に行なわれ、抗議活動のリーダーが村長になった。

この烏坎村事件が中国に大きなインパクトを与え、中国の民主化に風穴を開けたと報道もされた。確かに、今まで中国で農地徴用に絡む抗議事件は数十万件にのぼるが、自治権まで勝ち取った例はなかった。しかし、これは村民たちだけの力で村の自治権を勝ち取ったというほど単純なものではない。

烏坎村事件の抗争成功は三つの要素が重なった結果と言えよう。一つ目は、インターネットを通じて映像を大量に流出させたこと。二つ目は、外国のマスコミが現地に潜入して報道したこと。三つ目は、汪洋・広東省書記がこの事件を薄煕来との権力闘争に利用したことである。

今回の事件解決の三点の要素の中では、恐らく三番目の汪洋の部分が一番重要な要因であろう。共産党青年団出身の汪洋は広東省書記になる前は重慶市書記だった。彼の後任となった太子党の薄煕来が汪洋のリベラル路線をことごとく否定し、「唱紅打黒」(革命歌を歌い、悪勢力を打倒)という保守的な共産党思想回帰路線を訴え、人気を得た。
だから烏坎村事件は、共産党路線と対極にある民主化路線で解決したという側面は否定できないが、民主化路線をこれから進めていくというよりは、薄煕来への「アテツケ」と考えた方がいいだろう。

ちなみに、その直後の二〇一二年三月に、薄煕来失脚事件が判明し国際社会を震撼させた。これもまた、団派(中国共産党青年団)と太子党(中国共産党高官の子弟)の権力闘争の一環と見てよい。

しかし、例え権力闘争の一環にせよ、民主化が権力闘争の道具になり、権力者たちが競って民主化を使うことで、結果として中国の民主化に拍車がかかるのだ。

 

60万読者へ  賢者の道を歩こう。

中国は、今、世界に存在感を最大限にアピールしながら、政治、経済を押しすすめている。中國の内面を深く抉り、これからの中国と日本の未来を考察しよう。日本から見た中国、中国から見た日本、偏見のない激論が必至である。今の中国の発展の一部は、日本がもたらした結果である事実を弁える必要がある。

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幼稚化する国会議員の正体   国益の論客を育成せよ (1)

2017-08-23 | 日本の未来

「中国ガン・台湾人医師の処方箋」(林 建良著)

古賀 剛大 様

 

中国の本質を知る最高の解剖学とその処方箋が本書に掲載されています。

皆様にその全貌をこれからご紹介していきます。(茂木)

 

その7

 

【日本よ】幼稚化社会から脱却せよ

 

幼稚化現象が氾濫する日本

中国というガン細胞に立ち向かうのは、名医「ブラックジャック」のような日本だと考えているが、日本は果たしてブラックジャックになれるだろうか。というのは、以下のようないくつかの問題をクリアしなければならないからだ。

 私は日本の「幼稚化」を強く憂えている。例えば、次のようなことがその幼稚性を象徴している。

ある政治家から頂いたカレンダーに、タレントがやっている番組に出演したときの写真をデカデカと使っていた。政治家がタレントのレベルに合わせ、迎合的な発言をする現象は日本の幼稚化を象徴している。

「先生」と呼ばれ、尊敬される職業であるはずの国会議員がお笑い芸人に混じって、くだらない討論に参加し、視聴者の関心を惹きそうな話をし、軽薄な番組に出演することが自分の業績であるかのように選挙民にアピールする。そして選挙民は「あの政治家は偉い」と錯覚する。このような馬鹿らしい連鎖には幻滅せざるを得ない。

知識があり、成熟した人間が、知識のない、幼い人間に媚びる傾向は社会のあちこちで見られる。学校の教師も親も、子供に媚びるようになっている。日本の教科書は漫画化され、写真や挿絵がたくさん使用されている。確かに子供にとっては読みやすいかもしれない。しかし学問とは、決して知識を頭に入れるだけのものではない。我慢し、苦労しながら学習するというのが学問のはずだ。

