喘息とは、気管支の粘膜に慢性的な炎症が起こる病気です。呼吸は、空気の通り道である「気管支」で行なわれています。そして、喘息は、気管支が「はれて」「びんかん」になっている人に起こります。「びんかん」というのは、冷たい空気やほこりなどが気管支に入ってきただけで刺激されて、通り道がよりせまくなってしまう状態のことです。
喘息の人は、息をするときに「ヒューヒュー」「ゼーゼー」音がして、息が苦しくなる。ストローを1回ねじり、鼻をつまみながら息をしてみると空気がすえなく苦しいはず。喘息の発作がおこると、そのような感じになります。
なお喘息は、子供から大人まで幅広い年齢層に発症します。
原因:発作がおこるきっかけになるもの
・アレルゲンが誘因
かび・ほこり・ダニ・ペットの毛やふけ・食べ物(卵・牛乳など)
花粉・エアコンの風
・空気のよごれ
車の排気ガス・花火やたばこなどの煙
・運動や気候の変化
運動・冷たい空気・台風・低気圧
・そのほか
風邪をひかないよう予防しましょう。(外から帰ったら手あらい・うがい)
インフルエンザにかからないようにしましょう。
なお、小学生が100人いると5人~10人にぜんそくがあると言われています。
まずは先生や友だちに、自分が喘息であることを伝える。また、子どもの喘息(ぜんそく)は男子に比較的多く、アレルギーが原因であることがほとんどとされています。
治療:ぜんそくって、なおるの?
・喘息の発作をおこさないようにコントロール出来れば、普通の生活が出来るようになるんだよ。(発作を予防するための薬・発作がおこった時に止める薬があります)
・運動をして体力をつけること
[学校生活で気をつけること]
※ 理科の実験をするとき(実験で出るにおいや煙が刺激になり発作がおこることもあります)
※ 調理実習や体験学習(そば粉や小麦粉を吸いこむことで発作がおきることがあります)
※ 図工や・技術の授業(授業で使う接着材やペンキ、木くずなどが原因で発作がおこることがあります)
※ 掃除の時間(まいあがったほこりを吸いこむと、発作がおこることもあります。飼育小屋なども、気を付けたいポイント!)
※ 教室の席(エアコンの風が直接当る席や、チョークの粉が飛んでくる席はさけさせてもらいましょう)
発生:発作がおこったら、どうするの?
まず大人に知らせて、発作がおこるきっかけになったものから離れる。
・大きな発作: 緊急事態 救急車をよんで病院に!
※息をするときに、まわりの人にきこえるくらい、「ヒューヒューゼーゼー」する
※顔色が青白く、くちびるが紫色になっている、動けない
※苦しくて横になっていられない、話ができない
※心臓がどきどきして苦しい
[学校生活管理指導表]
保護者が必要なところをお医者さんに記入してもらい、学校に堤出します。
(日本学校保健会のHPから ダウンロードできます。
ぜんそくの重症度判定については
「小児気管支喘息治療・管理ガイドラインハンドブック2013ダイジェスト版」
などを参考にしてください
<アレルギーについて知りたいとき>
アレルギーに関する情報は、インターネットで手に入ります。
・日本学校保健会
(平成20年発行)
(主な参考文献)
「食物アレルギーA to Z」 (第一出版)
「食べ物とアレルギー 」 (WAVE出版)
「安心して食事ができる食物キャラクター図鑑 (日本図書センター)
「十勝の活性化を考える会」会員M
そんな時にこういう情報は大変役に立ちます。
作者に感謝です。