十勝の活性化を考える会

     
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特別寄稿 4/5 障害者支援の在り方について

2019-12-10 05:00:00 | 投稿

脳出血した障害のある人は、以下のように言っています。

 

私は、「患者」から一人の“生活者”を自覚するのに10年かかりました。現在は、自分が暮らし続けたい場所で、豊かな人間関係に囲まれ、社会的役割や自己肯定感をもって充実した生活を送っています。そして自分を支えてくれる地域は、今度は自分も支える地域でありたいと思っています。

 

当事者でもある私から見て、気になっていることがあります。それは今までの支援は、目の前にいる人を一人の“生活者”と見ず、いま困っていることばかりに視点がいって先のことを考えていません。

 

当事者は『自立』ということについて支援者の力を借り、これから「どう生きるか」ということを、自分の意思で考えて決めることが求められています。それは当事者にとっての“責任”だと思います。そして、それを手助けするのがこれからの支援の在り方と思います。

 

私はこのことを『学びの関係づくり』(共に生きる力を育む意識教育)と考え、多方面の人々が志を合わせ、これまでの福祉教育に加えて、忘れがちだった「社会教育」の実践を計画しています。

私たちは主体的に公に関わり、地域とのつながりをさらに深め自立して、自治をより確かなものにしたいと思います。

 

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注) 自立

他の助けや支配なしに自分一人の力だけで物事を行うこと。

ひとりだち。独立。 

 「親もとを離れて-する」

自ら帝王の位に立つこと。

「其後-して呉王となる/中華若木詩抄」

 

(出典: 三省堂大辞林)

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