●Ⅳ号K型の砲塔内部
ちょっと分りにくくなってしまいましたが、中は狭いです。
パンターの主砲は発射の反動を吸収するシリンダーが主砲の横に
ありますが、それをそのままⅣ号の砲塔に移設するのは不可能です。
しかし、その改良型のF型砲塔は、先端を絞った砲塔に合わせて
シリンダーを砲の下に持ってきました。これなら可能でしょう。
主砲の砲耳は半球型ケースに固定して前面装甲板へボルト止めします。
これで砲耳を10数cm前進させる事も出来ます。
● Ⅳ号K型 三面図
Ⅳ号戦車の三面図を軽くトレスして人員と砲弾の配置をチェックしました。
砲弾は15発+α 、人員はほぼ搭乗可能な事を確認しましたが、ターレットリング
直径が不明なので、まだ何とも言えません。
一説にはパンターのリング径は165cmケーニヒスティーガーは185cmと言われ
Ⅳ号はパンターより若干小さいそうなので、図ではまだ大きいようです。
各部が数cm単位のすり合わせが必要で非常にタイトな設計になってしまいました。
本当ならば、余裕を持たせた設計にした上で現実感を演出すべきなのですが、
元々無理な条件での強化案ですので、そのへんは妥協案も考えておくべきかも
知れません。
また、発射後の薬莢の始末についても考えなくてはいけません。薬莢内の排煙が
砲塔内の空気を汚染すると深刻な問題を引き起こすので、早々に車外に出すか
換気装置で煙を吸い出す対策が必要です。
●Ⅲ/Ⅳ号駆逐戦車
おまけです。「ぼくの考えた戦車(笑い)」で紹介したモノケロスを着色しました。
側面後部の三角形の装甲板が垂直だったので、オーバーハングさせて被弾径始を
はかってあります。
Ⅳ号戦車の改造については、私案として公表しましたのでスケッチのカテゴリー
になっています。今年はカラー着彩の掲載を推進してゆく関係でスケッチが増える
と思います。