昨日の記事の続きです。
ムスコ夫婦がファミリーとしてお迎えした サイベリアン・フォレスト・キャット
の弾吉君。
本来この種は大型猫に属するらしいのですが、両親が種のわりには小柄らしく、
弾吉君も月齢標準体重より軽く小さめでした。
ワクチン接種もショップ在中に済ませていましたし、
下痢で初通院した時 院長先生も触診して月齢の割には少し細いけど骨格もしっかりして丈夫そうな猫ですね!
とおっしゃってくれました。
下痢も改善 食欲もあって元気に遊んでいるけど、やっぱりうんちの回数が多いかな?だから思うほど体重が増えないのかな?と 口に合うフードを買って試行錯誤。体重微増なのに なんかお腹だけ膨れてきた!食べ過ぎ?でもタプタプしてるし!
週明け ムスコ夫婦 仕事終わり次第
動物病院へ連れて行って診察してもらう。
大丈夫ですよ、ただの食べ過ぎ😆
と先生からの言葉待ってると、
そんな気軽な気配は無く とても深刻な様子に、二人は戸惑ったそうです。
診察結果 ほぼ致死率100%と言われる
FIP(猫伝染性腹膜炎)ウェットタイプを発症している疑いが強い。確実には腹水採取し検査で決まりますが、ほぼ間違いない。一応血液検査(専門に)出し その進行状態など数日後に出るなど病気の詳細説明受けたムスコ夫婦の
ショックは想像に難くないものでした。
血液検査結果で他の病気かもと一縷の望みに、
ムスコ達はネットで病状や治療方法の情報を集めまくっていました。
腹膜(ふくまく)に炎症が起こる猫伝染性腹膜炎(FIP)とは?猫コロナウィルスが原因!?治療法は?
猫伝染性腹膜炎(FIP)は、猫コロナウィルスが原因となり、胃や肝臓など臓器の表面とそれらの臓器がおさまっている腹腔を包んでいる膜である腹膜(ふくまく)に炎症が起こる...
みんなのどうぶつ病気大百科
いろんな情報がありました。
(闇マーケットで取引のコピー薬)注射を打ち続けるとか、認可されてない高額治療薬とか、もちろん福井では手に入らない薬だとか、個人輸入で手に入れて投薬し元気になったとか、正式治療でも時間と金額どんどん高くなるのでクラウドファンディングで続けてるとか…だけどそれも100%助かるわけじゃない、寛解期あるも再発可能性大だったり
良心的な医師や信頼性ある動物病院では、
ネットで漏れ出ているこの病気の完治や改善情報にはくれぐれも惑わされないでほしいと警鐘を鳴らしています。
血液検査結果は 99%確実数値よりもかなり低いけど、FIPじゃない数値よりは高い というグレーゾーンでした。
だったらもしかすると軽症で治療次第で
良くなるかも!と素人の淡い希望が湧いて
私達もそれにすがる日々でした。
しかし 当の弾吉君のお腹は膨れ続き、
元気は元気だけど 動きは以前より鈍く、
フード食べる量も徐々に減っていくので、
腹水を抜きながら治療方法を医師と相談し、
ストレスが症状悪化させるので、
行動範囲もできる限り制限せず、
高栄養フードや ドライフードより食べるスープタイプ ムースタイプ チュールと
あれやこれや買ってきては与える毎日。
お昼寝時間近づいて 眠そうだね😊
夫のかくれんぼ遊びに反応しすぎ♪
腹水抜き取りも200ml→700ml→800mlと
回を重ねるごとに大量になって
体重もほとんど増加なし。
まずは人コロナで効果ある抗炎症剤の投与を日を空けて2回(効果ありの事例もあるため)受けて少し楽そうになったけど、
相変わらず少量しか食べないので
点滴や抗うつ剤塗布など受けたりも
一時的な効果で、
すぐに疲れるのかあまり遊ばない。
それでも
息子達の行くとこ行くところ着いて回り、
夜は一緒に寝て、プチドライブと称して近距離の買い物にも連れていき(蓋開けたキャリーバックから身を乗り出して窓外を興味深く眺めている姿が可愛すぎて涙🥲)
お庭でBBQに参加?させたり、
