勃ちあがった象の白い涙の物語

ロックンロールにゃ老だけど死ぬにはチョイと若すぎる

佐村河内守 別人作曲問題

2014-02-07 23:51:52 | 音楽
(本文と写真との間には、何の関係もありませんし、何の意味もありません)

全ろうの作曲家佐村河内守の楽曲を全くの別人が作曲していたという問題で、世間は大騒ぎである。
おまけに、誰が作曲していたかという問題だけではなく、全ろうの振りして実は耳は聞こえていたという疑いまで出て来ている。
もう、こうなると佐村河内守に対しての人間性そのものが問題化されているような気がする。

佐村河内守の反論が聞こえてこないので、本当のところはどうなのかわからないが、おそらく、世間で話題になっているように、全くの別人が作曲していたというのが真実だろう。で、それを黙って、いかにも自分が作曲したように偽って、世間を騙し続けてきたのだから、もうそれだけで、その人間性は最悪といわざるえない。
しかも、全ろうでもなかったとなれば、これは詐欺といっていいようなことである。

クラシックは特定の作曲家のものしか聞かないし、ましてや現代の作曲家の作品となるとさっぱりなので、正直、問題になっている一連の作品を聞いたことは無いので、その作品の音楽としての質がどうなのかはわからない。
ただ、一応、音楽好きを自認する人間からすると、これだけは言えるのは、聴衆は、その音楽だけを単純に楽しんでいるのではない。
その音楽の背景というか、バックボーンというか、そういうものも一緒に楽しんでいる。
そういう意味で、この佐村河内守という人の、被爆二世、全ろうという背景は充分すぎるものだし、それゆえに、その音楽が注目を集めるのは、すごく理解できる。
おまけに、その楽曲名が「広島」ということになれば、これはそれだけでかなりの水準をクリアしているといわざるえない。

だが、それだけに、今回の騒動は悪質だと思う。