トーネードの無職生活

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フオン・クライスト元帥のインタビュー

2016-07-27 06:42:40 | 日記
 ニュルンベルク・インタビューという本を読んでいますが、その中でも興味があったフォン・クライスト元帥のインタビューを読みました。フォン・クライスト元帥はポーランド戦、フランス戦、独ソ戦と装甲部隊を指揮して戦った将軍です。特にフランス戦ではイギリス、フランス軍をダンケルクに追い込むのに重要な役割を果たしました。

 一番興味があったのは、独ソ戦で装甲部隊が一気に国境線を突破してソビエトの奥深く突進し多くのソ連軍の粉砕しましたが、部隊が突進する後を特別部隊がついていきました。それは何かといいますと、占領した地域のユダヤ人を皆殺していくという部隊でした。元帥がそのことを知っていたのか、全く知らなかったのか、この微妙なところを読むことができるかなと思ったわけです。

 元帥によると知らなかったというように読めました。確かに前線で戦っている部隊を指揮している指揮官が後方の事を考える余裕もなければ、情報もあがってこないと思うので、知らなかったというのもわからないではありません。しかし、前線には後方からの連絡などの将校も来るはずなので、皆殺し部隊がうろうろしていることが耳に入ってもおかしくないとも思えます。

 結局のところ、フォン・クライスト元帥がその皆殺し部隊の犯罪の罪を問われてニュルンベルクに捕らわれたわけではないので、元帥は知らなかったというニュアンスでの発言になっています。

 この辺は、国防軍とSSとの関係もかかわるところなので、余計なことはしゃべらないということになるのかなあと感じたものです。