先日、帯広市内の施設で「市長と語る会」が開かれた。市長は、スマホ、小売店舗の変遷など、今と昔の違いなどを数値や映像を示しながら語っていた。これら数値や映像は、全て人と人とのつながりや人口減少に関係していた。
確かに高度資本主義は、非正規社員の増加、未婚化、晩婚化などをもたらし、人間関係の希薄化や人口減少をもたらす一因でもある。資本主義は人間関係を希薄化し人間疎外をもたらすとカール・マルクスが言っていたが、本当かも知れない。だから、将来的に資本主義は、共生主義が加わる時代がやってくると思う。
またフランスの経済学者トマ・ピケティは、その著書『21世紀の資本』で資本主義の不平等を指摘している。
世界経済に不穏な影が差し始めたいま、国際貧困支援NGO「オックスファム」の報告が、各国に衝撃を与えている。世界のトップ62人の大富豪が、全人類の下位半分、すなわち36億人と同額の資産を持っているという。
「たったの62人」大富豪が全世界の半分の富を持つ、あまりにも異常な世界の現実(出所:2016.2.24号、「週刊現代」より)
「十勝の活性化を考える会」会員
注)カール・マルクス
カール・マルクス(1818年5月5日 - 1883年3月14日)は、ドイツ・プロイセン王国出身の哲学者、思想家、経済学者、革命家。
社会主義および労働運動に強い影響を与えた。1845年にプロイセン国籍を離脱しており、以降は無国籍者であった。1849年(31歳)の渡英以降はイギリスを拠点として活動した。
フリードリヒ・エンゲルスの協力を得ながら、包括的な世界観および革命思想として科学的社会主義(マルクス主義)を打ちたて、資本主義の高度な発展により社会主義・共産主義社会が到来する必然性を説いた。ライフワークとしていた資本主義社会の研究は『資本論』に結実し、その理論に依拠した経済学体系はマルクス経済学と呼ばれ、20世紀以降の国際政治や思想に多大な影響を与えた。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
注) トマ・ピケティ
トマ・ピケティは、フランスの経済学者。クリシー出身。経済学博士。パリ高等師範学校、フランス国立社会科学高等研究院の出身。経済的不平等の専門家であり、特に歴史比較の観点からの研究を行っている。2002年にフランス最優秀若手経済学者賞 を受賞。パリ経済学院 設立の中心人物であり、現在はその教授である。また、社会科学高等研究院の研究部門代表者でもある。
経済学界において、ピケティは経済的不平等の専門家と見なされている。この方面でのピケティの業績は数多く、理論的かつ標準的なものとなっているが、1990年代末からは、歴史的、統計的視角からの研究がなされている。
(出典: 『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋)
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