任期とは、特定の役職に就いた者に関する、その役職に就任する期間のことである。国会議員や市町村の議員も、任期は、通常は4年である。年齢にもよるが、議員の仕事は激務だから体力的に、任期としては3期12年ぐらいが限界だと思う。
また、長くなれば長くなるほど初心を忘れて、人間としての欲やボロが出てくるのは当然だろう。初回は初々しいが、元安倍首相は任期を重ねるうちにウソも多くなり本当に残念に思った。
国会議員、知事、県議、市町村議員などをたくさん見てきたが、私利私欲に走り資質に欠けていると思わざるを得ない人もいた。政治家は、住民や地域のためにその任務を全うしてほしい。北海道は、そうすることによって一層良くなるのである。
日本の政治が三流と言われるのは、政治家が国民のための政治をしていないからで、政治が変わらなければ日本の国は良くならないのではないだろうかと思う。私の経験から思うことは、任務を全うする期間は10年ぐらいが限界だと思っている。それ以上にイスにしがみついているのは、体力が人一倍あるか、手を抜いているかのどちらかであろう。激務が10年も続くとウツ病になり易いからである。
もっとも、私はハイテンションを抑える薬を飲んでいる。ハイテンションも困ったものであるが、障害を克服した理由にプラス思考、すなわちハイテンションがあったと思っている。
ところで、人生は引き際が大切である。大相撲界では、横綱“千代の士関”が「体力の限界」という言葉を残して引退したが、任期が長いということは人望に加え、体力、気力、知力が人一倍あるからであろう。組織活性化のためには、新陳代謝が必要なのである。
「十勝の活性化を考える会」会員