人見知りしないので友人達にいっぱい撫でてもらったりと精いっぱい3人一緒の時間を過ごしました。
腹水検査で猫伝染性腹膜炎と確定 ただ遺伝子先天的感染ではなく、後天的感染での発症と思われます。
県外での治療も考慮していたらしいが、
体力の消耗を考えると厳しく、最善とは思えないので、今ある出来ることをしっかり一生懸命やろう!結果どうあっても今を大事に 弾吉との楽しい思い出いっぱい作ろう!とムスコ夫婦は決心したようです。
この一ヶ月間 弾吉君から
ムスコ夫婦は当然ながら、
tokonekoも夫も
本当に楽しい嬉しい時間と癒しをたくさんもらいました。
様子を見に行ってやって とムスコに頼まれた時、まだまだ元気に動き回れました♪
夫がケージのマットをコロコロかけていると、何してるの?って弾吉君 かわいい💕
お迎えして42日目 弾吉六ヶ月の誕生日を迎えた翌日の8月21日
朝ご飯少しでも食べてくれて、今日も大丈夫!と、仕事休みのムスコにお世話託して休日出勤したお嫁さんでした。
しかそのお昼前から様子がおかしい、
その後 痙攣もおき息遣いも腹式に…
ムスコ すぐにお嫁さんに連絡し
仕事の区切りつきそうなのですぐに帰るとのこと。
我が家ではちょうど大野から従兄弟夫妻が姑のご機嫌伺いに来宅中でしたが、息子からの電話で 従兄弟夫婦に事情話し、
夫とムスコ宅へ。
ただただぐったりと横になっている姿に
涙が止まりませんでした。
瞬きもできないほど力がないのか、
大きな目を開けたまま 時折苦しそうに息を吐き、突然脱糞と痙攣。
ああ もうだめなんだ!せめてママが帰ってくるまで頑張って!と
その痩せこけた背中や小さな顔 頭を
ムスコと撫で続けていました。
水含ませてやりたいのと 汚れきれいにしたいとで、足りないカット綿やガーゼ 体拭きシート買いに私と夫が出ていた間に
お嫁さんが帰宅、私たちが戻って部屋に入ると、
お嫁さんが弾吉に覆いかぶさっていて
号泣していて
ムスコが
ほん今 息止まったわ。
ああ それでもママ 間に合ったんだ!
辛かっただろうけど
パパ ママ二人に見守られてよかったね😢
離れず泣き続けるお嫁さんの背中さするだけの私でした。
私達が駆けつけて1時間半経った
午後3時50分ごろでした。
しばらくして
落ち着いたのを見計らうようにムスコ
シロの時同じペット葬儀屋に電話し、
葬儀等の段取りなどを決め
ペットショップにも報告。
ちゃんときれいにして寝かせてあげようね。
明日火葬するなら今日はお通夜だから、
シロの時と同じようなにお線香立てようね。家に戻って要る物持ってくるからね。
姑のこともあるので一旦家の戻り
お線香やろうそく 香炉 敷布など用意し、途中 花屋でお花買ってムスコ宅へ戻りましたが、
お嫁さんさんが泣いて電話してきたので心配でと、実家のご両親も1時間かけて
来てくださっていました。
膝に乗せて弾吉君の体を
きれいにしているお嫁さんの横で、
私とお母さんで
簡単に焼香台の用意。
その間 ムスコはなぜかケージで使っていたマットや毛布 タオルなどを洗濯し始め猫ベッドを干したりと動き回っているので、
今日でなくてもいいよ、弾吉のそばに居たら?
と夫が声をかける。
するとお母さんが、
辛すぎて、きっと体動かして気を紛らわせてるのね⁈
そうかも!だって朝からずっと昼ごはんも食べずに弾吉のそばに居て、その苦しみを受け止めていたんだものね。
きっと涙見せたくないんだね!
私の持ってきたかわいい猫柄タオル敷いて
安置。
シロの時と同じように
般若心経一巻読経し、皆で合掌。
後をご両親に任せて
夕飯用意もあるので自宅に戻ったのは
午後5時過ぎでした。
実家ご両親もあれからしばらくして
帰路へ。
弾吉の横で二人静かに
最後の夜を過ごしたそうです。
長くなったので ②に続きます
見出し画像は
福井到着時の弾吉君
tokonekoの膝で