十勝の活性化を考える会

     
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戦争を無くするためには・・・

2022-04-13 05:00:00 | 投稿

戦争を無くするためには、どうしたら良いのだろう。そんな難しい質問が友人からあったので考えてみた。日本の防衛費は、約5兆円かかっている。国家予算が約100兆円だから5%にもなる。こんな多額のお金あれば、世界中で多くの飢餓で死んでいく人を救えるだろう。

アメリカが世界の警察官を止めたから、世界の平和はあり得ない。世界平和を望むなら、自分の国は自分で守らないといけないということであろう。他人任せではいけないのである。中米のコスタリカという国は、軍隊が無いということで有名である。ただ、いざという時には軍隊を組織できるように憲法で定めているらしい。永世中立国のスイスにも軍隊がある。

一方、日本には軍隊がないが自衛隊がある。自衛隊では自衛官を募集しているが、演習が厳しいので人が集まらないらしい。日本には徴兵義務が無いから、戦争が始まっても使い物にならないだろう。それでは、戦争を無くするためには、どうしたら良いのだろう。

大国には、核兵器があるから抑止力というものがある。すなわち、脅かしである。ロシアのプーチン大統領を見ていたら、脅かしではなく軍隊をウクライナに侵攻させ、本当に実行したのである。ロシア軍がテレビ局を爆破したのを見たが、戦争は非合理的なものであり、人間は愚かな動物である。昔から人間は、他の集団や異民族には残酷且つ差別的に対応したが、顔なじみの同朋や友人には礼儀的に振舞っていた。

核兵器は、瞬時に大勢の人を無差別に殺傷する恐ろしい兵器である。偶発的でも核戦争に発展すれば、人類を破滅させる脅威となる。日本は唯一の被爆国として、「核兵器を持たず、作らず、持ち込まず」という非核三原則を重視しており、非核三原則の重要性をあらためて再認識している。

人類を存続させるためには、世界の各国が非核三原則に同意することだろう。ただ、現実を見ると難しいのが現状で、ロシアなど当該国の国民が反旗を翻すことが大切である。ロシア軍を見ていると、人間は弱肉強食で強いものが弱いものをいじめる本質を持っているからである。

今回のウクライナ侵攻に対して欧米各国が、国際決済網の排除などからルーブルが急落し、ロシアではインフレ懸念とデフォルトの危機が迫っているという。プーチン大統領は、自らの判断(民族とナショナリズム)がロシアを孤立させ、国際経済の危機を招き国内外からの反発を呼んでいることを認識すべきだ。

ロシア軍のウクライナ侵攻に抗議し、投身自殺したロシア人の女性ジャーナリストがいたが、割腹自殺した三島由紀夫氏にもいえることだが、輪廻転生といわれるものの死んでしまえば終わりである。

戦争を無くするためには、最終的に同じ民族や同じナショナリズムである必要性がある。従って、停戦はあっても話し合いでは合意できない可能性が強く、国の崩壊が無ければイデオロギーの対立はまだ続くであろう。

「十勝の活性化を考える会」会員