黒喪服の羽織からブラウスをお作りしました。
シンプルですが 飽きのこないデザイン。
袖口は ギャザーでふっくら。
仮縫い時は このギャザー袖と 袖口スリットの筒袖と準備していき
悩まれた結果・・こちらになりました。
ギャザー袖に飽きたら?! いつでも筒袖にはお直しできますので。
脇裾は・・深めのスリット。
襟は ショールカラー。
後ろは・・こんな感じ。
しなやかで軽い黒喪服。
羽織だったので 用尺が足りず・・ワンピースの予定が
急遽ブラウスに変更。
無事に形にできて良かったです。
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今回の黒喪服は 五つ紋でした。
解いてみてわかったことですが
もともとは 三つ紋だったようで
あと 二つ紋は 貼り付け紋でした。
こういうこともあるんだぁ・・っと
感心しながら 家紋で検索すると
”五つ紋が正式な喪服”となり
その紋の数により 格や用途が変わるそうです。
はぁ・・着物は奥が深い。
喪服には 必ず入っている 家紋ですが
昨今、冠婚葬祭で着物を着ることが少なくなり
目にすることも減りました。
お客様から 黒喪服のリメイク依頼がくるたびに
家紋をしげしげ・・眺め
梅や蝶の形の家紋に可愛いなぁっと目を細めてしまいます。
いつか
家紋を デザインとして服にとりいれたいなぁと思い‥数年。
ようやく ちょっとずつ 着手?!し始めました。
家紋の歴史や図柄が分かりやすくまとめられた本をみながら
家紋を書き写したりして。
・・っで 最近 断捨離ダンシャリ・・っとなんでも
ぽんぽん捨てていたのですが
ここにきて
「あ・・コンパス・・どこだったっけ??」
「あ・・分度器・・捨てたっけ・・??」
っと ”文房具”というものの必要性に迫られ
いまさらながら 学習机の引き出しを引っかきまわす始末・・。
学生の頃には必需品?だったコンパスや分度器
お習字の時間に使っていた文鎮などなど・・。
昨今、文房具も進化して 文房具とは思えない形をしたものもありますが
昔懐かしい ”THE 文房具!”の形も
やっぱり 分かりやすいし 使いやすい。
最初に考えた人 天才!だと思います。