平凡な毎日の中で見つけたものは?!

発見、驚き、感動…それにはアンテナ張ってかすかな信号でもキャッチしよう!

ありがとうございました。全ての子に里親さんが見つかりました!

2008-05-14 14:54:32 | わんにゃんこ達(ペット以外の動物も)
まずは、うれしいご報告です。
おかげさまで、4匹全て里親さんにもらわれました

ありがとうございました

では、前回の記事の続きです。

12日の夕方から、ガレージ内に落ち着いた白猫親子。
時折私たちが出入りしてもそれほど気にかける様子なく、
巣穴のようになっている場所で母猫にしっかりくっついて眠っている

私たちはホッと一安心したが、それでも気がかりが…。
やっと安住の地を得たこの親子を
明日、無理やり引き離さなければならないのだ
そう、譲渡会が明日午後。

一応母親業の修行暦28年のtokoneko、
人と猫の違いはあっても母猫の気持ちを考えると、
ムスコ出産時、姑に預けていた長女(当時3歳)が産院に見舞いに来て帰り際、
眼にいっぱい涙をためながらも笑顔を見せながらバイバイするけなげな姿に、
ドアが閉まった途端涙が止まらず泣き続けた自分を思い出されて、つらい。

でも、このまま私達がこの親子全てを面倒見きれるわけでもなく、
かといって、野良猫に戻すこともできない。
人間の勝手だけど、いずれ一人立ちする子猫達のために
私達ができることを精一杯してみよう…

そんな思いをめぐらせながら譲渡会の日を迎えた。

お昼前親子は巣穴でぐっすり。
うまく捕まえられるだろうか?
そろそろ出かけなければならない時間になったので
車庫内に入ると、子猫たちは物陰奥で遊んでいて
母猫は車庫に出たり入ったりしている。

ダンナが、ウェットフードを急遽買ってきて
それで母猫の気を引いて、子猫たちにも餌を与えてしばらく様子を見てみた。
1匹、2匹と餌を食べに出てくるが、あと1匹は用心して奥から出てこない。

母猫の背中をなでながら、

白ちゃん、チビちゃんにもご飯食べるように言ってね。
奥にまだ1匹居るから…。

すると食事を終えた母猫が巣穴の方へ入っていく。
と、おそるおそる残りの1匹が出てきて、餌を食べ始めた。

あ~これなら大丈夫だ。たとえこの後、子猫達を連れて行っても
母猫にしっかり言葉掛けしてみよう、そうすればわかってくれるに違いない。

ひとしきり餌を食べたようなので、すかさず子猫達を箱の中へ移す。
びっくりしてミーミーと大きな声で鳴く子猫たちに、
不安そうな鳴き声で応じる母猫へ

ごめんね。これからチビちゃんの新しいお家を見つけに行くからね。
辛抱してね。お前もこれ以上お乳が出ないでしょ。そろそろ乳離れだからね。
我慢してね。心配しないでね。

と声をかけなでると、いつもならもっと悲しい声で子猫を呼ぶ母猫が
じっとしてダンボールを見つめている。

ありがとう、わかってくれるんだね。じゃ行って来るよ。

箱を車に積んでも、車の近くには寄ってくるが鳴きはしない。

後ろ髪引かれながら車を出したtokoneko夫婦でした。

譲渡会開催されるへ健康センターへ少し遅れて着くと、
駐車場奥では、関係者の方々が用意をされていた。

受付をして、用意されたゲージに箱ごと置くと、
ボランティアの方やセンターの方々が皆、

可愛いね、こんな子達ならきっといい人にめぐり合えるよと言ってくださる。



この日は子犬の譲渡会だったので、急遽子猫希望の申込者に連絡とのことで
実際参加の人はワンちゃん希望の方がほとんどで、
今日は無理かも…と思っていると、
センターからの連絡でいらしてくださった、若いお母さんが
グレーのキジトラ(メス)をもらってくださいました

子猫を飼うにあたっての諸注意と誓約書等の事務処理を終え、
新しい箱に移されたチビちゃん、不安でミーミー鳴いてますが
「大事に育てますから」と優しい笑顔で私達に約束してくださいました。

本当にありがとうございます。どうぞよろしくお願いします。
何度もお礼を言って、見送ったtokoneko夫婦でした。

2時間ほどセンターに居る間、子犬が1匹 可愛らしいお嬢さんのもとへ。
良かったね幸せに
どうも今日中には残りの3匹に申し込みなさそうなのでセンターのご好意から、
明日14日のボランティア譲渡会にも出していただけることになった。

14日はダンナが当直勤務なので、このまま子猫達を15日まで預かってもらうことに。
もし、里親が見つからない場合は、15日に引取りに来ることにして帰宅した。

車が家に着くなり、母猫が現れ車のそばを離れない。
子猫たちが戻ってきたのかと思ってるのかも…。
私は母猫の背をなでながら、

ごめんね、チビちゃん達帰ってこないの。きっといい飼い主さんが見つかるから
待っていようね。しばらくがまんしてね。

わかってほしい、わかっていないのかも知れない…
私が玄関ドアを開けるたび、母猫はうろうろ。
普段ほとんど鳴かない母猫なのに、私の足元に擦り寄りながら
悲しげな声で鳴く。
餌を与えながら、のtokonekoでした。

