4~6月のキルンワーク教室上期講座が開始されました。
昨日は、久しぶりに富山ガラス工房へ行ってきました。
今回の継続コースは、前回初級コースを受けた人達の殆どが、継続コースへ仲間入りしたので、大賑わいです。
キルンワーク教室が賑わうのは良い事なのですが、3月末に富山ガラス工房から、
「今回は人数が多いので、作品の窯入れ点数や大きさが制限される場合があります。」
といった内容の手紙が届きました。
実はその段階で、既に次回の窯入れの為の作品が出来上がってしまっていた私は、完全に意気消沈。
だって、40cm角の大皿と18cm角の小皿が既に殆ど完成してて、別のデザインの18cm角の小皿2枚組を制作途中だったんですもの。
「講座が始まる前にある程度仕上げておかなくっちゃ。」と張り切っていたのに、がっくり。
フュージングは、3ケ月の間に2回の窯入れがあります。
キャストやパートドヴェールの作品は作らないから、その分大目にフュージングの作品を窯入れしたかったのになぁ。
それに40cmの角皿がずっと窯入れしてもらえなかったらどうしよう。
ただでさえ展覧会を終えて、少し気が抜けていたのに、ますますやる気をなくす事態に・・・。
私は、大物の作品を、年1回必ず作る事を自分に課しています。
日頃使いの作品に走ってしまいがちなので、展覧会に出せるような作品を、年1つ位は作っておこうと決めた事です。
半年前位からデザインを描き、作品の一部を雪ん子(家庭用小型電気炉)で作って、構想を練っていました。
この作品は、とにかく苦難続きなんです。
作品に銀色の細い線を入れたくて、フュージングワイヤーを入れてみたら、
フューズ前はまあまあの感じだったのに、
電気炉から出してみると、
なんだか、針金みたい・・・。
プラチナ澄を細く切って使おうと思ったら、
苦心して切ったのに、なんだか刻み海苔の様な感じに・・・。
金澄やプラチナ澄をなんとか細く切る方法が無いかと、切金(きりがね)をしている方に聞いてみたりしたのですが、なかなか良い方法が見つかりません。
結局、銀色のラインを諦めて、フューズ後にサンドブラストでラインを入れる事にしました。
ようやく代替え策を見つけ、やれやれと思ったところに、「大物は無理かも」との知らせ。
もう悲しくて、悲しくて。
「行きたく無~い。」と朝から言っていたのですが、
主人が「ダメ元で持って行けば。」と励ましてくれたので、渋々出掛ける事にしました。
結果、なんとか大物の1枚だけは、窯入れが叶いました。
良かった。
なんとかうまくいきます様に・・・。
もう1枚の18cm角の小皿の方は、2度目の窯入れ時にフューズしてもらえる事になり、取り敢えず棚の上へ。
透明と白の作品なので、写真ではちょっとわかりにくいかなぁ。
この作品も、小さいながら、自分なりのこだわりがあるんですよね。
楽しみ、楽しみ。