未来学者 エイミー・ウェブ氏が、コロナ後の未来社会について、 「私たちはいま、未来を最善にするために、何が出来るのか」と、テレビで語っていた。
ウェブ氏また、社会が急速に変わっていく際、目の前の小さな兆しをキャッチし、大きなフレームの中で分析し仮説を立てて行動してことで、5年後、10年後の未来を予測し備えることが出来るとも言っていた。
そしてウェブ氏は、未来を予測するために、以下の6ステップも紹介している。
①社会の端っこにあるシグナルを見つける (幅広く情報を集めること)
②集めた情報からパターンを探す (点と点を結びつけること)
③見つけたパターンは本物のトレンドか、一過性の物なのかを検証する
④トレンドが、今はどの段階かを見極める。トレンドが未来の主流になるタイミングはいつかを予測する
⑤トレンドから未来に起こり得るシナリオ、そのシナリオ下での戦略を描く
⑥行動・戦略の有効性を確認する
現在、「新型コロナ」で社会が変わらなければならない時期なので、ウェブ氏の言っていることが、大変役に立つ。
未来は一体、どのような社会が出来るのであろうか。否、どのような社会を作るべきなのだろう。
このままいけば、地球温暖化でいつか行き詰ってしまうから、グレタ・トゥーンベリさんのように、大人は嘘をつかずに行動しよう。そうすれば、きっと今よりも良い社会が出来ると思う。
先日、ある図書館に行く機会があったが、3蜜を防ぐビニールカーテンが設置されていた。ハードは大切だが、それにはお金がかかる。
そして、それを活かすソフトも大切で、それにはあまりお金を掛けない。全てではないが、今の日本に欠けているのは、お金のかからないソフトであると思う。すなわち、「こころ」である。
「新型コロナ」で分かったことは、ハード(治療薬)の一刻も早い開発とそれを活かすソフト(処方箋)である。やみくもに薬を飲むのではなく、その量とタイミングである。コロナ後は、未来社会を最善にするために、お互いに知恵を出し合おう。
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 心(こころ)
心は非常に多義的・抽象的な概念であり文脈に応じて多様な意味をもつ言葉であり、人間の精神的な作用や、それのもとになるものなどを指し、感情、意志、知識、思いやり、情などを指している。
[仏教哲学]
東洋では、心のありかたを求めたり心のしくみを把握しているものに仏教や仏教心理学(仏教哲学)がある。
仏教、特に大乗仏教では、慈悲が智慧と並んで中心的なテーマとなっている。慈悲は初期仏教においてすでに説かれていた。最古の仏典のひとつとされる『スッタニパータ』にも慈悲の章があるのである。
日本では、空海は『秘密曼荼羅十住心論』において、心の段階を10の層に分けて、最後の密教的な境地への悟りが深まる道筋を説いた。
天台宗では、心には地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界があるとする。これを十界論と言う。日蓮は、ひとりの人の心に十界が同時に備わっていると説いた。
[心と情動と共感・他者理解]
他者の喜怒哀楽などの感情面を感じ取りそれを共有することを共感と言う。
1970年代ころから、他者の心の動きを類推したり、他者が自分とは違う信念を持っているということを理解したりする機能は心の理論と呼ばれ、研究されている。
従来、学問の世界では、心や精神を扱う時は知能(IQ)面ばかりが重視され情動面が軽視される風潮もあったが、近年では、人が実社会の中でうまく生きてゆけるか、また幸福な人生を送れるかどうか、ということに関しては、統計的に調査してみると、実は知能の高さの影響はさほど高くはなく、ただ知能(IQ)が高いというだけではかえって人生が破綻することも多く、IQよりも、むしろ他の人々と情動面で健全な交流をして人間関係を築く能力や、自分の情動を見つめて自制する能力などのほうが大きな要素だということが指摘されるようになっている。
[心の病気]
心の病気は医学的には精神疾患と呼び、標榜科目としては精神科、神経科、心療科、心療内科などがそれにあたる。
心療内科は日本で1996年に標榜科として認可された。内科疾患の中でも、消化性潰瘍、気管支喘息、狭心症、糖尿病などは心身相関のある疾患であり、身体面に併せて心理的要因・社会的要因が複雑に影響している。同標榜科においては心身一元論的視点から、それらの要因も含めて全人的治療を行っている。
現在のところ同標榜科の医師には心療内科を専門とする心療内科医もいるが、大半は精神科医である。 心の病の専門家としては、精神科医、心療内科医、臨床心理士などがある。 心の病を対象とした学問としては、精神医学、心身医学、臨床心理学などがある。
(出典:『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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