勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

笹子トンネル崩落事故について思う 

2012-12-04 22:36:15 | 社会
(本文と写真との間には、何の関係もありませんし、何の意味もありません)

笹子トンネルの崩落事故については、一言で言って老朽化が原因なんだろうと思う。
日本の高度成長期に完成したトンネルらしく、これと同じ時期に建設された公共施設は多いだろうと推測されるだけに、このまま何の手も打たなければ、同じような事故が続出する可能性があると思われるだけに、本当に大きな意味を含む事故なんだろうなと思う。

今回の事故の原因の一因として盛んに言われているのが、打音検査を怠っていた検査の不十分さである。
確かに、きちんと検査がされていたならば避けられたかもしれない事故かもしれないし、このような事故の再発を防ぐために原因究明はとても必要なことだが、どうも、この一連の報道には、何か犯人を作り上げたいというような思いを感じられて仕方が無い。

今の報道から想像するに、おそらく不十分な検査がその原因なのだろうが、それはあくまで原因であって、犯人ではないと思う。
亡くなった方には非常にお気の毒だと思うし、何としても同じような事故が起こらないように、その原因究明と対策は必要だと思うが、不十分な検査という犯人を作りあげる必要はないんじゃないか。

さらに、いささか腹立たしいのは、この事故と自民党の唱える国土強靱化計画を結びつける輩がいることである。
正直、このタイミングで、そういう発想をするのは、ちょっと事故にあわれた方々に対する思いやりが無さ過ぎる気がする。