夕方仕事から帰ったムスメとムスコに結果報告すると、
二人とも悲しげな、さびしげな表情ながらも納得。

夜、ダンナ「1匹くらい子猫が居ても良いよな!」なんて言い出す始末。
でも、家の中では飼えないよ。やっぱり無理。
さびしいけど明日もらってもらえるように祈るほかないよ…とtokoneko

翌14日、母猫は寂しさからか子猫を取り戻すためか、
今までとは違って私が外に出る度に、足元に体を摺り寄せてきます。

もしかしたら、明日また子供達に会えるかもしれないよ!と
のどまででかかる言葉を飲み込んでいたtokoneko。

そして、先ほどお昼過ぎ、センターから電話があったのです。
「状態も良かったので、3匹全てもらっていただけました」

ありがとうございます。うれしいです。
ボランティアの皆様、センターの皆様、里親申し込みの方々。
本当に皆様のおかげです。感謝です。心よりお礼申し上げます。

子猫たちが無事に、幸せに暮らせますように
ありがとうございました。


すぐにムスメ、ムスコ、ダンナにメールを入れました。
きっと喜んでいるでしょう。

さあ、次は 母猫を我が家の猫として、残念ながら外猫になりますが
ご近所には少しでもご理解いただきながら、
少しでも安全に、安心して生きていけるよう
精一杯世話をしていこうと思っています。

また機会がありましたら、その経過を載せていこうと思いますので
応援よろしくお願いします。  合掌







子猫その後2

2008-05-14 14:25:09 | わんにゃんこ達(ペット以外の動物も)
前回の記事で書いたように、どこかへ移動した子猫たち。
翌日の日曜日のお昼、外に出たムスコが大急ぎな声で私を呼ぶ。

何々?と息子のもとへ。

お母さん、気がついている?いるよ!

え、何が…?え!もしかして…が?(義父母には内緒にしているので
二人とも小声での会話)

どこに?

あのダンボールの中だよ。

玄関のあの箱?ホントに?ちっとも気がつかなかったよ!

外に出てオープン車庫の隅の箱を覗き込むと、居ました、居ました。

まさか戻ってくるとは!?

物置の下のあの場所は、雨が降ると流れ込んでくるし、
ここ数日朝方や夜の気温が低く寒いので、
母猫も雨の当たらない元場所をえらんだのかも…と想像する私。

ともあれ、譲渡会までまだ時間があるのでそっとしておくことにする。

その日の夕方近く、餌を求めて母猫が箱から出てきたので
車庫内で餌をやっていると、あまり食べずに子猫たちの居る箱のほうへと
私を誘導するように向かう。

なに、なんなの?いつもだと覗くのも嫌がるのに…。
もしかしたら、子猫たちに餌をあたえてほしいのかしら?

用意しておいた子猫用のカリカリをお湯でふやかして
子猫の居る箱の中に置くと、
あらあら、いっちょ前にフガフガ言いながら餌にかぶりついてくる。

そんな様子を見ると、
子猫たちも少しずつだが大きくなってきて
母猫の母乳だけでは足りなくなり、母猫としてはそろそろ乳離れをと
考えたのかもしれないな…と思ったので

母猫が安心したように自分の餌を再び食べ始めた時、
その背中をなでながら

「なぁ、白ちゃん。どうせならこっちの車庫にチビちゃん達連れておいでよ。
 そうすれば、ご飯もゆっくり食べれるし、外へも出ないで遊べるし…。
 ね、シッコもここでできるようしてあるから、安心だよ。
 お乳だけじゃ、あんたも大変だろう?ねっ?!」

と、話しかけてみた。
理解できるかどうかはわからないけど…を込めて何度も。

日曜出勤(当直勤務)の主人にも心配しているだろうと、夜メールで知らせおく。

翌日月曜の昼前に帰宅した主人も子猫達を見て一安心。

と、その日の夕方近く玄関外に出たダンナが私を呼ぶ。

まさかまた猫の移動?と外へ出てみると、

おい、2匹しか子猫が居ないぞ!

えっ?またどっかいったのかな?でも、白ちゃん居るじゃない?!
朝は居たよ。餌やったし…。

すると、母猫が車庫内へ入っていくので私たちも中に入ると
あれ?車庫内隅にある物陰で動くものが…
今度はこちらの車庫に連れてきたの?どうして?
まさか、私の話を理解した?

ならば、と残っていた2匹を車庫内に連れてくる。
すると母猫は外へ出て、ダンボールの前に座り込む。
う~ん、ということは、餌だけ与えてほしいのかもと推測して、
ふやかしたカリカリを子猫たちに与えると、がつがつと食いっぷり。

食べ終わった様子なので、子猫達をダンボールに戻すと
またも母猫が振り返りながら車庫内へ入っていくので
母猫に餌を与えるが食べようとしない。
で、また外へ出て行きダンボールのそばに座る。

は~て、これは何を意味している?
そういえば、車庫内のすみっこは一番初めに子猫達を見つけたところ。
どうも最終的にこの場所に決めたいのかしら?ご飯があって雨露しのげる場所!

ということで、ダンナと子猫を車庫内に移し人目につかないように
障害物を置いておくことにする。
子猫たちは母猫が居るということで落ち着いたのか、狭い場所ながら
ころころと動き回っています。

もしかしたら、明日の譲渡会にいけるかも…ちょっと希望が見えました。

続く…