先日、リッチ・デボォス著“アムウェイ主義”の本に、以下のとおり書かれていた。15年前に出版された本であるが、15年前には周りでは地球温暖化について、あまり騒がれていなかったように思われる・・・・・。
『地球温暖化 地球は自然の空気調整システムを持っている。
そのサーモスタットは、摂氏約13度にセットされている。地球がゆっくり熱くなっていることは確かだ。どのぐらいの速さでそうなっているのか、結果はどうなるのかが本当は誰にも分からないが、この先五十年の間に2.7度から8.7度高くなると予測される。
気温の上昇の原因は、いわゆる“温室効果”だ。これは大気圏にガスが蓄積したためで、それが太陽熱を逃がさないのだ。二酸化炭素が主要な犯人で、車、工場、化石燃料を燃やすあらゆる機械類によって生み出される。1800年以来、大気中の二酸化炭素の量は二十五パーセント以上増えている。1800年以前は数千年の間、一定に保たれてきていた。
砂漠の広がり これは砂漠化とも言われ、健全で肥沃な土地が砂漠になっていくことだ。砂漠化は土地の劣化の最終段階にものだ。事実、これは森林伐採、塩化作用、浸食などと関連している。国連は、1980年、砂漠化で農業の損失は年間260憶ドルにのぼると算定している。
水質汚濁 現在、地球には人間が使うようになる前の量と全く同じ量の水がある。少しもなくなっていないのだ。しかし、その多くが汚染され(塩類や工場の汚染物質で)、利用しにくく(氷河の氷や地下水)、復旧しがたい。(世界の河川の流去水のおよそ三分の二が洪水で失われている。)
地球上の水できれいなのは、わずか三パーセントである。水をきれいに保つことは重要なことだ。環境保護庁はわが国の飲料水には700以上の化学物質が含まれている。水はもっとも貴重な資源だ。 (後略)』
この本を読んで思ったことは、人類が自然を取りもどすことは不可能であるので、自分の出来ることを粛々と行なっていくことしかないと思う。そして、一人よりも二人、二人よりも三人で力を合わせれば、大きな力になると思う。
環境活動家であるグレタ・ツゥーンべリさんが言っているように、「大人たちのウソにはもう騙されない。」と。
「十勝の活性化を考える会」会員
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます