本日、令和5年12月10日、「山車」の移送作業を実施しました。
国立市谷保下組町会の「し組はやし連(東組天神ばやし)」さんが、解散するのに伴い、
囃子連所有の山車を手放すことになりました。
縁がございまして、その山車を殿ヶ谷十二支はやし連にお譲り下さることとなり、
本日の移送と相成りました。
午前9時に国立市谷保の白山神社に出向き、
まずは、屋台の組み立て方と、曳き回す際の注意点、整備点検する箇所などの説明を受けました。
搬送するために、いったん解体して、
正午に、西砂の地元の河村重機運送さんの車両が到着。
慎重に積み込みを行いました。
午後1時過ぎに、無事に西砂に到着し、昼休憩後の2時半より、骨組みの組立までを行いました。
台車は、もともと農家で使われていた牛車を譲り受けたもので、「府中町新宿丁」と刻まれています。
車輪は木製のものですが、傷みが出てきたので、数年前に両側に鉄板を貼って補強したそうです。
上に乗る屋台は全て地元ご町内の方々の手作り。
随所に様々な改良、補修を重ねてきた歴史が見て取れます。
来年のお祭りでは、「し組はやし連」さんの名前が入った幕などを、そのまま使わせていただき、
町内の皆様にお披露目したいと考えています。
長年にわたり地域の祭礼で活躍し、愛された山車です。
末永く大切に使わせていただきます。