工房 十一椿(toi tsubaki)

久留米絣や 大島紬など 着物を使って洋服やバッグなどの製作・販売を行っています。

ようやく・・仕入れできました・・(涙)

2020年10月12日 | 久留米絣~~バッグ小物

今年に入り・・コロナ禍で 様々なイベントが中止になり

久留米絣のイベントもほぼすべて・・中止。

 

あぁ・・こまった。

絣まつりがないと・・久留米絣の仕入れができない。

 

あれから約半年。

ようやく 絣の織元さんたちが 

少しずつイベントを開催され始めました。

 

・・っで さっそく 予約をいれ 

久留米までいってきました。

 

 

やっぱり 久留米絣 可愛い!

山積みにされた絣の山・箪笥に並んだ絣の反物を前に

思わず ガッツポーズ!?をしてしまいました。

 

ほんの少しですが ようやく 仕入れることができ

ほっ・・。

 

お待ちいただいているお客様。

お待たせしました。

久留米絣 ようやく 入荷しましたよ。

 

 

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絣の仕入れに 八女市までいってきました。

今回、八女に行ったら どうしても立ち寄りたいところが。

 

 

白壁の街並みが残る八女市街の・・

 

 

その奥に・・

 

 

ひっそりと佇む

八女市 ”福島八幡宮”

 

 

趣のある静かな佇まいの神社の鳥居をくぐると

まずは・・手水舎。

 

この時期は  手水舎も 秋の装い 

栗・モミジ・イチョウ(造花)で飾り付けられ

 

 

風流ですね~。

 

 

今回、八女に来たら どうしても立ち寄りたかったその理由が

 

 

”アマビエ様の御朱印””

 

福島八幡宮には 

昔、人々を苦しめたコレラを鎮めたと言われるコレラ石が伝えられているそうで

その”コレラ石”とアマビエ様が描かれている御朱印が

今、人気を集めています。

 

皆様にも ご加護がありますように・・。

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黒ニット×コットンでワンピース

2020年10月10日 | 二っと・化繊etc~~洋服

またもや・・わたくし用のアッパッパーワンピース

 

断捨離中、黒ニットのハギレが2m出てきたので

アッパッパーワンピースにすることに。

ただ・・2mしかないので袖も衿も取れない・・そこで!

どうせなら異素材の組み合わせで作ってみよう・・

・・っで こんな感じ。

 

 

 

 

素材は・・黒ニットと 伸びないコットン生地

 

 

 

胸元に アシンメトリーでタック。

 

ニットは 体になじみ過ぎる・・ので

体のラインが出やすい・・。

なので・・タックをちょこっと入れるだけでも 

ちょっとカバーできます。

 

 

襟は、ロールカラーですが 伸びない布帛生地なので

襟が立ち上がりすぎる・・

なので ところどころ・・タックをいれて 首になじませています。

 

 

袖は・・たっぷり ギャザー袖。

 

 

ふっくら可愛らしく?!

 

そして・・後ろは こんな感じ。

 

 

 

後ろに大きめのタック。

 

 

 

 

よしっ!完成~~!!

 

 

 

さぁ、今年は 自分のサイズ・好きなデザインで

秋冬を過ごしたいと思います。

 

次は・・ショートジャケット。

冬が来る前に作り上げねばっ!

 

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昨日、久しぶりに付属屋さんにボタン注文の電話をしました。

「どうですか?コロナの影響あります?」

っと何気なく聞いてみたところ

やはり・・かなり影響が出ているらしく

 

店舗やデパートの小売店が売れない・・

アパレルメーカーさんも新しい製品を作らない・・

メーカーさんが製品を作らない・・と付属の注文がない・・。

 

負の連鎖が続いているらしい・・。

 

そして・・その連鎖の先・・さらに・・恐ろしい状況が・・。

 

ボタンの注文をしながら・・付属屋さんが 言いにくそうに

「じつは・・ボタンの○○メーカーさんが11月で廃業されることに。」

 

「えぇぇ~~~!!!!!¥::¥・>*」{‘‥(驚)」

 

ステキな貝ボタンをたくさん生産されている大手のボタンメーカーさんでした。

 

 

いつも頼んでいるあの釦が手に入らなくなる・・こ・・コマル。

大慌てで追加注文しました・・。

 

直接・・コロナの影響を感じたのは初めてでしたが

これが・・きっと 始まりなんでしょうか。

 

