tolgee'sブログ

中年おやじ達の自転車サークル「とるじぃーズ」

みんな元気に人生を折り返しましょう♪

★★ 安全第一!! ★★

【北陸新幹線開通記念】自転車で金沢まで走ってきた 【後編】

2015-04-05 16:57:30 | tatsuのブログ

旅の続き

 

2日目ルートラボ

 

 

2日目走行データ

 

2日目は6:30起床

朝食は安心のバイキング。

もうね、この日1日何も食べなくても大丈夫なくらい食べてやりましたよ。

カレーもあったからさ。

 

至福のひと時を過ごし部屋で出発準備。

天気予報では24℃まで上がるような事を言っていたので春夏用の装備で。

 

冬用をサドルバックに詰めると予想以上に蟻んこのお尻状態。

ん~デカすぎる。

 

フロントで紙袋をもらい新幹線乗車時の着替えだけ残し必要ない物をクロネコ発送。

富山から656円也~~(^^)/

俺の体も送ってもらいたい。

 

駅前に移動し8:45 金沢へ向けてスタート!

 

振り向けば立山連峰。

 

前日、道路にあった青い線が気になっていたので注意して見ていたら富山湾岸サイクリングロードの印だったのが分かった。

 

 

右手に富山湾、左手に立山連峰。

もう反則である。

 

関東では味わえない景色がここにある。

これは昨晩走らなくて良かった、間違いない。

ただ、向かい風が半端じゃなかった。

 

滑川漁港



櫟原神社

 

神社前の街並み。

和む。

人がいない~~(;'∀')

 

海~~!

富山湾沿いは緑がとても多い。

 

新湊大橋

でかい!! 日本海側で最大らしい。

 

真下へ

 

新湊大橋もサイクリングロードの一部?

エレベーターで登り渡った。

 

きっときと市場 

 

伏木磯町だったか 

 

のどかでほんわかした 。

風が強いがそれもまた心地良いと思わせる景色。

 

雨晴トンネル手前でおじさんに手招きされ行ってみると綺麗な梅が咲いていた。

 

 

 

10分ほど話込んでお別れ。

楽しいおじさんでした。

 

天気良すぎ。

 

 

道の向こうに海が見える風景

 

奥に能登半島が見えてきた。

 

 

もう関東とは空気の感じが全く違う。

言葉ではうまく説明できないけど何か違う。

何かが違うんだよ。

感じたければ来てみれば良いんだ。



とても気持ちいい、テンションあがる。



氷見ではハットリくんに迎えられ自転車スタイルで入れそうなご飯処も見当たらなかったのでそのまま金沢を目指す。

 

氷見駅前

 

氷見海道を南下し県道32→国道8号→県道286号で石川鉄道沿いに金沢駅を目指す事に。

畑道を進む。

この辺は爆風向かい風で頑張っても22km/h位しかでない。

この日は朝からずーっと向かい風。

 

でもいい、金沢へ着いてしまうと旅も終わってしまうので焦らず行こう。

 

金沢市

 

 

魚津の街を出発して約6時間後

15:20無事に金沢駅前にゴール!

 

達成感?

どうだろう、あまりなかったかな。

一日で走りきれなかったのがそんな気持ちにさせたのかもしれない。

でも富山の景色を堪能できたので2日かけて走った事は良かったと思う。



到着後は兼六園へ。

一周して前田利家公

 

再び駅前へ戻り逆口へ

 

食事処を探すもロードバイクスタイルでそれも一人で入れそうな店があまりない。

あまり調べてこなかったので情報があまりない。

 

のんびり探しても帰りが遅くなるので公園で簡単に汗を拭きインナー着替えて新幹線乗車準備後、駅ナカで上刺身定食。

 



これはこれで良し。十分美味しかった。

また北陸を訪れる際はしっかりと調べておこう。 

 

17:52発 かがやき号



車内は意外とがらがら。

 

刺身定食だけでは足りなかったので弁当(笑)

 

 

旨かった。

 

金沢を出発しておよそ2時間後には大宮。

28時間かけて走った道程をたったの2時間か・・・・。

感無量である(笑)

 

