十勝の活性化を考える会

     
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#道の駅おとふけ

2022-04-27 05:00:00 | 投稿

 道の駅おとふけ“なつぞらのふる里”は、明日(4月15日)にオープンする。 道の駅は十勝でも16六カ所あり、17番目のオープンである。日本の食を支えている音更町だけあって、「十勝の食の集結」をコンセプトに9軒の地元飲食店も出店している。

音更町は、パンやうどんの原料となる小麦、生活に欠かせない味噌、醤油、納豆、豆腐などの原料となる大豆の日本一の収穫量を誇っている。現在は帯広市に住んでいるが、青春時代は音更町で育ったので、私のふる里でもある。

音更町には、小麦、加工食品工場、納豆・豆腐工場、乳製品工場等々の食生活に必要なものを作っている会社がたくさんあるが、道の駅は、各地方自治体と道路管理者が連携して設置し、商業施設や休憩・宿泊施設、地域振興施設などが一体となった国土交通省により登録された道路施設である。

道路利用者のための「買物、食事、休憩機能」、②道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、➂道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という機能とを持っている。

20年前までは幹線道路沿いに“ドライブイン”というものが多くあったが、魅力的な道の駅に押されて無くなった。これからは、十勝平野にある“道の駅街道”と呼ばれるようになるだろうが、一方で、どこもかしこも道の駅ができて、共倒れの心配も少ししている。道の駅の全国登録数は、1,194箇所あり、その活性化が日本の活性化に繋がり、日本の救世主に繋がる可能性がある。

一方、今年3月の新聞記事に、“空き家問題”が載っており、2045年の十勝の人口は約7万人減少の27万人が見込まれている。十勝を含めた北海道は、30年後に向こう三軒両隣の空家時代がくるので、今から道の駅おとふけも、それに向けての広範囲のニーズの検討と対策が必要だろう。

道の駅は第三セクターで行なわれており、当然に民間並みの競争原理が働くので、収支を念頭に国と同じように借金漬けならなければ良いと思っている。 「道の駅おとふけ」の発展を期待したい。

「十勝の活性化を考える会」会員