母の事

　オクラの花が次々に咲いています

　認知症・・・・それは何なんでしょうね
母はまだ、昔の事は良く覚えています
性格は・・・・少し変わったと思うときと、何も変わっていないと思うときが有ります
ただ、自分勝手な所が変わっていないのは確かです（爆）

　昨夜電話が鳴りました
番号通知は、母の番号を示しています
きっとおじいちゃんだと思って出ると、なんと母でした
母が自分で電話してくるなんて、珍しい事も有るものだと思いました

母　　「明日、〇子達が来たら朝はモーニングに行くから」
私　　「モーニングって、三宮まで迎えに行くの？」
母　　「バスで来るんだよ」
私　　「バスで来て、此処までは電車でしょう？」
母　　「電車で来るの？バスだと思った」

　何とも要領を得ない会話

東京の妹が、夜行バスで遊びに来る
バスは三宮までだから、そこからはJRで来ると言っていた
自宅の近所は、なかなか喫茶店も無い
だから三宮まで迎えに行くのかと聞いたのだが、其処が理解できないらしい
おじいちゃんに代わって貰った
で、母が言いたいことが何となく見えて来た
そして自分で電話してきた理由も・・・・・

　要するに、母は私に手を出して欲しくないのだ
私がパンを焼いて妹達を自宅に呼ぶのが気に入らない
だから、自分たちはモーニングに行くと言いたかったらしい

　朝はモーニング・昼はランチ・夜はディナー
何でも好きにすれば良いと思った
先日、広島の妹が来たときは自分の所に泊める事もしなかった
最初から、布団の用意もなく私の所に押し付けるような態度だった
所が、自分が可愛くてたまらない東京の妹は
私に少しでも取られたくなくて、こんな電話をして来る

　会話は確かに要領を得ないものだが、昔と変わらぬ自分勝手さ丸出しの思考
去年の妹の帰省時も、妹のために母の勝手さをジッと我慢した
顔に出せば、妹が気を使う
そう思ってニコニコ笑っていた
今年も、「勝手にすれば良い！」　そう思う心を押し殺している




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