8トラックのカラオケデッキです。
平成生まれの人は知らないでしょうか。
「昭和」の皆さんには、懐かしいシロモノ。
昔はカラオケって、これでしたよね。
・・・そんな機能は無いよ。歌詞カード(本)を見ながら歌うんじゃい。
歌いだしのタイミングを逃して、「すいません、もう一回。」
なんて場面も、よくありましたっけ。
この機械は、ウチの親父殿が個人的に購入したもので、
家庭で使ってたのですが、
地元のさまざまなイベントでも活躍しました。
昭和62年から始まった「殿ヶ谷まつり」。
その前身の「殿ヶ谷子ども祭り」。注1
などなど。
今では、スピーカー、アンプ、ミキサー、ワイヤレスマイク、通信カラオケデッキなどを
レンタルしまして、バンド演奏にも対応できる素晴らしい音響設備を整えておりますが、
最初の頃はこれ1台でやってたんですな~。
長年ウチに眠ってまして、
ときどき、親父がいじったりしてたようですが、
ついに動かなくなりまして、
暮れの大掃除を機に、
リサイクルセンターに旅立つことになりました。
そんなわけで、記念にパチリ。
殿ヶ谷のお祭り文化はコイツから始まった、と言っていいかもな。
ありがとうね。お疲れさま。
注1「殿ヶ谷子ども祭り」
「殿ヶ谷まつり」開始の数年前、殿ヶ谷子供会が開催したお祭り。
地元の酒屋さんを通じて酒蔵から一斗樽を借りてきて、
樽みこしを作って担ぎました。樽の上にはモンチッチが乗ってました。
綿あめ・焼きそば・金魚すくい・ゲームなどの模擬店のほか、
簡単なステージをつくり、カラオケやゲーム大会などを行いました。
司会進行は自転車屋のお姉ちゃんと私たぬきの中学生コンビ。
子どもたちでペンキ塗りしたり、模擬店やゲームの内容を話し合ったり、
まさに手作りのお祭りでした。
2~3年、この子ども祭りが続き、
ある方より子ども神輿を寄贈されたのをきっかけに、
神社・自治会・子供会による「殿ヶ谷まつり」がスタートしたわけです。