十勝の歴史
「歴史をひも解く」とよく言われる。私は世界の歴史や日本の歴史を良く分かっていない。しかし最近、北海道、とりわけ十勝の歴史に興味を持ち始めている。
北海道の先住民族は、アイヌであった。それすら最近まで、知らなかった。だから最近、アイヌに関する本を読みあさっている。40冊程度を読んだろうか。それで少しは、アイヌのことが分かってきたつもりだ。
むかしアイヌは、日本全土に住んでいたようだ。それが紀元前3世紀ごろか又は8世紀ごろか、あるいは13~14世紀ごろかは諸説があり、良く分かっていない。分かっていることは、日本の先住民族がアイヌであったということだ。だから、十勝の歴史についても同じことが言え、これを起点に十勝の活性化を考えていこうと思っている。
私の母親は青森県で生まれ、その両親が岩手県と青森県出身の人で、大正時代に十勝に入植したらしい。むかし北東北地方に住んでいる人々は、ほとんどがアイヌであったらしい。そのため北東北には、アイヌ語の地名が付けられているところが多い。
活性化のことであるが、活性化という言葉にはいろいろな意味があり、「地域活性化」、「経済活性化」などである。
今回は、経済活性化について考えてみたい。
経済活性化は、簡単にいえばGDP(国内総生産)の拡大であるが、GDPの拡大が必ずしも人間の幸福をもたらしていないようだ。現に、自然環境の悪化や物の氾濫、そして東京電力福島原発事故などがそれである。
北京から来た観光客が、「東京の空気は、本当に美味しい」の言葉には、本当に驚いた。それぐらい北京の空気は汚れているらしい。
十勝の経済活性化を考える場合、この美しい自然をどのように維持していくのか、それが問題である。
「十勝の活性化を考える会」会員