十勝の活性化を考える会

     
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いつかのために

2023-03-24 05:00:00 | 投稿

 

先日、アルバイトで豚丼屋の自動車誘導係をしていたら、札幌ナンバーのマレーシア人がいろいろと質問してきた。簡単な英語で答えたところ、運転手に通じたらしい。私はほとんど英語を話したことはないが、英語は世界共通語だから少しは役に立ったらしい。

ところで先日、地元新聞の編集余禄を読んでいたら、“いつかのために”と題して、元帯広図書館の館長が、「人生に無駄なことなんてないと思っている。どんな経験でもいつか役に立つ。『それはいつ?』」なんて気にすることはない」と書いていた。

私もそのとおりだと思っている。人生にとってすぐに役に立つことはあまりないが、果報は寝て待てといわれるように幸運が必ずやってくるのである。今回の英語スピーチのケースも、その一つと言えよう。

確かに私たちは、自分が持っている技量や才能を活かしたいと誰しも思っているが、私のような中途身体障害者が活かせる能力にもおのずと限界があるのは事実である。 しかし、経験したことやこれから経験することで、残りの人生を味わい深いものにしてくれるのは確かである。だから、現場に赴き、現物をとって、現実を知ることが大切だと思っている。

何でも、経験して初めて分かることが多い。百聞は一見に如かずと言われるゆえんだろう。経験することで、違う世界を見ることができる。そして、見たことによって自分の考えが変わってくるのである。例えば、戦場に身を置くことにより命の大切さを知るであろうし、平和の尊さや戦争の悲惨さを一層知るであろう。だから、一刻も早くウクライナ戦争は終了しなければいけないのである。

話は変わるが、宇宙航空研究機構(JAXA)の「H3」号の打ち上げが失敗した。約2,800億円が泡となって消えたそうである。民間であれば、厳しい経営環境にあるので即時倒産であろう。JAXAの人には申し訳ないが、国がやっているから失敗できたのだろう。それが、官と民との違いである。

私の生まれた十勝の大樹町には民間ロケット基地があり、いま各方面から注目を浴びている。雑草のごとく打たれ強い人たちが、いつかのために採算重視で民間ロケットを打ち上げ続けているからである。

「十勝の活性化を考える会」会員


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