これから 連鎖倒産が始まるのかもしれない・・。

 

30年前 バブルがはじけた後

アパレルメーカーを直撃した連鎖倒産。

当時、まだ福岡のアパレルメーカーにいた時

隣りの大手メーカーが突然 破産。

同じようなアパレルメーカーが集まる卸団地に激震が走りました。

 

その頃から ダメージファッションが流行り

”チープこそカッコいい!”の流れに変わっていきました。

ボタンもつけない

ファスナーも裏地もつけない

スーツから チュニックが流行りだし

婦人服・スーツを主流とするアパレルメーカーが

どんどん倒産・廃業していきました。

 

そして・・ユニクロが流行り価格破壊が始まりました。

 

ようやく・・30年前にファッションがちょっと戻りはじめた矢先

 

また・・あの頃の不況に戻るのか・・。

今回の ボタン屋さんの廃業は 正直・・ショックでした。

 

 

 

サンプル帳から ボタンを数個とりだし

自分服に縫いつけながら

 

このボタン一個にも 

それに関わる人たちが何十人もいて

それが いきなりストップしてしまうことで

いったい・・どれだけの人に経済に影響が出るのだろう・・。

 

時代が 終わってしまう

時代が 変わってしまう・・

 

変わらないと乗り越えていけない時代が来る

 

じゃぁ・・何を身に着けておけば 乗り越えられるのか

どの方向に進んでいけば 生き残れるのか

 

コロナが収まれば 

また 今までの生活が戻ってくる・・というのは

ほんとに まぼろし なのかもしれない。

 

ボタン 一個一個 大切に使わせていただきます。

 

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モダンな竹の柄のハギレでボレロ

2020年10月09日 | その他の着物

モダンな竹の柄のハギレからボレロをお作りしました。

 

 

 

長さが2mしかなく・・ボレロになりました。

 

後ろは・・

 

 

こんな感じ。

 

見返しが まったく取れなかったので

見返しは別布・結城紬の黒をお付けしました。

 

 

シンプルですが

モダンな色合いの竹柄が 存在感十分です。

 

お客様のお気に入りの着物のハギレ。

ずっと箪笥にしまいっぱなしになっていたそうです。

形にすることができホッとしました。

 

ボレロ好きなお客様。

さっそく、コーディネートを考えはじめられました。

喜んでいただけて良かったです。

 

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夕方 日が暮れるのが早くなったので 

ウォーキングを朝に変更しました。

 

今年は、夏の暑さでウォーキングを

さぼりがちだったので てき面・・体力が落ちているのを実感・・。

先日の山登りで へろへろ・・・。

 

・・っで ウォーキングの距離をちょっと伸ばすことに。

市内中心部の公園まで足を伸ばすと

公園の桜が・・

 

 

 

狂い咲き~~!!

 

 

自然の変化を敏感に感じ取る植物たち・・。

予想外の災害も増えてる昨今・・

年々・・何かが・・変わり始めているような・・(怖)

 

家に帰りつくと・・

 

隣りの空地で・・

 

ニャンコが 朝日を浴びて 日向ぼこ。

 

あぁ・・平和だ・・。

 

自然の変化を敏感に感じ取るはず?!の動物が

くつろいでいるなら・・まぁ 大丈夫か・・(苦笑)

 

 

 

 

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シルクツィードでマオカラージャケット

2020年10月08日 | 二っと・化繊etc~~洋服

シルクツィードの洋服から

マオカラージャケットをお作りしました。

 

 

 

襟は シンプルにマオカラー。

 

 

生地の織が甘いので 生地が解れやすい・・。

なので ボタンホールを開けるのは・・危険っということで

共布ループと 共布クルミ釦をお付けしました。

 

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糸が太くて生地の織が甘い生地の場合は

縫い目も縫い代も解れやすいので

テープ状の接着芯を 縫い目に沿って貼っておきます。

縫い目の目張りや型崩れを防ぐことができます。

裂き織の生地で洋服を作る際も

縫い目に接着芯を貼ってお仕立てします。

 

*****

 

前シーム切り替えで ポケット。

 

 

脇より ちょっと前にポケット口があります。

 

袖は、肘隠れる七分袖

 

 

 

後ろは・・

 

 

こんな感じ。

 

見頃のみ裏付き

 

 

裏地は

地元の洋装品店に 紺・黒・白・・の定番しか

取り扱いがなかったので

ネットで取り寄せました。

 

”夏裏”で検索すると 数件ヒット!

