十勝の活性化を考える会

     
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庭のギョウジャニンニク

2022-05-09 05:00:00 | 投稿

ギョウジャニンニク、北海道では通称はアイヌネギといわれ、山菜料理に使われる。下の写真は自宅のギョウジャニンニクである。なお、車の前タイヤの近くに見える白い花はオオバナエンレイソウで、北海道大学の徽章のもとになっている。

ギョウジャニンニクという名前の由来は、ニンニクのような強い香りと、山にこもる修験道行者が荒行の合間にこれを食べて体力を保持したからともいわれている。私はこのアイヌネギをとても大切にしている。その理由は、青々として新鮮でとても強い植物であるからで、人間と同じように強く生きることが大切であると思っている。

従兄もこのアイヌネギが好きで、山に行って採取してくる。写真のアイヌネギも従兄からもらったもので、従兄は約200坪を栽培している。アイヌの人々の間ではオオウバユリの根とともに重要な位置を占める食料であった。オオウバユリも庭で育てていたが、途中でなくなってしまった。環境が合わなかったのだろう。ギョウジャニンニクは、日本では北海道から本州の近畿地方にかけて分布し、日当たりの良い場所に生えるものと、深山の林下に生えるものがある。生育速度が遅く種を植えてから収穫までの生育期間が5年から7年と非常に長いことから希少な山菜とされ、市場流通量が少なく高値で取引される傾向にある。

4月から5月ごろの山菜として知られ、この時期に根ごと掘り採って葉と一緒に食べられる。茎の太さが1 cm程度でまだ葉の開かない状態の若芽を採るが、この時期は毒草のスズランと姿がよく似ているため、毎年、スズランを間違えて食べて死ぬ人もいるので注意が必要である。ネギニラに似た食味と香りが特徴で、生食のほか、茹でる、煮る、揚げる、炒める、焼く、蒸すなどすべての調理に利用できる。肉との相性が良く、北海道ではジンギスカンに使われている。なお、従兄は山菜のワラビをタダ同然の2キロを400円で業者に売っている。

「十勝の活性化を考える会」会員


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