お客様はやっぱり神様？

　こんな色のペチュニアが、意外と道行く人の視線を集めます
道路から8ｍは入っているので、小花や地味な花色だと全く目立ちません

　これは、きのうの職場での出来事です

　「おい！白バラコーヒー何処に有るんや？」
何とも横柄な口調で、初老の男性が聞く
手には、大きめな字で書かれたメモを持っている

　「白バラコーヒーですか・・・・」　全く記憶に無い名前
そんなインスタントコーヒーかレギュラーコーヒーって無かったような・・・・・
　「申し訳けないのですが、その名前の製品は取り扱いが無いと思います」
　「なにゆうとるんや！此処でこうたからゆうとるんやろ！」
　「では、どのような商品でしょうか？」
　「知らんわ！書いて有るからゆうとるんじゃ！」
の一点張り
　「インスタントとかレギュラーコーヒーとか、解りませんでしょうか？」
　「解らん！知らんわ！」
　「少々お待ちください」と言い置いて、他のメンバーに聞きに行く
しかし全員が、全く知らないという返事

　「お待たせしました。他の者にも聞いて参りましたがこのコーナーでは
　　お取り扱いが無いようです」
そう言うと、憮然とした顔をされました

　確かに売り場の商品は刻々と変ります
可なりの大型店ですから、対応しきれて無いのが現状です
でも良く有るんですよね
商品名は解らない、でも自分の思いの中の商品を滔々と説明される
それでは正直解りません
中には、通販のみの販売商品も有ります

　私達の方こそ、神様では無いので
商品名も解らない、もしくは名前だけで実態は全く知らない
そんな商品で、メジャーなもので無ければなかなか解りません

　今回は、或る人が自前の携帯で検索を掛けてくれて
こんなものだと解りました

白バラコーヒー

　大急ぎで再度お探しして、売り場までご案内しました
流石に見当違いの場所での遣り取りだったと、納得して下さった様子でした
メモを渡されただけで、具体的な話を聞いて来なかったようです
ご本人も、まさか牛乳の類だと想像されて無かったんですね





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