十勝の活性化を考える会

     
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プライドというものは何だろう?

2023-03-03 05:00:00 | 投稿

 

プライドとは、誇りや自尊心のことである。知人に最高学府を出て官僚になった方がいる。彼は50歳の時に脳出血を患いタダの人になったが、それからがすごい。彼は誇りと尊厳をもって、自分らしく生きられる社会を創り出したいと考え講演活動などをしている。すなわち、身障者の立場からの気づきにより、人間らしい人生を歩みはじめているのである。

人間は、知行合一でなければならない。知行合一とは、知識と行為は一体であること、本当の知識は実践を伴わなければいけないということである。そして人間は、体力、知力、行動力を持つことだろう。

アメリカで言えば、ケネディー大統領、南アフリカではアパルトヘイト運動に身を投じたマンデラ大統領、アフガニスタンでは灌漑事業に身を投じた中村哲医師などが、その人にあたるだろう。私はいつも三現主義を大切にしている。三現主義とは、“現場に赴き、現物をとって、現実を知る”ということである。 “百聞は一見にしかず“、”百考は一行に如かず“である。

政治家には、“国民のための政治”をしてもらいたい。そして公僕には、良いプライドを持って仕事をしてもらいたい。どんな仕事にも役割というものがあるので、各自が粛々と役割を発揮すれば、新型コロナの克服は可能であると思っている。そして、日本の再興も可能であると思っている。

人間は挫折して初めて、生きる意味が分かってくる。既述した知人も、キャリアになったにもかかわらず、倒れたことにより自分らしく謙虚に生きることの大切さを知ったらしい。肩書などを失いタダの人になってしまうプライドとは、本当のプライドとは言えない。

プライドが高い人には、誰もが憧れるような素敵な人もいれば、そうでない人もいる。プライドとは、自分を強くしてくれる大切なものであるが、プライドが高いばっかりに信頼を失う人も少なくない。プライドばかりが高くなると、自分自身を過大評価したり周りが見えなくなったりする人が多い。

また、組織では昇進を狙って揉み手や忖度する人もいる。そのようにしなければ、昇進などは出来ない可能性もある。プライドが高くなるのは、性格だけでなく生まれ育った環境や体験にも関係していると思うが、プライドが高かったばかりに寂しい人生を過ごす人もたくさん見てきた。

自分の考え方を少し変えることにより生きる意味が分かれば、身近にいる人も大切にでき、彩りのある人生を送れるはずである。自分よりも優れた人がたくさんいることにも気づき、自分が持っているプライドが、取るに足らないものだと分かってくる。人生は終わってみないと分からないので、「天国に旅立つとき、満足できる人生だった。」と思うような人生を歩みたいものである。

「十勝の活性化を考える会」会員

 

 


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