トーネードの無職生活

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日本女子ハンドボールはリオ五輪に行くことができるか

2016-07-07 06:55:35 | 日記
 我が国ではハンドボールはマイナースポーツなので、日本リーグの試合などもCSのスポーツ専門チャンネルでも中継がありません。と、日本の女子のハンドボールがリオ五輪の出場をかけて世界最終予選に出るのですが、その試合三つをJ:COMがこの三日で放送してくれるので録画しているところですが、その半年以上前にNHK BSで放送されて録画しておいたアジア予選のカザフスタン、韓国戦を見ました。

 カザフスタン戦は最初は完全に日本のペースだったのですが、ノーマークのシュートをはずしまくって逆転されたりして、最後にようやくシュートをねじ込んで勝利しました。はずしたノーマークのシュートのうち半分でも決めていたら楽勝のゲームだったのですが、自ら苦戦に陥ったパターンでした。

 韓国戦は勝った方がリオ五輪のキップを得るという試合でしたが、韓国の完勝でした。私程度のレベルの人間が見ても選手の能力が韓国の方が二枚も三枚も上でした。フェイント、カットイン、シュートなどなどあらゆる能力が韓国選手の方が上回っていました。日本チームはさらに練習を積んだとしても、差が縮まるという程度ではなくて、選手それ自体の能力そのものに差がありました。

 日本は男子も女子も韓国にはここのところずっと勝てません。それどころか韓国はアジア一番どころかメダルを争うほどのレベルなので、とても追いつける状況ではないのが実情です。たぶん韓国では小さいときから有望な選手を育てる仕組みができているのだと思います。

 日本でも野球やサッカーは小さいときから参加できるチームがあり、最終的にはプロのチームがいくつもあって能力のある選手はさらに全日本のチームに選ばれるというようにスポーツのすそ野が広くなっています。ですから韓国とも五分以上に戦うことができます。

 ところがハンドボールは小さいときから参加できるチームはほとんどないですし、部活のある中学校も少ないです。高校になって他競技からハンドボールに移って初めてプレイする人が多いと思います。ですからもともと運動能力が高い選手がハンドボールでは少ないのが実態だと思います。そしてさらに大学や実業団でプレイする人は少なくなってしまいます。ですから選手の育成で日本のハンドボール界は最初からハンデがあるとい得ます。

 日本が韓国に勝ち、さらに世界と戦うためにはサッカーのような選手の育成のシステムをつくらないと、もともともつ能力に差があるのですから勝てるようにはならないという感じがします。しかし、マイナースポーツなのでそのような体制をつくるだけの力はないでしょうね。ちょっと残念ですが、それが実態だと思います。