十勝の活性化を考える会

     
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往生際が悪いという言葉

2021-10-19 05:00:00 | 投稿

往生際が悪いという言葉がある。往生際が悪いとは、窮地に追い込まれて判断が遅い時や決断がつかず迷う時に使うのだろう。同じような言葉として、“優柔不断”や“意志薄弱 ”などがある。 我々はいろんな場面で決断がつかずに迷う時があるが、忙しい世の中なので即断即決が求められることも多い。時と場合にもよるが、家のことは女性に任せて、外のことは男性に任せた方が良いようである。

乾坤一擲(けんこんいってき)の大勝負に掛ける時でも迷うことがあり、結果的に神のみぞ知るということになるが、思慮の結果であれば自分が決断したことなので仕方ないとおもう。

一方、転ばぬ先の杖で用心し、失敗しない方が良いのはいうまでもないが、自発自転は乏しくなるだろう。嫁ぐ娘の父親にとっては、それまでの成長の過程での心配事、思い出の数々や結婚後の懸念などが浮かぶのだろう。息子の結納の時、嫁さんのお母さんが旦那さんに“往生際が悪い”と言った言葉を、昨日のことのように思い出している。

私には娘がいないから、嫁ぐ娘への父親の気持ちは分からないが、結婚後は嫁の尻に旦那が引かれる場合が多いように感じる。「亭主元気で留守が良い」とは、よく言ったもので、結局は自分の娘を信じることしかないのだろう。

最近、熟年離婚の話をよく聞く。金の切れ目が縁の切れ目で、退職金が入ってから分割して分かれるケースが多いように思う。離婚には様々な理由があるのだろうが、天啓の縁で結ばれたものであり、思いやりの欠如でなければ良いと思っている。

「十勝の活性化を考える会」会員