その中で 東京の手芸屋さんに 注文。

ですが・・翌日、在庫切れの連絡。

あぁ・・どこも今 裏地ってないのね・・

でも・・諦めるわけにはいかずっ

またまた しつこく ネット検索を繰り返し

大阪の手芸屋さんから 

このきれいなグリーンの裏地を無事に

取り寄せることができました・・。

ほんとに・・

毎度 裏地を探すのに

四苦八苦しております・・。

 

 

 

夏裏なので 薄くさらさらして気持ちよさそう。

 

****

夏の洋服に 見頃のみ裏をつけるときは・・・

”ふらし仕立て”がお勧めです。

通常、冬ジャケットは 裏地の裾を見頃に縫い付けますが

夏は この裏地を ”ふらし”で別仕立てにしておくと

背中に風が通り

非常に涼しいですよ。

****

 

 

そして、このシルクツィード。

もともとは ショールカラーのジャケットだったようで

自粛期間中にお客様が 家で解いて

平生地の状態でお預かりしました。

 

昔のオーダー・注文服だったので・・

 

 

襟を・・ちらりっとめくると

 

 

裏衿は 毛芯の”はざし”仕立てです。

これは ショールカラーなので 一方方向の はざし ですが

テーラーの上衿の場合 

襟こしや 衿先などは 角度を変えて はざし をします。

襟の形によっては くせとりをしながら はざし をすることもあります。

 

そうすることで 

襟の形の補強になったり

襟の折り返りのふっくら感が決まります。

 

他にも・・オーダーならではの部分が・・これ

 

 

縫い代の端の始末は 裏地でパイピング始末をします。

 

他にも 見返しの毛芯仕立てや 玉縁ボタンホールなど

オーダー服ならではの技術が満載!でしたが

解いた状態でのお預かりでしたので

それは・・またの機会にご紹介します。

 

久しぶりに手にしたオーダー服。

オーダーの修業に入った頃

誰も教えてくれない技術の数々は

この”お直し”から学びました。

諸先輩方が仕立てた服を 裏返して見られるまたとない機会。

お直し==教科書と言っても過言ではないくらい。

 

・・ですが

最近は、オーダー服のお直し依頼も少なくなりましたね。

オーダー服全盛期だった頃のお客様たちは

皆さん・・80歳代。

たぶん・・お直しするより 断捨離かな・・。

 

 

玉縁も はざし も パイピング始末も

そして・・裏地付けも

この先

必要のない技術といえば・・必要ない・・。

 

3Dで採寸して 

コンピューターでミシンを動かし 

オーダー服が出来上がる時代。

 

50年もしないうちに

ドラえもんの世界が本当になるというし。

・・縫い目のない服も時間の問題か。。(苦笑)

 

新しい技術に

昔の小技?をプラスして

より良い "服"にすることができたら

これにこしたことはない。

 

 

なにかの参考にしていただければ幸いです。

 

 

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ピンクのお着物でブラウス。

2020年10月07日 | その他の着物

ピンクのお着物で ブラウスをお作りしました。

 

 

 

 

 

派手過ぎない柔らかいピンク。

 

袖口は・・スリット。

 

 

 

襟は・・

 

 

 

こんな感じ。

後ろは・・

 

 

こんな感じ。

 

生地は 模様が織り込まれたジャガード。

 

 

光の加減で 柄が浮き上がってとっても華やかで上品。

 

今日、納品してきました。

よろこんでいただけて良かったです。

 

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先週の月夜の晩・・・

よなよな 隣の空地から

怪しい物音が・・・

 

"ブヒブヒ・・・・・"

 

そう・・・・それは

 

 

"アナグマ"

 

 

 

先月台風の時に準備した懐中電灯で

 

”””ピカァ---!”””

 

っと照らすと、

一度だけ顔を上げ

目がキラっと光ったものの

その後は一心不乱に

ブヒブヒ・・・・。

 

草むらに顔を?!鼻を突っ込み

ディナータイムを続行・・・

 

まったく動じる様子もない。

 

な・・・なんて奴だ・・・・。

それならば 遠慮なく照らして

証拠写真を撮ってやろう!っと

カメラを構えて 撮れた写真が・・・これ。

 

 

 

まったく・・証拠・犯人特定になりませんね・・。(苦笑)

 

 

 

 

 

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