ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その2の続き。
あとから調べてわかったことだが、パール金属製のチェーン(軽快車用) No.Y-2671はJIS規格品ではなかった。
パッケージ台紙には
■サイズ(約) 12.7×3.3mm×110リンク
と書いてあり、これはその通りできていた。
しかしJIS D9417:2004の規格は次の通り。
「表3 寸法」の数字がみんな左へ詰まっていて見にくいので、いつもの「自転車探検!」さんのページからキャプチャー。
これを見ると「チェーン呼び」1/2×1/8 「用途」単段 のように作られているかと思ったが、「ピン長さ」が8.2mmだった。
つまり、ピン長さ(チェーン幅)だけが多段用になっているのである。
それが前のチェーンの連結リンクが使えなかった原因だ。
だからチェーンの包装台紙に「自転車(軽快車)専用の単段伝動用チェーンです。」となっていたのは間違いなのだ。
安くてもJIS規格品を作ってほしい。
5月15日追記
パール金属に「JIS規格に適合していない」と手紙を書いたのだったが・・・
自転車関係のJIS規格はいいかげんだ。
-----------------------------------------------------------------------------------------------------
連結リンクの長さだけ足りなくなってしまったのでしかたない、1コマ継ぎ足そう。
そして連結リンクなしで直結する。
直結するためにはピンを反対側から押し出し、外側のプレートから抜け落ちないように、慎重に押し出す。
なんどかチェーン切りをはずして、ピンが抜け出している長さを確かめる。
コネクティングピンを持っていないので慎重に慎重に。
連結したら、すぐ外れてしまった。相当ダブダブだ。
チェーン引きでもっと引っ張らなければならない。
ところがこんなに引っ張ってもまだダブダブ。
もう少しピンと張らないと。
このくらいのチェーン引きの位置でピーンと張りたいのだが。
ピーンと張るには届かない。1コマ単位でしかチェーンは詰められないためだ。
1コマ詰めると今度はハブを前へずらしても届かなくなる。
えっ、調整できないぞ!! みんなどうしているんだ???
チェーン引きでもっと後ろに引くとスタンドが浮いてしまう。なぜだ?
あっこれが怪しい。ガイドのワッシャー(呼び名がわからなくて、勝手にそう呼んでいる)
これがスタンドを後ろに引っ張っているのだ。
向きを前後変えてみよう。
爪を前に持ってきた。
やっとちょうどいい張りに調整できた。
各箇所をきちんと固定。ブレーキ本体のバンド跡からすると1cmくらい後ろに下がった。
チェーンカバーを取り付けると、やはり当たる。線を入れた位置でカットする。
ぎりぎり当たらなくなった。油はねでスカートやズボンが汚れるかな?
さて、どのくらい軽くなったのか走行テストしてこよう。
アンリツ横の坂へ向かう。 恩曽川には鯉のぼりが。
アンリツ横の坂は上れた。後半は息切れしたけど。
この重いママチャリで上れるのはすごいのではないか。
まぁ、荷物を載せたら無理だけど。
ここのダイソーにはWOタイプのブレーキゴムがあった。残り2個だったけど。
でも隣の全天候タイプもあったので、同じ値段ならこちらを。
次にコーナンへ向かう。
コーナンへの上り坂も問題無し。
今使っているのは黄色のリチウムグリス。
ちょっと高い青色はそれにモリブデンが追加されたもの。
青を買おうと手に取って下を見ると・・・
上と同じリチウムグリスが、こんなに大きいチューブに入って上のと同じ値段。
じゃあこちらに。・・・結局グリスのグレードアップはしなかった。 (*^ω^*)ポリポリ
本日の買い物。右からブレーキゴム105円・グリップ980円・グリス198円・赤青緑の点滅LEDが気になって買ったランタン105円。
あとでわかったのだが、「チェーン引きはフレームの内側に入れるのが正しい」らしい。
もうやり直す元気はない。
「いつやるの?」
「いまでしょ!」
いつかやろう、はずすチャンスがあったら。 (*^ω^*)ポリポリ
ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その1の続き。
ハブナットを締め、自転車を自立させる。
タイヤがまっすぐ回転するように、左右の角度調整をしても泥除けに擦(す)れるので、泥除けを直す。
もう一度チェーンステイとタイヤの間が同じになるように、左右の向きを直す。
ブレーキ本体を固定しよう。
10mmスパナ2本で、内と外から締める。
ブレーキワイヤーを調整し、固定する。
変速ロッドを挿入しよう。
変速ロッドにグリスを塗り、ハブシャフトに差し込む。
シフトワイヤーの取り付け位置が良いか確認しよう。
シフトレバーを「中速」にする。
変速ロッドがラインの位置になっているか確認する。
「低速」側にした時。
「高速」側にした時。
チェーンを取り付けよう。
上 新しく買ったチェーン 下 ついていたチェーン
比較すると、新しく買った方がプレートが薄い。
しかしローラーの幅は同じなので問題ない。 ・・・と思っていた。この時は・・・
ためしに今までついていたチェーンをかけてみると、これだけ足りなくなった。
新しいチェーンはこれだけ余る。
連結リンクをはめ、カットする位置を決める。
チェーン切りの位置に注目(矢印) チェーンカバーで見えなかったが、スプロケットからチェーンが外れ、短くなっていた。
危うく矢印の位置でカットするところだった。これでは足りなくなってしまう。 (≧ω≦;)A アセアセ・・・
連結リンクでつなぎ、クリップを付けようとしたら・・・
ややっ、ピンがこんなに長い。これではチェーンが回転した時、ここでひっかかってしまう。
チェーンの包装台紙には「自転車(軽快車)専用の単段伝動用チェーンです。」となっていたが、ママチャリ(おなじ単段だが)のチェーンとは違うのか?
コーナンには「多段用」とこれの2種類しかなかった。
連結リンクは使えない。直接つなぐには連結リンクの長さだけ足りなくなってしまう。さあどうしよう・・・・
ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その3へ続く。