Tokkoちゃんの気まま日記

感じたままに~ 心のままに~ 好き放題書いてます

被害者かと思ったら~

2015-10-07 16:19:35 | お家カフェ
 お水を使わず、牛乳と缶詰のクリームコーン&粒コーンを水分として焼き上げたパンです
切り分けるとコーンの甘い匂いがします
 


通院中で、もう直ぐ再入院する病院が移転した
新築の病院は、全てがピカピカなんだけどまだまだ落ち着かず
患者も職員さんも右往左往~~な感じ

 一番変わったのが、支払のシステム
以前は、リハビリはリハビリで支払いが済んだ
つまり何か所かで支払われていた料金が、一点集中型に変わったのだ
そうなれば混み合うのは、自明の理
病院側は当然、手だてを講じたと思っていた

 所が、料金の窓口には女性が一人きり
名前を呼ばれても、高齢者の方や怪我をした方は素早く窓口にも行けない
一人に掛かる時間は長いし、待つ人の数は以前の比では無い
おまけに待ちくたびれた人が
「もう長い事待ってるけど、自分の順番はいつ?」なんて訊きに行く
すると、一人きりの女性は
「お待ちください」 と言い調べ始める
「あ~次の次です」
なんて遣ってるから余計に遅くなる

 すると私の隣にいた女性が、私にこう聞いた
女性「古い病院の時から来てますか?」
私 「はい、前から来てますよ」
女性「会計が遅すぎると思いませんか?以前はこんなに待ちませんでしたよね?」
私 「私はリハビリが有るので、別の場所で支払ってました」
女性「あら!じゃあ貴方達みたいなのが増えたから、混み合っているのね!」

 あら~~????
私は、リハビリセンターで支払えば待ち時間が無かったので
自分達は、改正が改悪になった 被害者 だと思っていたのですが
この女性から見れば、 加害者 は私達だったのね~と驚きました

 今日は流石に苦情が殺到したのでしょう
窓口は、二人体制になっていました
それでも、高齢者が多いのが病院
名前を呼ばれると在らぬ方に歩いて行き、自分を呼んでいる窓口が定かに掴めない人
何度も呼ばれないと、自分が呼ばれていることに気付かない人
自分では無いのに、窓口に行ってしまう人等も有って、まだまだ混雑は解消しません

 

 

見知らぬ街の映画館

2015-10-03 20:01:20 | 日記
 真っ青な空、風が吹き抜ける
風がさざ波を立て、小さな波頭に光が当たって海全体が銀色に輝く 
海水浴客のいない海に、ウインドサーフィンの帆がゆっくりと動いている

 穏やかで気持ちがよい
ipod nanoを耳に差し込むと、さてこれから一時間余りの小さな旅が始まる
下車した事の無い、通り過ぎてばかりだった街のホームに初めて降り立つ
何時もの慣れ親しんだ街とは何処かが違う

 若い女性に道を聴けば
「私も其処に行きますから」
と一緒に歩いてくれる

 小さなエレベーターに乗ると、先客数人が
「何階?」と聞いてくれた
「映画館に・・・・」 と言って私は5Fを押した
「此処、映画館有った?」「有るよ!」「有ったんだぁ~」
先客達が笑う
4Fで
「お先に~」
と降りたっていく
4Fは、 スタジオ と書いて有る
そう言えば、楽器を持っていた

 5Fに着いてドアが開くと、目の前に券売所が有る
料金を払うと、黄色い紙をくれる
「書いて有る番号を呼びますから、呼ばれたら入場して下さい」
そう言われ、番号を確かめると 14番 

 上映時間が近づくと、それでも人が増えてゆく
殆どの人が連れの居ない 一人客
時間が来て、係員がカーテンとドアを開けてくれた
1番から呼ばれて、やがて14番
「大きい方の部屋から呼びます」 そう言われた筈が・・・・・
パイプ椅子にクッションを置いただけのものが30個ほど置いて有る小さな部屋
スクリーンは、高さ1.5m 横幅2.5m くらいだろうか~

 それでも自分が余り驚いていない事に気付く
ただ 「こんな映画館が営業してるんだ~」
と妙な感慨が有る

 予告編
樹木希林さんの 「あん」 と言うのが良さそうだと思う
ハンセン氏病を扱った映画だ
「きみはいい子」 はネグレストを扱う
予告編だけで、涙が出た
高良健吾 尾野真千子 富田靖子 結構有名な人が出ている

