トーネードの無職生活

無職生活で日常どのように過ごしいてるのか?
ウォーシミュレイションゲーム
日ごろ思ったことを書いていきます。

第二次世界大戦駆逐艦総覧を読んでいます

2015-11-02 07:06:04 | 日記
 第二次世界大戦駆逐艦総覧という本を読んでいます。第二次世界大戦の主要参戦国であるイギリス、フランス、アメリカ、ソ連、ドイツ、日本、イタリアだけではなく、当時駆逐艦に類する艦を持っていた国ごとに、その艦のクラスについて排水量、装備、そのクラスについての概要、装備の変遷、主要な戦績などが記載されています。

 今、ドイツについて書かれているところを読んでいますが、当時のすべての駆逐艦を掲載するということで、例えば、コロンビアの駆逐艦などという全く知らなかった国の駆逐艦についても記載されています。

 主要国だと世界の艦船という雑誌の別冊で国ごとに駆逐艦や巡洋艦、戦艦などについて、すべてのクラスの概要や船型などが書かれた本があり、ウォーシミュレーションゲームの参考に購入しましたが、主要国だけなのでそれ以外の小国の海軍の艦艇については全く知りようがありませんでした。ということで、これだけの情報を集めるというのはとんでもなくすごいことだと思います。

 確かにこの本の大部分は第二次世界大戦の主要国について記載されたものが大半を占めるのですが、目次を見てみるとチリ、コロンビア、デンマーク、ペルー、ポルトガルなど全く戦史にも登場しない国の駆逐艦が紹介されています。しかも、先に書いたように概要なども記載されているので、いやまあ、すごいの一言です。

 我が国の駆逐艦については色々な本がありますので、ここで記載されているより細かいこともわかりますが、日本以外の国については主要国といえども情報は少ないのでこの本は偉大です。

 ということで、読み始めてビックリしたのでした。


陸軍大学校を読んでいるところ

2015-11-01 07:02:27 | 日記
 陸軍大学校という本を読んでいるところです。陸軍大学校とは旧帝国陸軍で士官学校を卒業したのち、優秀な中尉、大尉レベルの将校が厳しい選考を経て入学できる陸軍の最高学府でした。将来の参謀や師団長などになるエリートでもありました。

 陸軍大学校を優秀な成績で卒業した者には、海外留学とか陸軍省、参謀本部などの陸軍の中枢組織で勤務することができました。そんなわけで、昭和の陸軍は師団長や参謀長、中央の幕僚などほとんどが陸軍大学校の卒業者で占められる結果となりました。これがまた参謀や中堅幕僚の下剋上を生み出した要因でもありまして、陸軍大学校の功罪でもあります。

 この本を読むと、明治の陸軍が設立された時期に、苦労して陸軍大学校というものを作ったことがわかります。そして、日清、日露の戦役でうまく機能したのでありますが、やはり大正、昭和と続いてくるうちに、陸軍といえども役所ですから官僚化がすすんでしまい、組織が硬直化して本来目指していたものとは方向性が違ってきてしまったようです。

 しかし、陸軍大学校で学んだ方が書かれたものを読むと、休む暇なく宿題などに追われていたようで、それが将来の役に立ったという話もあります。要は、陸軍大学校で学んだことをその後いかに生かしたか、さらに勉強を進めたかということになるのでしょう。どうも日本人の悪い癖で、その時には頑張っても、卒業してしまったらプライドだけは高くなって、その後は偉そうにするだけで進歩がないという輩が多かったように感じます。

 これから読むところが陸軍大学校の入学試験に関連したところなので、いったいどんな試験だったのか非常に興味があります。