2009年になりました。大晦日と元旦に出勤しましたので今日更新です。
昨年の絵の仕事は、小さな仕事を一件した以外は仕事探しに明け暮れました。
年末の大恐慌のあおりで日本の経済も悪化し、どうしようも無い状態が今年は
続くと言われています。不況に強いといわれるアミューズメント業界ですが、
この影響は免れえないでしょう。
昨年は、メカものは作られてはいるものの目立った動きは無く、ゲームにおける
メカもの主役の時代は終ったように思えます。
このような時代にこそ新しい企画の研究に力を入れ、長期的な巻き返しを図る
べきなのですが、業界的にはどうしても短期的な利益の追求に走りがちなのです。
なぜかと言えば、革新的なムーブメントの研究を達成しても、それを市場展開する
力が無い限り投入した資本を回収できないのが現実なので、皆二の足を踏んで
しまうのです。
ネットの発達が、社会における掲示板での発言の影響力を飛躍的に高めたこの10年。
さまざまな影響を業界にもたらすに至りました。それは良い方向ばかりでなく悪い方向
も同時に拡大していったと思います。
中傷・不正情報の流布といった個人の行える行動が、集団へ容易に拡大すること
によって大きな力を持ち、必ずしも良い影響をもたらさない事を私達は知りました。
それは、今現在の業界を救うかも知れない芽を摘み取り、生産的な雰囲気を阻害
しようとするものです。
このように、業界の首を絞める目に見えにくい要因が野放しになっている時に
経済的な危機が日本を襲いました。今年、大手の会社が潰れたり撤退したとしても
それは必然的な事といえるでしょう。創作に携わる人材は個人レベルでの生き残り
を余儀なくされ、優秀な人材が世界的な不況の中、海外へ流出する事もままならず
ついえるかもしれません。
それでも我々は答えを求めてさ迷わねばなりません。
今年は楽観できない試練の年となるでしょう。
●友人に贈ったイラストです。今年は着色のスキルを上げたいです。
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