今回、東京から金沢まで自走してみたけど想像以上に素晴らしい景色に出会えた。

初日の夜中は寒さに上りと厳しかったけど朝を迎え北アルプスの雪山が見え始めてからは楽しさが苦しさを数倍も上回った。

もう走りながら『凄いわぁ』と何度呟いた事か。

 

多くのトンネル、洞門も偶然が重なり楽に通過できた事も旅を楽しいと思わせた一つだと思う。

二日目の富山ものんびり走れていつも以上に最高の景色を堪能できた。

地元の人には普通の景色でも自分にとってはその全てが感動であった。

 

自分を遠くまで連れてきてくれる自転車に感謝。

これまで何度も300kmを超えるロングを走って来たけど今回は3本の指に入る。

 

また必ず北陸を訪れたいと思う。

 

大宮からの帰り道、桜が綺麗に咲いてたので思わず。

 

 

 

 


【北陸新幹線開通記念】自転車で金沢まで走ってきた 【前編】

2015-04-05 15:36:24 | tatsuのブログ

3月29日 午後9時45分

500km先の金沢へ向けてスタートを切る。

 

【走行経路】
R20→R19→R147→R148→R8→富山湾CR→県道とか

 

初日 GPSデータからのルートラボ

 

初日走行データ



 

立川から八王子を抜け高尾駅

まだまだ元気です。

 

順調に国道20号を進む。

最初の峠、大垂水峠(標高392m)を23:49に通過。

少し寒くなってきた。

 

下って相模湖。

 

1:30 大月通過

新笹子トンネルが遠い。

 

2:15 新笹子トンネル入り口到着

このトンネルが自転車乗りにはやっかいなトンネル。

全長2,953メートル、片側1車線、路肩狭し。

こんな感じ。

(写真はwikiからお借り)

路肩がががが・・・。

入り口は多少の上り勾配、入ってすぐにピークを迎え下り勾配になるのでそれでも何とか頑張ればトラックに轢かれずに突破できます。

二つ目の峠、笹子峠はトンネルで通過。

 

トンネル抜けると甲府までロングダウンヒル。

:(;゛゜'ω゜'):サムィー。この辺の時間帯から寒さが増してくる。

下り切って少し体も冷えたので3時にすき家で夜食。



北杜市で空が明るくなってくる。



明け方によくこの空に出会える。

この時間帯の空が一番好きだ。

 

しかしこの時は寒すぎた。

気温は0℃から-1℃位。

 

南アルプス市を通過し富士見峠に向けて登坂開始。

汗をかくとそれが冷えてとても寒い。

それを温めようと少し強度を上げるともっと汗かく → それがまた冷える。

やばいね、なんか。

 

小淵沢を過ぎたあたりに道の駅信州蔦木宿があったので持ってきたインナーに着替える。

寒さはなんとか収まった。



富士見市は濃い霧の中で朝日が待ち遠しい。

少し下って茅野から諏訪湖へ。


7:10
諏訪湖到着


太陽も登ってき日差しのありがたみが身に染みる。

トラック多めなルートなので今回もこの反射ベストを着て走ってます。

 

諏訪湖からもう一段登って塩尻峠(1012m)は8:05通過。

下るとお腹も空いてきたので塩尻北IC近くのラーメン屋が早朝から営業していたのでちゃんぽん麺で朝ご飯。

 

体の感覚的には遅めの昼ご飯って感じ。

この辺で出発から200km位、大きな登りも終わって後は青木湖まで登れば終わり。

日差しもあって寒さは感じない。

 

松本から安曇野、大糸線沿いに国道147号を北進。

北アルプスの山々が顔を出し始める。

写真で迫力が伝わらないのが残念で仕方ない。

本人はテンションMAXなんだけど。

 

 

 

 

大糸線 有明駅から

 

 

もう写真ばかりでごめんなさい。

でもこれは仕方ない(^^;

 

大町から先は国道148号。

進行方向には山が続く。

 

 

 

12:10 木崎湖

 

湖の畔に無人の稲尾駅

 

 

 

この駅、長さが3両分しか無く4両編成の電車が入ると1両ははみ出して止まるらしい。

こんな駅で一人電車を待つとどんな気分になるんだろう。

 

空気が澄んでいてとても気持ち良い。

 

もう夜中の疲れなど何処かへすっ飛んでしまった。

 

中綱湖 仁科三湖の中間の湖

凍ってた。

 

 

 

大糸線通過しま~す!

