トーネードの無職生活

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武器輸出

2016-02-03 08:54:21 | 日記
 我が国では武器輸出をしないことが国是のようになっていたので、以前は軍事関連の諸々の技術も含めて輸出しませんでした。ただ、軍隊を広い意味でとらえると兵隊が食う飯まで軍事にかかわるじゃないかと言えるわけですが、さすがに民間ベースで輸出されたものが流用されてもしかたがありません。

 テレビのニュースでも反政府勢力とかゲリラがピックアップトラックに乗っているシーンが放映されたりしますが、その車の後ろにはしっかりと、TOYOTA、NISSANと書かれています。さすがにトヨタや日産が反政府勢力にピックアップトラツクを売ったわけではないでしょうが、性能が良いから中古でも使われているのでしょうね。

 その他に聞いた話ですが、北朝鮮のミサイル艇だかに古野電機製の民間用のレーダーがついているようです。これも民間ベースで漁船に取り付けるように輸出したものを、北朝鮮がどこかから調達して搭載しているのでしょう。民間用ですからミサイルの狙いをつけるとまではいかないでしょうけれども、民生品でも軍用に十分に役に立つということですな。

 これまで武器輸出はしてこなかった我が国ですが、ついに方針が変わってなんでもかんでもというわけではないでしょうが、武器輸出ができるようになりました。今注目されているのがオーストラリアに売り込んでいるそうりゅう型潜水艦です。ドイツ、フランスと競合しているとの話です。

 ドイツは第一次、第二次世界大戦で活躍したUボートの国ですから、潜水艦づくりには伝統があります。現に多くの輸出の実績があります。またフランスは原潜を持つ国ですが、デイーゼル化した潜水艦を売りこんでいるようです。

 潜水艦を自国で開発できる国は限られていますが、その中に日本もありまして、今回の商戦で日本が優位なのは同じ太平洋の国であるということです。太平洋に長大な海岸線をもっていて広い海域が運用する対象となります。そんなわけでヨーロッパ製よりも日本製の方がオーストラリアの環境には適しているのではないかと想像しています。

 あとは、値段と潜水艦は極秘の固まりみたいなものですから、どこまで技術移転するとかそういった話になるかもしれません。しかし、日本の兵器は価格が高いと言われますが、潜水艦のような特殊な兵器は価格競争だけではない面もあるので、日本が輸出しやすい兵器かもしれません。

 ということで潜水艦が輸出できるか要注目です。