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メカデザイナー山本薫のBlogです~2006・11・30 お仕事募集中 sp2q6z79@polka.ocn.ne.jp

コミティア116に参加しました

2016-05-05 23:37:28 | 日記・エッセイ・コラム
 本日は、コミティア116が開催され好天に恵めれて多くの参加者で賑わいました。
今回も私は新刊を作って参加し、まずまずの売り上げがありました。
 今回の私の本はコミックではなく戦車サスペンションの解説本です。そこで参加申し
込みのジャンルを「その他」にしたのですが、これが間違いでした。軍事関連の参加者
は「歴史」にして第二次大戦物等の本を作り一箇所に集まっていました。私の本もその
流れに沿っていましたが、場所が離れていたのでは波及効果も期待できません。
 入場後にその事に気がついたのですが既に後の祭りで、設営の準備を済ませたあと、
開場10分前に配布に行くのが精一杯でした。

 二人の方に手早く配布した後、小林源文氏がブースを構えていたのが目に入ったので
向こう見ずにも本を差し出し受け取って頂きました。氏がイベントに現れるのは珍しい
事ではなく以前から時々見かけてはいたのですが、SFのコミックを書いている自分と
は畑違いだと考えそれまでは通り過ぎていました。
 しかし思い返してみると私が20代のころ氏のアシスタントの話があったのを、さし
たる理由もなく断った過去があります。また、2000年ごろの2ちゃんねる軍板でレスを
交わした事も何度かありました。今回直接本を渡しお言葉もいただいたのです。
 戦車のサスペンションの本は良い、売れるよと気さく言われたので、誰もやらないの
でやりましたと返すと、(商売は)そんなもんだと即答されました。それは確かにその
通りで、隙間産業と言われる興業も当たれば大きいのは知っていましたが、日常会話で
すっと出るあたりさすがだと思いました。
 他に、作画の線の太さによって立体的に見せる基本的な技術や、私のラフ画を見て、
戦車の砲塔は車体の真ん中にあるんだよと一発で指摘され、関心したり恐縮したり夢の
ような時間を経験できたのです。

 その後、その波及効果かいつもの10倍の来客があり、氏の予言どおり上々の売行き
となったのです。
 ただ、50部刷った本は完売とは行かず、既刊のコミックは全く売れず、メカ本が2
冊という具合で、こんな事で喜んでいては今後の展開が危ぶまれる状態であることには
変わりはなかったのです。
 
 戦車サスペンションの本は、3ヶ月の短期の仕事をしながらノマドワークで記事を書
き貯めつつ完成に漕ぎ着けました。途中記事の漏洩の問題もありましたが、このような
形態で本を作るのに解説本は向いている事が確認できました。
 一方でコミックスに関してはまだPC上で一貫製作できるまでは至っておらず、また
1月に作った新刊もほとんど手にとってもらえない現状に鑑みると、次の本もブログの
記事を元にした解説本になる公算が高いです。
 しかしコミック本が売れない理由は技術的な問題と妨害の問題があり、それらに関し
かなり手を打てている状態なので、ここであきらめずに推進してさらなる向上を目指す
べきとも言えます。

 一昨年のブログに私の前に現れてあるアクションをする集団が居たと記しました。
実は去年の5月のイベントでもその集団が現れ同数をカウントしたのですが、今年は1
月のイベントに早々と現れたもののその数は半減していました。
 本日のイベントでどうなるか観察していましたが、その数は一昨年・去年の1.5倍に
なっていました。もっともそれは本の売行きが良かったのでイベントが終了間近かにな
るまで引き上げなかったせいでもあると思うのですが。
 これではっきりしたことは、そのようなアクションに何らかの意味を見出す様に条件
付けされたグループが毎年一定数居るということと、その条件が毎年繰り返されて、目
標となる私の個人情報と一緒に流されているということでしょう。
 これらの条件がそろわない限りこのグループの行動は成立しないからです。
おそらく、この他にもメンバーに渡されている情報があり、そこにこのグループの行動
の動機が織り込まれているはずです。これを他の情報と合わせて分析すれば主催する者
の目的があらわになることでしょう。
 なおこの行動をとったメンバーは私の本を買ったり閲覧したりすることは一切ありま
せんでした。

 今回、いつものようにペーパーを作ってオフセット本に挟むということをしましたが、
コンビニのコピー機でデータ出力という方法をとり、よりスピーディーに綺麗な紙面を
作ることが出来るようになりました。
 主線までを紙の上でペン入れした後スキャナーでPCに取り込み、仕上げ工程の一切
と活字を入れるまでをフォトショップで行い、JPEG化して出力という流れでした。
B5のペーパーは表裏印刷で製作するためにB4紙に左右並べて印刷し、用紙を反転し
てトレイに戻し再び印刷しました。これを裁断すると同じペーパーが2枚出来ると言う
わけです。
 よって1枚10円のコストで裏表のペーパーができました。コンビニのコピー機は年
々進化していて使い方によっては非常に有用になっています。

 今後のイベント参加に関しては例によって未定です。
コメント
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