先日の3連休に、富山ガラス工房へ作品を取りに行ってきました。
今回のスランプは、深いスランプや、逆スランプ等、実験的なものを幾つか窯入れしたので、仕上がり具合を楽しみにしながら、いそいそと出かけました。
行って見ると、作品は既に電気炉から出して、棚に並べてありました。
あれっ 棚の上になにやら新聞紙を被った状態のものが・・・。
恐る恐る新聞紙を取り除いてみると、この模様は私の作品。
見るも無残に割れてしまっています。
がっかり~。
意気消沈して、箱詰めし、家に持ち帰りました。
帰り際に「友の会」展の作品制作の様子を覗いてみました。
展覧会のテーマは、「世界の国を旅する」です。
エジプトを選んだグループが砂型を使って、ピラミッドを作っていました。
砂型を使って作るところを見てみたい気持ちもありましたが、気分が落ち込んでいたので、「頑張ってね。」と声だけ掛けて、そのまま帰る事にしました。
家に着いて、取り敢えず、うまく行った物から、洗って眺めてみる事に・・・。
先ずは、「友の会」展に出品予定のクリムト皿。
これはまあ、予想通りの順当な仕上がりです。
フュージング後の状態を見て、高温の絵具をガラスの間に挟んだ所に、泡がかなり入ったのが、少し気になっていましたが、お皿にしてみると、さほど気にはならない様です。
銀澄が少し溶変したところも、まあ愛嬌という事で・・・。
デザインの一部と見なせば、これはこれで面白いとも言えます。
それから、このお皿に合わせて作った箸置き。
ほとんど面白半分で作ったのですが、なかなか面白い感じになりました。
最初は。黒バージョンの方が気に入っていましたが、白バージョンも「みかん飴」みたいで、どちらも甲乙付け難い感じに・・・。
次に、かれこれ5年前、初級の時に作った泡入れの青いお皿とセットの赤バージョン。
これもまあ、順当な出来上がりです。
透明部分は、右上がフリット、真ん中が板ガラス、左下がストリンガーです。
2枚並べてみると、
あっ、良くみると青い方は、裏からサンドブラストでラインを入れてたっけ。
まあ、今回はこれで良しとしましょう。
いずれ気が向いたら入れるという事で・・・。
ちなみに青い方のラインは、板ガラスを乳鉢で砕いて泡を入れました。
それから、高温の絵付けのリベンジのお皿。
これは、可も無く不可も無くという出来です。
前回のスランプが浅過ぎたので、やり直した物は・・・。
殆ど前の物と区別が付かない位のカーブですが、やっぱりやり直して良かった。
シンプルなデザインですが、結構好きです。
色付けの状態が気に入ら無くて、裏返してスランプした方は、
う~ん、なんだか微妙。
最後に、モレッテイの余りのかけらで作ったアクセサリー。
紐を通して、ビーズを付けると、いいわぁ、これ。
こういう作品を創っている時が一番楽しいんですよね。
ではでは、失敗編の方は、改めて・・・。