 

青木湖でピークを迎え白馬村へ

 

左手には絶景が続く。

楽しい。

もう楽しさしか無い。

 

 

 

息を飲む景色。

この時期に来て良かった。

 

13:24 出発から276km 白馬駅

 

学生時代はスキーで何度も訪れたがまさか自転車で走ってくるとは夢にも思わなかった。

 

振り向けばこの景色。



駅前にこんな景色があっていいのだろうか?

なんだコレ。

 

白馬からは日本海まで下り基調、トンネルを抜けるとこんな景色が現れる。

 

言葉はいらない。

素晴らしい景色を身近なものにしてくれる自転車には感謝しかない。

 

しかししかし、景色とは裏腹にこの先は自転車の難所が続く。

 

以下のトンネルやらスノーシェッド、洞門が延々続く区間。

  • 下里瀬トンネル(北安曇郡小谷村)
  • 中土トンネル(北安曇郡小谷村)
  • 平倉トンネル(北安曇郡小谷村)
  • 新外沢トンネル(北安曇郡小谷村)
  • 塩坂トンネル(北安曇郡小谷村)
  • 大所トンネル(糸魚川市)
  • 山之坊トンネル(糸魚川市)
  • 茶臼山隧道(糸魚川市)
  • 明石平トンネル(糸魚川市)
  • 小滝隧道(糸魚川市)
  • 大前トンネル(糸魚川市)

中でも最大の難関は新潟に入ってからの茶臼山隧道から小滝隧道までの約6km。

トンネル入った後に明るくなって出口と思うもそこは洞門で繋がってる。

実質一つのトンネル状態。

歩道は無し、カーブは続く、見通し悪い、勾配はある、大型トラック、ダンプもバンバン走ってくる・・・。

これ、轢かれてもおかしくない。

 

新潟入ったよ~~

 

しかしこの日は運が良かったのか糸魚川方位面へは交通量が少なくトンネルの中では数えるほどしかトラックに抜かれず意外とすんなり日本海に抜けてしまった。

 

日本海到着。

国道8号を西へ。

 

さてここからは難所の親不知

飛騨山脈の北端が日本海の荒波によって浸食され生まれた断崖絶壁。

北陸道の最大の難所と言われており自転車では今も難所と言われている。

 

ここもスノーシェッドが連続、勾配あり、路肩無し、トラック多いと来たもんだ。

嫌だな~~と、思い走っていると手前の大きな橋で工事。

片側交互通行、それも片側をかなり長い時間止める。

これはラッキー。

タイミングよく走れば楽に行けるかも。



ここも数えるほどしか大型トラックに抜かれなかった。 

天険トンネルは迂回路があったのでそちらへ。

 

断崖絶壁だ。

 

時刻は16:50

日が沈んできた。




市振駅を超えれば難所も終わり。

 

富山突入!

 

富山湾に沈む夕日を撮りたかったので入善で海岸沿いへ

 

ふぅ~~、何だか今日も終わった感が満載。

日が落ちると急激に寒くなってきた。

なんだか寒すぎ・・・。

 

さてと、このまま走り続けて金沢まで行ってしまうか宿を見つけるか。

腹も減ってきたし金沢まで走って夜中にホテル探すのも大変なので適当な場所で泊まる事に。

洗濯もしたいしシャワーもあびたい。

寒さでパワーも出なくなってきた。

 

第一にここまで来て富山の景色を見ないなんて愚の骨頂。

もう泊まる!今日は終わりーー!



魚津駅前のアパホテルに空室があったので予約。

到着は19時を少しまわっていた。

色々やって22時には就寝。

1日目終了。



1日で金沢まで辿り着けなかったのは少し残念ではあった。

写真撮るのにかなりの時間を使っていたので仕方ないか。

 

明日は100kmチョイなので新幹線間に合う程度にのんびりサイクリングで景色を堪能しましょう。