電車内での痴漢の記事を読んで

　ネットの記事に電車内での痴漢について書かれたものがありました。東京の中心に向かう、JR、私鉄の朝の通勤ラッシュは健康な男でも疲れ果てるほどのひどさ。高齢者や子供なんぞ乗ったら死んじゃうのではないかと思うほど。

　このようにひどい通勤ラッシュの中で痴漢の被害もあるようなのですが、意図的に痴漢をしている人は言語道断だと思いますが、意図せずにまるで痴漢しているかのような状態になってしまうというのも、これまたすざまじぃラッシュのためです。

　学生のころ学校に向かうのに電車に乗りました。スポーツバックを持っていたので胸にかかえて電車に乗り込みました。この時足が浮いたまま電車内に入ってしまうほどの勢いです。で、たまたま女性と正対してしまいました。ということは、胸にスポーツバックを抱えているので、私の腕が女性の胸に触れてしまうのです。態勢を変えたいと思っても身動きすることすらできないラッシュ。女性のいやそうな表情をみながら次の駅に早くついてくれないかなと思ったものです。

　同様にカバンを手に持って電車に乗っていました。だんだんと混み合ってきて、これまたたまたまカバンを持った手が女性のおしりにピッタリとはまってしまいました。カバンを握っているのでゲンコツ状態ですが、女性からしたらさぞいやだったろうと思います。態勢を変えられたので長時間おしりに触れたままであったわけではないのですが。

　てなことで、自分の意志とは無関係に痴漢ととらえられかねないことも起こるわけで、ある議員さんは電車の中では両手をうえに上げているなんて話を聞いたことがあります。意図しなくても痴漢と間違われたら議員としての地位を保つことができなくなってしまいますからね。

　とにもかくにも、東京の中心に向かう朝のラッシュは殺人的でとても人間がすごす環境とは言えませんね。しかも、通勤時間が一時間以上なんてのは普通なのですから。

　今はほとんど電車に乗らない生活なのと、人の多いところにも出かけないので、人混みからも遠ざかった生活です。たまに人混みのあるところに行くと、なんとなく息苦しくなりますね。