政治家のうっかり発言

　政治家を志して、やっと重要なポストに就くところまで辿り着いた
これは、やっぱり嬉しいと思う
だからか、就任直後にとんでもない言動をして辞職する人が出て来る

　今回も、死の町　発言は悪気は無かったと思う
私も震災の体験者として、建物が無くなり夜になっても灯の点らない町が如何に寂しいかを知っている
きっと福島も、灯の点らない町は寂しくて死んだように感じるだろう

　だから私は、取材記者に対して行ったと言われる
「放射能をうつしてやる～～」発言の方が、救いようが無い　アホ　だと感じた
重要なポストに付き、心が浮き浮きしていたのだろう
現状の深刻さよりも、自分の達成感に酔っていたところが大きいと思う

　しかしそれが許されるのは、一般人の場合だけです
政治家を志すならば、自分が公の人間で有る事の自覚が有って当然なんです
その前にも、〇〇してやってる　　〇〇して欲しいなら
そんな上から目線の発言で辞職した人もいたでは有りませんか

　自分の気持ちを他人に伝えたいと思うとき、なかなか適切な言葉が出ない事って有ります
だから顰蹙をかう様な発言をしてしまうのが人間です
政治家はその一言一言が、衆人観衆の耳目を集めます
余程賢明で、語彙が豊富で適切な言葉で話せる人でなくては務まらない
そここそが重要なポストに就くべき人材と言えるのでしょうね




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イチジクジャム

　子供の頃は、家の裏手にイチジクの木が有って
季節には毎日早朝に収穫して食べていた
　と言うと、我が家の木のように聞こえるが
実は持ち主は他に居て、我が家の物では無かった
しかし、その木のお蔭で我が家は日陰に成ったり枝が入って来たりと
可なりの迷惑にもなっていたので、持ち主は低姿勢だった

　持ち主さんは、我が家が木の上の方の甘いのを収穫した後で
遠慮がちに長い棒を持参して、捥いで帰っていたのを思い出す
我が家は崖の上に在ったから、イチジクの木は可なり大きなものだった
その一番上が、我が家の目の高さだったのだから
持ち主さんとしては、下から捥げるものだけを収穫する他は無かったのだ

　そんなことも有って、私はどうもイチジクを買うことに抵抗が有る
イチジクは無料で毎日食べられるもの～～その意識が抜けないのだ
だからもう何年も、生のイチジクを食べていない
1パック500円なんて書いて有ると、ビックリしてしまう
たまに母が買って勧めてくれると食べるくらいだった
勿論、母もこう言う
「イチジクなんて、買って食べたこと無かったね～」
そう言いつつも、無類のイチジク好きの母は買ってしまうようだ

　そんな私が、珍しくイチジクを買った
産直市場のようなお店が出来て、農家の人が色々と商品を運び込み
自分で値段を付けた野菜や果物、天然酵母のパン等を置いていく
イチジクも、生産農家では無いけれど沢山できるのを置いてる感じだった
粒も余り大きくなく、出荷するには熟れすぎているものだろう

　7個で正味400g程有った　　値段は270円
ジャムには最適な大きさと熟れ具合、そして値段と三拍子揃ってる
30～40％の砂糖を入れる、保存に優れたレシピも有ったが
私は、約20％くらいの100g弱で煮詰める事にした


　砂糖をまぶして1時間ほど放置し、その後潰しながら20分程煮詰めてからレモン汁を半個分入れた
色が鮮やかになり、ペクチンの少ないイチジクが適度に固まった


　今朝はそのジャムを昨日焼いて有った、ミニレーズン食パンに添えて朝食
砂糖が少ないので、イチジクの癖が残っているが
市販の甘すぎるものとは違う自然の味がする





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