センター・スタンドが届いたので取り付けてみました。オリジナルのスタンドを外して
換えた理由は、この自転車の後輪にサスペンションが付いていたからでした。バネ下重量
の軽減によって慣性が減って車輪が地形に追従する性能が良くなる、と考えたからですが、
実際の所は確かめようがありません。
自転車の後輪サスペンションのバネは小さなもので、価格帯の安いユニットには飾り位
の意味しかありません。クッション性があるので無いよりましですが、目に見えた効果を
出すには車輪の思い切った軽量化やグレードの高いユニットへの交換が必要です。
また、センター・スタンドの使用にはコツが必要で、地面の凹凸によって駐車時の車体
の傾斜が左右されるという欠点があります。これを避けるために二股になったセンター・
スタンドも開発されましたが、車体の重量が直接かかるため疲労しやすいと言う欠点があ
ります。
総合的に考えて、センター・スタンドの自転車への使用は一般的ではないと言えます。
スタンドを換えたのは何年前かは忘れましたが、自転車を買ってすぐだったと思います。
その時は見た目にもすっきりしたので良いくらいに考えていました。それから何年も経過
してサスペンション・ユニットの疲労もひどくなってきたので、今後はユニットの交換を
考えています。
今回の修理作業中に、クランクを固定しているネジが破損しました。最初はボルトの角
をなめてしまったのかと思いましたが、チェックした所ネジの螺旋自体が削れている事が
わかりました。大の大人が力任せに回したとはいえ、こうも簡単に破損するのはネジとし
て耐久性に問題があるのでは?と思ったのですが、考えてみればこのネジも今まで何回も
取り付け取り外しを繰り返し荷重を受け続けていたので、耐用年数の限界に来たのではな
いかと思われました。またこの自転車は中国製の安物で、所々に耐久性の低い部品を使っ
てコストカットしていると考えられます。
オークションで探したところ、このネジを1個80円程で売っていたのを見つけたので
落札しました。小さな部品は市内を探し回るよりオークションで手に入れた方が送料も安
いので結果的に早かったりします。
左が旧ネジ。新ネジは恐らく国産です。
そのネジが届いたので締めていたら、今度は工具の方がねじ切れました。大の大人が力
任せに回したとはいえ、こうも簡単に破損するのは工具として耐久性に問題があるのでは?
と思ったのですが、これは100円ショップのジョイントなので強度的に期待する方が悪
いのです。
細くなっている部分でねじ切れましたが使い続けています。
これで走行系は前輪と右ワンを除いてすべて交換したことになります。ギア比が改善し
踏み心地もフラットなものになって1グレード上の走りになりました。
ただし前ギアからチェーンが外れる現象は依然として残り調整が必要です。チェーンに
問題があるようなのですが詳しいところは分かりません。ローギアの落差がどうしても手
にあまるようならギアの交換を考えねばなりません。
トップギアに入らない故障は、以前ディレイラーを付けた時と同じギアガードの接触が
原因と分かり、手で曲げて解決しました。これは駐車場で風で転倒した時に曲ったための
ようです。