先日、NHK総合テレビのNHKスペシャル“水食糧クライシス“を放映していた。いまコロナ禍という人類とウイルスの戦争が行なわれているが、すでにこのテレビ放映の前に“食料戦争”が始まっていたことを知らなかった。
このテレビでは、アメリカのトウモロコシ畑が水不足で作物が枯れ、アフリカではバッタの異常発生で作物を食べつくし、世界各地で火災が頻発していることを報じていた。これらについて世界保健機関(WHO)では警告を発しているが、自然が相手だけにどうすることもできないらしい。そして、これらの全て人間が作った“地球温暖化”が原因であることも報じていた。環境活動家 グレタ・トゥーンベリさんが怒るのも無理ないが、人類の自業自得と言わざるをえない。
私たちは、コロナ禍のように目の前に起こっていることには敏感であるが、地球温暖化のように徐々に進んでいくことには“茹でカエル”のように鈍感であるが、戦争はすでに始まっているのである。茹でカエルとは、冷たい水の中では元気であるが、徐々に水温を上げていくといい気持ちで死んでいくカエルのことである。
地球温暖化については、ただ指をくわえていても仕方ないので、遅ればせながらエスディーズ(SDGS)に取り組まなければならないと思っている。
テレビでは、まだ食べられる食料廃棄のことも報じていた。国連が行なっている食糧援助の3倍の量が、日本では捨てられているそうである。2019年10月に食料ロス削減推進法が施行されたが、世界には食べ物がなくて苦しんでいる人が8億人もいるのである。
またテレビでは、レバノンの食料事情を放映していた。レバノンの食料自給率は40%で、食料は日本と同じ輸入に頼っており、このところ通貨安で食料価格が3倍にも跳ね上がり、貧富の拡大でデモが頻発している。
レバノンは、外貨不足を背景に通貨価値は、2019年10月以降に半分以下に下落し、インフレの進行と失業の増大に招いて、2020年3月には国債がデフォルトに陥っている。一方、私の住んでいる十勝(日本の7番目の岐阜県と同じ広さ)の食料自給率(カロリーベース)は約1,200%で心配ないが、日本の食料自給率は38%なのでとても心配である。
地球温暖化のことであるが、半世紀前、私の高校時代の時の冬の最低気温は、マイナス20度以下が1週間ぐらい続いたが、今はマイナス15度ぐらいで、このことからも、いかに地球温暖化が進んでいることが分かる。なお、年間平均気温は東京が15.4度、札幌が8.9度、仙台が12.4度である。(1981年~2010年の統計)
「十勝の活性化を考える会」会長
注) 食料自給率
日本の農林水産省が推計した、1965年から2015年までの主要国の食料自給率は以下の通りである。
そうでなければわざわざ農産物のブランド化などするわけがありません。
今から既に10年以上も前の、間違った思い込みに基づく記事を書くことが十勝の活性化に繋がるとは思えません。
食料自給率と何の関係があるのでしょうか?
あなたとたくさん交流して助言と霊感を得たい。
よろしくお願いいたします
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そもそも農薬は人の体を変えることを目的として使われるのではなく、収穫する農作物の育成を阻害する要因を取り除き、その農作物の育成に適した状況を作り出す為に使われるからです。
仮に除草剤を撒いて雑草が生えない状況を作り出せたとしても、その効果は一時的なものに過ぎないことは、農業に従事する人なら知っていて当たり前です。
除草剤を使わずに、雑草を生やさない様にする為には雑草を引く必要がありますが、圃場が広ければ広いほど手作業では当然限界があります。
どうしても草刈機に頼る必要があるわけですがそれとてほんの一時的な状況に過ぎないわけです。
根が残っていてはそれこそ除草剤を使うより一時的な効果はうんと低いわけです。
雑草を駆除することで土中の養分を効果的に農作物に集中させること。
虫が住みやすい雑草を取り除くことで、その虫から媒介される病気を事前に予防すること。
つまり、雑草の無い畑は農家にとっては至極当たり前のことです。
小豆はなんといっても十勝産に限ります。