工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

大分・久住山登山(牧ノ戸~長者原)2019.11.09~10

2019年11月15日 | 登山

 

秋も深まってきました。

紅葉が美しい大分県久住山に一泊どまりで登山に行ってきました。

 

朝の5時佐世保を出て~6時半に武雄でピックアップ。

さらに高速にのって 金立パーキングエリアでピックアップ。

と計4人をのせ 

私の軽自動車で久住山を目指します。

 

牧ノ戸峠の駐車場に9時前に到着。

 

すでに駐車場は満杯状態。

一泊どまり用の50Lリュックを背負い

いざっ!出発です。

 

 

 

最初の休憩までは 舗装された坂道を登っていきます。

 

 

なかなか・・急です。

息をきらしながら・・

 

 

休憩ポイント、到着。

 

・・ですが これは まだまだ 山の入り口にも達していない・・。

先を進みます。

 

そして・・第二休憩ポイント。

久住山まで 3.1KMです。

 

 

お天気がよく 気持ちがいい~!

 

 

 

景色は最高です!

 

遠くに見える山々。

残念ながら

紅葉は・・終わってるみたいです。

 

・・で まだ 先は長い。

この岩を超えて 先に進みます。

 

この先・・道は こんな岩場になっていきます。

 

 

道は・・??どこ??っと思ってしまいますが

人が何年 何十年・・歩き続ければ

自然と 岩にくぼみができ 足場ができています。

何十人 何百人 何千人が 踏み固めた足場を頼りに

岩を超えていきます。

 

 

ここで 看板が。

 

 

 

・・あれ?久住山まで 3.6KM??

距離 増えてる・・??

 

めげずに 先を進むと 道が広くひらけてきました。

 

 

扇が鼻への分かれ道。

 

帰りのタクシーの運転手さんが

「今度は ぜひ この扇が鼻に登ってみて!」っと

お勧めされました。

ミヤマキリシマが美しい評判の扇が鼻。

ぜひ、次は 登ってみたいです。

 

 

しばらく・・こんな砂利道を進みます

 

 

 

 

辺りには こんな尖った岩が あちらこちら。

 

 

その岩場を超えると・・

 

 

 

 

じゃぁ~ん!!

 

久住分かれに到着です。

下の広場で休憩・お昼ご飯です。

 

 

かなり標高が高く 眼下に広がる大分の町なみは

私のスマホカメラではとらえきれませんでしたが

聳え立つ山々とその間に見える町の景色は

感動ものです!

雲がでてきたので 少し冷えてきましたが

 

お弁当をたべ 栄養補給をすると

ちゃんと 体はあったかくなるんですね。

 

風を避ける建物も暖房も 何もない自然の中にいてはじめて

人間の体の防衛本能?!に気づかされます。

有難いですね。

 

 

 

 

・・っで ここから 今日泊まる法華院温泉へと下るのですが

その前に 目の前に聳え立つ”久住山山頂”へ登ることに。

 

↑↑↑ 上の画像の左の尖った山の先端に登ります。↑↑↑↑

 

 

握りこぶし大のゴロゴロ石で覆われた急こう配の登山道を

駆け上り・・

 

見えた景色は・・

 

 

絶景!!

 

 

 

 

360度の大パノラマ!

 

下からは見えませんでしたが

山頂には 多くの登山者がお弁当をひろげ 

下の広場より人の多いことに

ちょっとびっくりしました。

 

”♪富士山の上でおにぎりを~♪”って歌が頭をよぎります。

 

山頂から下った中ほどに看板。

 

 

まっすぐ下れば 休憩をとった久住分かれ。

ここから 別ルートで 

九州一 高い”中岳”へ行くことができます。

中岳は 1791m。

久住山は1787m。

中岳との差は4m・・。

山の4mは・・大きい、たぶん・・大きい。

次回 がんばります。

 

 

 

今回は そのままくだります。

 

 

 

久住分かれから 下ると・・

 

 

 

先ほどと また景色が変わります。

 

空が青くなかったら・・

 

 

 

色のない 世界。

 

 

落っこちそうで落ちない岩。

 

 

北千里。

岩場から白い煙がたち 硫黄の香りが漂います。

 

 

日本ではないみたい・・。

 

ここで すがもり超えコース と別れます。

”三俣山”を越えて 出発した”牧ノ戸峠”パーキング方面へのコースです。

 

 

 

法華院温泉には ここを右に下っていきます。

 

 

 

この先、急な岩場の下りが続き・・

沢を超え・・

 

 

ようやく 法華院温泉山小屋へ到着です。

 

この日は ここで一泊です。

この日の夜は バイオリン四重奏のミニコンサートがあり

前半はクラッシック。

後半は映画音楽とポピュラー音楽。

 

なぜか・・中島みゆきさんの”糸”・”天城越え””・ピンクレディの”ペッパー警部”と

多種多様な音楽を奏でてくれ

みんなで大合唱。

 

年齢・性別・生活環境も違う知らない者同士が 

TVもラジオを何もない山小屋で

”歌”をみんなで 大合唱・・。

 

はじめての山小屋とまりで 

 

なんとも摩訶不思議な体験でした。

 

翌朝になれば また それぞれ 自分の住む町へ帰っていく。

 

山とは 不思議なものですね・・。

****************

翌日・・目の前に広がる”坊がつる”湿原を出発。

 (湿原の写真は撮り忘れました。)

 

 

湿原を抜け 山へと入っていきます。

 

昨日とは まったく違う景色 木々の林の中を進みます。

 

 

ところどころに 紅葉が残ってますが

 

 

 

ほぼ 落葉。

 

それはそれで・・風情があります。

 

山をひとつ下ると・・雨ガ池 に到着です。

 

 

今は 池に水はありませんでしたが

季節によって いろんな植物がみられるようです。

 

 

 

 

 

この足場まで 水が満ちた時期も また 綺麗でしょうね~。

 

 

そして・・また 森へと入っていきます。

 

 

苔がキレイです。

 

 

同じ場所なのに 種類の違う苔が自生しています。

 

 

緑の苔に 赤い紅葉。

 

秋ならではの景色です。

 

下の方に下ると だんだん 紅葉が まだ残っていました。

 

 

 

 

 

 

遠くに話し声が聞こえてきました。

車・雑踏も聞こえてきます。

楽器の練習をしている人の姿もあります。

 

森を抜けると・・

 

 

”長者原”に到着です。

 

 

 

無事、下山です。

 

長者原パーキングエリアには 

団体バスから個人まで 

この時期 多くの観光客が紅葉狩りを楽しみにやってきます。

軽装で湿原公園を散策する人の中に入ると

一気に現実の世界に引き戻されます。

 

 

 

ススキの原っぱの向こうに見える山。

あの山から下りてきました。

 

あまりにも 遠すぎて ”あの山”がピンときませんが・・。

 

足もとをみると・・

 

 

 

そろそろ 終わりを告げようとする”リンドウ”の花が一凛だけ

咲いてました。

 

あぁ・・山 終わってしまいました・・。

 

山は不思議なもので

下山した直後に また 登りたくなる。

 

非日常の景色を また 見たくなる。

 

長者原から 牧ノ戸峠のパーキングまでタクシーを使って移動。

そのタクシーの運転手さん曰く

12月から~2月くらいまでは この辺りは雪が20~30cm積もり

運転上級者でないと かなり危険とのこと。

 

そんな時期でも その時にしか見られない景色があるそうで

雪山が好きな人は登ってくるそうです。

 

まだまだ 山初心者は

来年の山開きまで お預けです。

 

帰りは 筋湯温泉に入り帰路につきました。

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