トンサンの別荘

初代iMacが壊れ、本宅「マック鈴木家へようこそ」が更新できなくなったので、2010年9月27日よりこちらで情報発信。

ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その3

2013年05月05日 16時27分30秒 | ママチャリ・通チャリの整備・修理・改造

ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その2の続き。

あとから調べてわかったことだが、パール金属製のチェーン(軽快車用) No.Y-2671はJIS規格品ではなかった。
パッケージ台紙には
■サイズ(約)  12.7×3.3mm×110リンク
と書いてあり、これはその通りできていた。
しかしJIS D9417:2004の規格は次の通り。
「表3 寸法」の数字がみんな左へ詰まっていて見にくいので、いつもの「自転車探検!」さんのページからキャプチャー。



これを見ると「チェーン呼び」1/2×1/8 「用途」単段 のように作られているかと思ったが、「ピン長さ」が8.2mmだった。
つまり、ピン長さ(チェーン幅)だけが多段用になっているのである。
それが前のチェーンの連結リンクが使えなかった原因だ。
だからチェーンの包装台紙に「自転車(軽快車)専用の単段伝動用チェーンです。」となっていたのは間違いなのだ。
安くてもJIS規格品を作ってほしい。

5月15日追記
パール金属に「JIS規格に適合していない」と手紙を書いたのだったが・・・
自転車関係のJIS規格はいいかげんだ。
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連結リンクの長さだけ足りなくなってしまったのでしかたない、1コマ継ぎ足そう。
そして連結リンクなしで直結する。



直結するためにはピンを反対側から押し出し、外側のプレートから抜け落ちないように、慎重に押し出す。
なんどかチェーン切りをはずして、ピンが抜け出している長さを確かめる。
コネクティングピンを持っていないので慎重に慎重に。



連結したら、すぐ外れてしまった。相当ダブダブだ。
チェーン引きでもっと引っ張らなければならない。



ところがこんなに引っ張ってもまだダブダブ。




もう少しピンと張らないと。




このくらいのチェーン引きの位置でピーンと張りたいのだが。




ピーンと張るには届かない。1コマ単位でしかチェーンは詰められないためだ。
1コマ詰めると今度はハブを前へずらしても届かなくなる。

えっ、調整できないぞ!! みんなどうしているんだ???




チェーン引きでもっと後ろに引くとスタンドが浮いてしまう。なぜだ?




あっこれが怪しい。ガイドのワッシャー(呼び名がわからなくて、勝手にそう呼んでいる)

これがスタンドを後ろに引っ張っているのだ。
向きを前後変えてみよう。



爪を前に持ってきた。




やっとちょうどいい張りに調整できた。




各箇所をきちんと固定。ブレーキ本体のバンド跡からすると1cmくらい後ろに下がった。




チェーンカバーを取り付けると、やはり当たる。線を入れた位置でカットする。




ぎりぎり当たらなくなった。油はねでスカートやズボンが汚れるかな?


さて、どのくらい軽くなったのか走行テストしてこよう。


アンリツ横の坂へ向かう。 恩曽川には鯉のぼりが。

アンリツ横の坂は上れた。後半は息切れしたけど。
この重いママチャリで上れるのはすごいのではないか。
まぁ、荷物を載せたら無理だけど。



ここのダイソーにはWOタイプのブレーキゴムがあった。残り2個だったけど。
でも隣の全天候タイプもあったので、同じ値段ならこちらを。


次にコーナンへ向かう。
コーナンへの上り坂も問題無し。


今使っているのは黄色のリチウムグリス。
ちょっと高い青色はそれにモリブデンが追加されたもの。
青を買おうと手に取って下を見ると・・・



上と同じリチウムグリスが、こんなに大きいチューブに入って上のと同じ値段。
じゃあこちらに。・・・結局グリスのグレードアップはしなかった。 (*^ω^*)ポリポリ



本日の買い物。右からブレーキゴム105円・グリップ980円・グリス198円・赤青緑の点滅LEDが気になって買ったランタン105円。


あとでわかったのだが、「チェーン引きはフレームの内側に入れるのが正しい」らしい。
もうやり直す元気はない。
「いつやるの?」
「いまでしょ!」
いつかやろう、はずすチャンスがあったら。 (*^ω^*)ポリポリ


ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その2

2013年05月05日 13時50分21秒 | ママチャリ・通チャリの整備・修理・改造

ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その1の続き。



ハブナットを締め、自転車を自立させる。





タイヤがまっすぐ回転するように、左右の角度調整をしても泥除けに擦(す)れるので、泥除けを直す。




もう一度チェーンステイとタイヤの間が同じになるように、左右の向きを直す。




ブレーキ本体を固定しよう。




10mmスパナ2本で、内と外から締める。




ブレーキワイヤーを調整し、固定する。




変速ロッドを挿入しよう。




変速ロッドにグリスを塗り、ハブシャフトに差し込む。




シフトワイヤーの取り付け位置が良いか確認しよう。
シフトレバーを「中速」にする。




変速ロッドがラインの位置になっているか確認する。




「低速」側にした時。




「高速」側にした時。


チェーンを取り付けよう。




上 新しく買ったチェーン       下 ついていたチェーン
比較すると、新しく買った方がプレートが薄い。
しかしローラーの幅は同じなので問題ない。 ・・・と思っていた。この時は・・・




ためしに今までついていたチェーンをかけてみると、これだけ足りなくなった。




新しいチェーンはこれだけ余る。




連結リンクをはめ、カットする位置を決める。




チェーン切りの位置に注目(矢印)  チェーンカバーで見えなかったが、スプロケットからチェーンが外れ、短くなっていた。
危うく矢印の位置でカットするところだった。これでは足りなくなってしまう。  (≧ω≦;)A アセアセ・・・



連結リンクでつなぎ、クリップを付けようとしたら・・・
ややっ、ピンがこんなに長い。これではチェーンが回転した時、ここでひっかかってしまう。

チェーンの包装台紙には「自転車(軽快車)専用の単段伝動用チェーンです。」となっていたが、ママチャリ(おなじ単段だが)のチェーンとは違うのか?
コーナンには「多段用」とこれの2種類しかなかった。


連結リンクは使えない。直接つなぐには連結リンクの長さだけ足りなくなってしまう。さあどうしよう・・・・

ママチャリのコグとチェーンの交換はとても大変だった。その3へ続く。