 私がお目当ての映画が始まった
淡々と日々の生活が映し出される
掛け合い漫才のような母子の会話
娘は言う
「こんな不毛な会話、意味ないねんけどね・・・・」
「それでも凄いでしょう?ああ言えばこう言うって感じでちゃんと次々に受け答えするんやから~」

母は言う
「此処は何処?刑務所?私は人を殺したん?」
「あんたさんは誰?私は自分の家に帰らんと・・・・」

娘は言う
「帰るて、何処に帰るん?」
「もう此処に4年も住んでるやろ?」
「刑務所なんて行った事もないのに」
母は言う
「もう死んだ方がええんと違う」
娘が答える
「そやな~もう死んでもおかしない年やしな~」

 徘徊する母の後をこっそりと付いて歩く
最長15時間
最大移動距離18Km
目的地は生まれ育った 門司の町

 顔を見せると
「あんたとは一緒に歩きとうない、顔もみと無いわ」 と拒否
距離を取り、見守る
不安になると、道行く人に聴く
「お巡りさんのおるとこは、何処ですか?」

 娘さんの笑顔が印象的だ
(⌒▽⌒)アハハと笑い飛ばす顔
観ている人たちも一緒に笑う

 外に出ると日が陰り、雑多な街は夜の仕度を始めている
再び電車に乗り、景色を逆に見ながら来た道を戻る
海はもう輝きを失くしている
全ての時間が心地よかった



 

カルシューム問題

2015-10-02 14:18:54 | 日記
 骨折して先ず考えたのは、カルシューム問題
早速にカルシューム剤を取り寄せて飲み始めた
それから、カルシューム強化チーズ & カルシューム強化牛乳を買い込んだ

 其処にこんな問題提議が有った~
「骨粗鬆症予防に、カルシューム剤を飲んでいたら小さな結石予備軍が出来た」
「カルシューム剤を止めたら、消えた」
これはこれは大問題です
何故か言うと、今年の元旦の早朝
お腹や背中が猛烈に痛み始め、元旦から救急病院のお世話になった私
妹も、同じ病気になった事が有り
もしも体質的な問題で有ったら、カルシューム剤はヤバく無いですか~~??
で、カルシューム剤は中止した

 それをケアマネや社会福祉士の資格を持つ友人に話すと
「チーズも牛乳も普通のにしなさい、強化食品は基本 添加物 が入ってるのよ」
「普通の食品で取り入れるのが大切な事よ」
と言うので、「食べるいりこ」(無塩)を買い込んだ
しかし、これはなかなか食べ難い・・・・・・(消化も悪い)

 次に言われたアドバイスは
「普通の牛乳に黄粉を入れて飲む」
黄粉は大好きなので、楽勝~と思いきや問題は
牛乳とは混ざり難い・・・・底に溜まってしまうのだ
いくら牛乳を温めて(熱いくらいに)掻き混ぜても底にドロリと溜まってしまうのだ

 そして適度に太陽に当たりなさい
これは私には難しい
直ぐに日焼けし、シミになる!
なるべく太陽に当たらないように心がけていたくらい・・・・・

 さてさて、もっと自分の好きなもので
手軽に取れる食品は無いものだろうか~



爆弾低気圧と映画

2015-10-01 09:02:31 | 母便り
 台風並みの低気圧が日本列島を包み込むという報道・・・・
困ったなぁ~可なり遠くまで映画を観に行く心算だったから・・・・・
延期する? やはり出掛ける? 迷っている

 関西でもそこしか上映されていない映画
一日に一度だけ上映される
商業ベースに乗る映画では無い
「徘徊ーママリン87歳の夏」 と言うドキュメンタリー映画
直ぐ近くで上映された時は、全く情報が無かった

 大阪に住む女性の 認知症の母 との暮らしを写しだす
各地で細々と上映されていたのが、段々と話題になり始めている
認知症の症状は10人10色、症状が刻々と変わる事も有る

 母は今、比較的大人しい
しかし以前は、急に怒り出して何時の間にか家を出ていたりして
お爺ちゃんから 「怒って出て行って困らせる」 と言われた
「お爺ちゃんのいう事を利かないと駄目だよ」 と言い聞かせた事も有った

 この映画を観た人・観たいと思う人は、何もそれを参考にして介護しようと思う訳では無いだろう
この女性を通じて、自分を見つめ直したいだけかもしれない
どんな状況の母に出会っても、向き合って行く為の心の準備をしている人達


 驚かず、否定せず、腹を立てない準備
その為に映画館で暫し自分と向き合う時間を持てたらと思う