2週間ほど前から、職場のバックヤードで虫の声が聞こえるようになりました
良い声で鳴くので、皆がしばし慰められるようでした
虫に詳しい同僚が、声の主は エンマコオロギ だと言います
しかし数日経っても、コオロギは同じところで鳴いています
もしかして出られないのでは?と思い始めました
水や餌はどうしてるんだろうか?と心配になりました
それでも、1週間くらいは大きな声で鳴くのが聞こえ続けました
その内に声が弱弱しくなり、10日ほどで声が途絶えました
「死んだのかな?」皆が何となく寂しくなりました
声はすれど、実際には何処に居るのかハッキリとは解らなかったのです
お腹がすけば、勝手に出て行くだろうと安易に思っていたのです
もしかすると、出たくても出られなかったのかもしれませんね
そんなことを思っているとき、自転車で右折したくて車の流れが途絶えるのを待っていると
直ぐ側の草叢から微かな声が聞こえて来ました
虫の声です
まだまだ真夏の暑さが去らない今、秋など遠いと思っているのに
静かに季節は移り替わって行くものなんですね
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良い声で鳴くので、皆がしばし慰められるようでした
虫に詳しい同僚が、声の主は エンマコオロギ だと言います
しかし数日経っても、コオロギは同じところで鳴いています
もしかして出られないのでは?と思い始めました
水や餌はどうしてるんだろうか?と心配になりました
それでも、1週間くらいは大きな声で鳴くのが聞こえ続けました
その内に声が弱弱しくなり、10日ほどで声が途絶えました
「死んだのかな?」皆が何となく寂しくなりました
声はすれど、実際には何処に居るのかハッキリとは解らなかったのです
お腹がすけば、勝手に出て行くだろうと安易に思っていたのです
もしかすると、出たくても出られなかったのかもしれませんね
そんなことを思っているとき、自転車で右折したくて車の流れが途絶えるのを待っていると
直ぐ側の草叢から微かな声が聞こえて来ました
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まだまだ真夏の暑さが去らない今、秋など遠いと思っているのに
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