だが教育の現場は初等から高等にいくほど深刻で、大学が保育園のような状況に陥っている。

私は二年間、ある私立大学で非常勤講師として「内科学」を教えたことがある。ある日、大学から、私の担当する学科で不合格になった学生の親から抗議を受けているとの連絡があった。親が教務係に「なぜ俺の息子を不合格にしたのか」「合格できないのは教師の責任だ」「責任をとれ」と大学で暴れたそうだ。呆れるほかないが、もっと呆れたのは、大学から「何とかしてくれないか」という連絡だった。
ちなみに、私以外にこの学生を不合格にした四名の教師が大学の要請に応じて対応したようだ。

このような例は多くはないかもしれないが、日本の大学が無知識に合わせるというより、「反知識」に向かっていることをよく現している。

このような現象を目の当たりにすると、日本が国家として目指しているのは、もしかしたら「ディズニーランド化」なのかと思えてくる。ディズニーランドとは、現実の世界とはかけ離れ、ライオンとシマウマが仲良く共存するような平和な世界だ。そこは、食うか食われるかという厳しい生存競争とはまったく無縁の世界である。このような幼稚な世界を日本は夢想しているのではないかと思えてならない。

60万読者に訴える!!

国家存亡の時、国家と国民の安泰を論じる議員を育成せよ。タレント並みの議員は、必要ない。高い税金で養うことはない。決死隊の議員育成を今すぐ、国民は、本気になって、取り組め!!!

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99回 PGA選手権 Quail Hollow 老記者を泣かせた英樹の涙

2017-08-15 | 危うい日本のゴルフの世界

メジャータイトルがするりと抜けた。

99回、PGA選手権

狂わせた30センチのパット


 by Will Gray

 Hideki Matsuyama was the consensus favorite to close the deal in the PGA Championship, but putting problems ultimately derailed him.

WGCの圧倒的馬力で、完勝した英樹、ローリーマクロイ、ジョーダンスピース、現在の若獅子トップの連中が、いう。英樹は、乗ったときは、手が付けられない強さをもっていると。メジャーを取るのも、時間の問題と。世界が認める英樹のゴルフは、日本のゴルフ史上、最高のイメージをほしいままにしている。調子が悪くても、調子を和ませるスポーツマンの哲学を25歳で会得したとは、驚異的なバランスである。通常は、1.2年かかるものが、短期間で修正する能力を備えているわけだ。

このPGA選手権の4日は、ゴルフ界にとっては、一喜一憂の瞬間を継続した。最終日まで、読めなかった戦況、伏兵、ジャスチントーマスが浮上、ラッキー女神を味方につけて、英樹の初メジャーを阻んだ。ゴルフは、30センチのパットが、左右する。つまり、カップに嫌われる、という悪循環は、どんなショットより、影響がある。持ち続けた自信さえ萎縮させてしまう、悪魔の誘いである。

英樹は、大粒の涙を拭いた。何度もタオルで拭いた。老記者は、泣いた。激しく心を揺さぶられた。全英オープン、取材では、メジャーには、まだ時間が必要だと、書いた。それは、理由があったからだ。その半分の裏付けが出たPGA選手権だ。ゴルフに勝っていたが、勝負に負けたのだ。自分の中の自信で進んできた英樹が、後半に余計なことに、集中力が揺れてのだと老記者は読んだ。

しかし、逆に考えると、災い転じで福となす、とある。老記者は、むしろ、今年はこれでいいのではさえ、思う。来季は、メジャー2勝はするといえる。まずは、4月のマスターズ、メジャーの第一歩、マスターズからはいれ!!!メジャークラブに入るには、マスターズが英樹には、お似合いだ。第82回マスターズ、あと8ケ月の時間だ。老記者は、英樹の黄金時代が、2018年が開演だと断じる。これは、偉大な勝利への試練であり、序曲だ。

プロ5年目が楽しみである。老記者も生きねばならない。見届けるために、死ねないのだ。

ギャラリーは、トーマスの強い味方であった。

 

 

 

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